WindowsでSSDパーティションを削除できない問題への対処法

この記事では、一般的な問題の原因や、より安全で効果的な対処法に焦点を当て、手順を分かりやすく解説します。失敗やデータ損失のリスクを最小限に抑えつつ、確実に問題を解決する方法について詳しく知りたい方は、このガイドをぜひご覧ください。

Yoyo

By Yoyo 最終更新日 2024年01月12日

共有: instagram reddit

はじめに

近年、SSD(Solid State Drive)の利用が広まり、高速で信頼性がありますが、ユーザーが直面する問題の一つに「SSDパーティションを削除できない」という課題があります。本記事では、この問題に対するユーザー実例、原因、対処法、さらにはAOMEI Backupper Professionalを使用したより安全かつ簡単な方法について解説します。最後に、よくある質問とそれぞれの解決策、そしてまとめを紹介します。

ssd

ユーザー実例:SSDパーティションを削除できない

多くのユーザーがSSDパーティションの削除に関する様々な課題に直面しています。一般的な実例として、以下が挙げられます。

  • エラーメッセージの表示:パーティションの削除を試みる際に、エラーメッセージが表示されることがあります。このエラーメッセージは原因の手がかりとなります。

  • 削除オプションが非アクティブ:パーティションを削除しようとしても、削除オプションが灰色になり選択できないという状況が発生することがあります。

これらの実例からも分かるように、SSDパーティションの削除には様々な問題が潜んでいることがあります。

SSDパーティションを削除できない原因

SSDパーティションを削除できない原因はさまざまですが、以下がその主な要因です。

👉システムファイルの保護:Windowsなどのオペレーティングシステムは、一部のシステムファイルを保護しており、これらが削除の障害となることがあります。

👉アクティブなプロセスやアプリケーション:パーティションがアクティブなプロセスやアプリケーションによって使用されている場合、削除ができないことがあります。

👉エラーまたは損傷したセクター:SSD内の一部のセクターがエラーまたは損傷している場合、パーティションの削除が制限されることがあります。

SSDパーティションを削除できない対処法

SSDパーティションを削除できない際には、以下の対処法を試してみることが役立ちます。

1. システムファイルの保護の解除

一時的にシステムファイルの保護を解除することで、パーティションの削除が可能になることがあります。以下はその手順です。

ステップ 1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。

ステップ 2. diskpartと入力してEnterを押します。

ステップ 3. list diskを入力して、接続されているディスクの一覧を表示します。

ステップ 4. 上記のコマンドで表示されたディスクの中から、削除したいパーティションが存在するディスクの番号を選択します。select disk [ディスク番号]コマンドで選択します。ここでは [ディスク番号] に対象のディスクの番号を入力します。

ステップ 5. 次に、attributes disk clear readonlyコマンドを入力して、ディスクの属性を変更し、読み取り専用を解除します。

これで、システムファイルの保護が解除され、パーティションを削除する準備が整いました。なお、この手順は慎重に実行する必要があります。正確なディスク番号を選択し、注意深く手順を進めてください。

2. アクティブなプロセスやアプリケーションの終了

タスクマネージャーを使用して、アクティブなプロセスやアプリケーションを終了させることで、パーティションの削除が可能になることがあります。以下は手順を紹介します。

ステップ 1. タスクバーで右クリックし、メニューから「タスクマネージャー」を選択します。または、キーボードから「Ctrl + Shift + Esc」を同時に押しても開くことができます。

ステップ 2. タスクマネージャーが開いたら、「詳細」または「プロセス」タブを選択します。これにより、実行中のプロセスやアプリケーションの一覧が表示されます。

ステップ 3. 特定したプロセスやアプリケーションを選択し、画面下部にある「終了タスク」ボタンをクリックします。または、プロセスを右クリックして「終了」を選択します。

ステップ 4. プロセスを終了させると、確認ダイアログが表示されることがあります。その際には「終了」または「はい」を選択して、プロセスを強制終了させます。

これで、アクティブなプロセスやアプリケーションが終了され、パーティションの削除が可能になります。なお、注意が必要なプロセスやアプリケーションは終了させないようにし、大切なデータが保存されている場合は事前に保存しておくことをお勧めします。

3. セクターエラーの修復

ツールを使用してSSD内のセクターエラーを検出・修復することで、削除できない問題が解決される可能性があります。

ステップ 1. コマンドプロンプトの起動:検索ボックスに「cmd」と入力し、コマンドプロンプトを管理者として実行します。

ステップ 2. chkdskコマンドの実行:コマンドプロンプトが管理者権限で起動されたら、以下のコマンドを入力してEnterキーを押します。

chkdsk [ドライブレター]: /f /r

ここで、[ドライブレター]はセクターエラーを修復したいドライブのアルファベットで置き換えてください。例えば、Cドライブの場合はchkdsk C: /f /rとなります。

ステップ 3. 確認メッセージの受け入れ chkdskはドライブが使用中である場合、システムの再起動を要求することがあります。その場合には、Yを入力し、Enterキーを押して確認します。

ステップ 4. 再起動:システムの再起動が必要な場合、再起動を許可します。再起動後、chkdskがドライブをスキャンし、エラーを修復します。

ステップ 5. 修復完了:プロセスが完了すると、エラーの修復結果が表示されます。エラーが見つからなかった場合でも、セクターエラーの修復プロセスは実行されました。

より安全かつ簡単な方法でSSDパーティションを削除する方法

AOMEI Backupper Professionalは、優れたディスク消去機能を提供するソフトウェアです。このプログラムを使用すると、ディスクを迅速かつ徹底的に消去し、内部のデータを完全に復元不可能にします。ディスク全体、特定のパーティション、または未割り当て領域を選択して効果的に消去でき、Windowsシステム全体(Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XP)をサポートしています。

以下はAOMEI Backupper Professionalを使用してSSDパーティションを削除する手順です。

ステップ 1. AOMEI Backupperをダウンロードしてインストールし、起動します。左側の「ツール」タブをクリックし、「ディスク消去」を選択します。

ステップ 2. 「ディスク消去」をクリックした後、「消去タイプ」を選択するページに移動します。「パーティションまたは未割り当て領域」と「ディスク」2つのタイプが選択可能です。ここでは「ディスク上のパーティションまたは未割り当て領域を消去」を選択します。

ステップ 3. 消去したいパーティションを選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ 4. 「消去方式」ページで、「全セクタにゼロを書き込む(安全、速い)」を選択します。その後、「開始」をクリックして消去プロセスを実行します。

ステップ 5. 消去プロセスのページに移動します。プロセスを停止する場合は、「キャンセル」をクリックします。操作が完了したら、「終了」をクリックします。

SSDパーティションの消去に関するよくある質問

Q:パーティションを消去するときの注意点はありますか?

A:パーティションを削除すると、その中のデータが永久に失われるため、慎重に行う必要があります。重要なデータはバックアップを取っておくことが勧められます。

Q:SSDパーティションを消去する理由は何ですか?

A:新しいデータを格納するためにスペースを確保したり、データのセキュリティを確保するために古いデータを完全に削除するためです。

まとめ

SSDパーティションを削除できない問題は、さまざまな原因に起因することがありますが、ユーザー実例、原因、対処法、そしてAOMEI Backupper Professionalを使用したより安全かつ簡単な方法について理解することで、問題に効果的に対処できるでしょう。常に慎重に手順を実行し、データのバックアップを忘れずに行うことが大切です。SSDパーティションの削除に関する問題に直面した場合は、本記事を参考にして解決に導いてください。

Yoyo
Yoyo · この記事を書いた人
Yoyoは、AOMEI Technology会社の編集者としてパソコンに関わるヘルプドキュメント、基礎知識、リソースなどを書いています。そのほか、バックアップ&復元、クローン、ディスク&パーティションの管理、クラウドファイルの同期などの記事もたくさん持っています。情報技術とウェブ関連の分野に情熱を傾けつつ、ゲームも大好きです。新しいテクノロジーに常に興味津々で、読者に最新情報を提供することを心掛けています。