Outlookフォルダを別のパソコンに移行する2つの方法
この記事では、Outlookフォルダを別のパソコン(別のPC)へ移行する簡単な方法を2つ提供しています。Outlookの「インポート/エクスポート」ツールと最高のサードパーティー製ツールです。ぜひ、お読みください。
概要
あるパソコンから別のパソコンにOutlookのメッセージ、連絡先、予定表、タスク、およびメモを移行したり、Outlookデータのバックアップを復元したりする必要がありますか?
以下の記事では、Outlookフォルダを別のPCへ移行する簡単な方法を2つをご紹介します。Outlookの「インポート/エクスポート」機能を使用するか、タスクを自動化するためにサードパーティー製のバックアップ ソフトを使用することができます。
Outlookを別のパソコン(Windows 11)に移行する理由
メール、連絡先、添付ファイル、メモ、予定表、タスクなどのOutlookデータを別のパソコンに移行・移動したい場合が多くあるでしょう。
- ★例えば:
- Outlookのあるアカウントから別のアカウントにメールを移動したいです。
- 新しいパソコンに買い替えるときは、今まで使っていたすべてのOutlookデータや設定を古いPCから新しいPCへ移行したいです。
- Outlook for WindowsからOutlook for MacにOutlookデータを移動したいです(ExchangeまたはGmailのメールボックスを別のOutlook、ExchangeまたはOffice 365のアカウントに移行したいです)。
- Outlookデータのバックアップを作成して別のパソコンに保存したら、誤削除、HDD故障、サイバー攻撃などによるデータ紛失を防ぐことができます。
「インポート/エクスポート」でPSTファイルを別のパソコンに移行する手順
ステップ 1. OutlookフォルダをPSTファイルとしてクラウドまたは外付けHDDにエクスポート
手順 1. Outlookを起動⇒「ファイル」タブ⇒「開く/エクスポート」⇒「インポート/エクスポート」をクリックします。
手順 2. 「インポート/エクスポートウィザード」画面で「ファイルにエクスポート」⇒「次へ」をクリックします。
手順 3. 「ファイルのエクスポート」画面で「Outlook データ ファイル (.pst)」⇒「次へ」をクリックします。
手順 4. 任意のフォルダを選択⇒「次へ」をクリックします。
- ✎注:
- 一度に1つのフォルダだけをエクスポートできます。
- フォルダの内容を全てエクスポートするには、「サブフォルダーを含む」にチェックを入れる必要があります。
手順 5. 「エクスポートファイル名」の下に、ファイルを保存するファイル名のフルパスが表示されるので、パスとファイル名を変更したい場合、「参照」をクリックして、バックアップファイルの名前と場所を選択することができます。ここでは、デフォルトのままで、「完了」をクリックします。
手順 6. 機密ファイルを保護するために、パスワードを設定してから、「OK」をクリックします。パスワードの設定はしてもしなくても先に進むことが出来ます。
ステップ 2. データを新しいPCのOutlookに復元またはインポート
手順 1. 新しいPCで、Outlookを起動⇒「ファイル」タブ⇒「開く/エクスポート」⇒「インポート/エクスポート」をクリックします。
手順 2. 「インポート/エクスポートウィザード」画面で「他のプログラムまたはファイルからのインポート」⇒「次へ」をクリックします。
手順 3. 「Outlook データ ファイル (.pst)」⇒「次へ」をクリックします。
手順 4. 「参照」をクリックして古いPCからエクスポートしたPSTファイル(バックアップ ファイルの名前と場所)を選択して「次へ」をクリックします。
手順 5. 一番上のフォルダ(通常、個人フォルダ、Outlookデータファイル、またはメールアドレス)が自動的に選択されます。「サブフォルダーを含む」はデフォルトで選択されます(つまり、選択したフォルダの内容がすべてインポートされます)。インポート先のフォルダを指定して「完了」をクリックします。
すべての情報が正常に移行されたことを確認した後、元のファイルを削除したり、バックアップとして保持したりできます。
「AOMEI Backupper」でOutlook 365を別のパソコンに移行する手順
Outlookの「インポート/エクスポート」機能を使って、Outlookフォルダをバックアップする方法はちょっと複雑だと思う場合、シンプルかつ柔軟で強力なバックアップソフトAOMEI Backupper Professionalを使って、Outlookのメッセージ、連絡先、予定表などをバックアップする方法もあります。
上述のように、Outlookの「インポート/エクスポート」機能は一度に1つのフォルダだけをPSTファイルとしてバックアップ・エクスポートできますが、AOMEI Backupperは制限なく複数のバックアップを作成できます。
- ✨「Outlookバックアップ」機能を提供しています。メール、添付ファイル、予定表、連絡先などのデータを内蔵/外付けHDD、USBメモリ、NASデバイス、ネットワークの場所、SDカード、クラウドサービスなどにバックアップできます。
- ✨「スケジュール」機能を使用して、Outlookデータを自動的にバックアップすることができます。デイリー、ウィークリー、マンスリー、イベントトリガーに設定することができます。
- ✨差分バックアップまたは増分バックアップを実行して、バックアップ時間もバックアップ容量も節約することができます。
このバックアップソフトをダウンロード、インストールした後、次のチュートリアルに従って、Outlookのバックアップ作成を始めましょう。Windows Serverユーザーの場合は、AOMEI Backupper Serverを選択してください。
手順 1. AOMEI Backupper Professionalを起動し、「バックアップ」⇒「Outlookバックアップ」をクリックします。
手順 2. 「Outlookのデータを追加」をクリックして、バックアップしたいメールアカウント(Outlookのフォルダ)を選択し、「はい」をクリックします。
手順 3. バックアップファイルを保存する場合(バックアップ先)を選択します。
手順 4. 必要があれば、「オプション」「スケジュール」「バックアップスキーム」でバックアップタスクをカスタマイズすることができます。 最後に、「開始」をクリックし、Outlookフォルダをバックアップします。
✍Outlookのバックアップを作成したら、それを使用して別のパソコンに復元することができます。 新しいパソコンで、AOMEI Backupper Professionalを開き、「復元」をクリックし、「タスクを選択」をクリックします。画面の指示に従って、Outlookの復元を完成させます。
Outlook移行に関するよくある質問
①. OutlookのPSTファイルを保護する方法は何ですか?
Outlookを起動→「ファイル」タブをクリック→アカウント情報から「アカウント設定」→「アカウント設定」を選択、「データファイル」タブ→「設定」をクリック→「Outlookデータファイル」画面で「パスワードの変更」をクリックします。「パスワードの変更」画面で、今使用中の古いパスワードと新しいパスワードの両方を入力します。初めてパスワード設定の場合は、使用中のパスワードを空欄にしておいて新しいパスワードから入力すれば結構です。パスワード確認のテキストボックスに新しいパスワードと同じパスワードを入力します。入力後にOKボタンをクリックします。
②. OutlookのOSTファイルを保護する方法は何ですか?
OSTファイルの保護方法はExchangeキャッシュモードを無効にすることです。まず、Outlookを起動→「ファイル」タブをクリック→アカウント情報から「アカウント設定」→「アカウント設定」を選択→「メール」タブをクリックします。次に、設定するアカウント(Exchangeのアカウント)→「変更」をクリック→「Exchangeキャッシュモードを使用して、Outlookデータファイルにメールをダウンロードする」チェックボックスをオフにして、「次へ」をクリックします。最後に、Outlookが「これらの変更を有効にするには、Outlookを再起動する必要があります」というメッセージが表示されるので、「完了」をクリックして、確認します。
③. Outlookのデータ損失を防ぐための良い方法はありますか?
最も簡単な方法はOutlookのデータを定期的にバックアップすることです。パソコン上のPSTファイルを他のデバイスにコピーするか、またはバックアップソフトを利用して、Outlookのデータを簡単にバックアップすることができます。
最後に
Outlookフォルダを別のパソコンに移行する2つの方法は以上です。Outlookには、Outlookフォルダをインポートおよびエクスポートするための機能がありますが、操作が少し複雑ですし、いくつかの制限があります。そのため、最高のバックアップソフトAOMEI Backupperのバックアップ&復元機能を試してみて、Outlookのデータを別のPCに高速かつ簡単に移行することができます。また、それは、起動問題なしにHDDをSSDに交換できる強力なディスククローン作成ソフトでもあります。