「エラー修復」2088958MBを超えるボリュームは、保護できません

概要:Windows Server 2008/2008 R2の「Windows Server バックアップ」でバックアップを作成する時に「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」というエラーメッセージが表示されます。この記事では、対処法や「Windows Server バックアップ」の代替ソフトをご紹介します。

Akira

By Akira 最終更新日: 2022年03月30日

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症状

Windows Server 2008/2008 R2で「Windows Server バックアップ」を使用して、2088958メガバイト(MB)以上のボリュームをバックアップしてみる時に「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」というエラーメッセージを受け取るかもしれません。

つまり、「Windows Server バックアップ」でバックアップを作成する場合、2TBを超えるボリュームをバックアップの対象として指定できません。

原因

ボリュームをバックアップするために「Windows Server バックアップ」はVirtual Hard Disk(VHD)というファイルを作成します。VHDファイルをマウントまたは復元しやすいですが、そのサイズには2TBの制限があります。そのため、2088958MB(2TB)を超えるボリュームは、保護できません。

ソリューション

Microsoftはもうこの問題に気づいて、そして最大64TBをサポートできるVHDXファイルがWindows Server 2012で紹介されました。「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」という問題を修復するために、Server 2012あるいはより新しいバージョンにお使いのサーバーをアップグレードできます。

もし、現在使用しているサーバーシステムをアップグレードしたくないなら、ほかの解決策もあります。それは、ボリューム全体ではなく、一部のボリュームやファイルだけをバックアップするという方法です。

1. 「Windows Server バックアップ」を開きます。「バックアップ1回限り」または「バックアップスケジュール」をクリックして、バックアップジョブ(タスク)を設定します。

バックアップ一回限り

2. そして、ウィザードに従ってバックアップの設定を開始します。「バックアップの構成の選択」画面で、「サーバー全体」の代わりに「カスタム」を選択します。

カスタム

3. バックアップに含めたい項目(特定のボリュームやファイル)を追加します。

項目の選択

4. そして、バックアップイメージを保存する場所を指定します。

バックアップ先の選択

5. 「確認」画面で「バックアップ」をクリックして、バックアッププロセスを開始します。

バックアップ

【補足】Wbadminを使用して、コマンドプロンプトからファイルやフォルダのバックアップを作成することもできます。

しかし、Windows Server 2008または2008 R2の「Windows Server バックアップ」を利用する場合、バックアップにはボリュームやファイルしか含むことはできません。こういう時に、サードパーティ製のソフトウェアを使用してバックアップをより柔軟に作成することができます。

Windows Server バックアップの代替品

AOMEI Backupper ServerはWindows Server 2008/2008 R2/2012/2012 R2/2016/2019/2022向けのバックアップと復元プログラムであり、多くの高度なバックアップ機能を備えます。システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップが簡単かつ効率的に作成できます。ニーズに応じて、実行したいバックアップ種類を選択できます。

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バックアップタブ

主な機能は次のとおりです。
バックアップスケジュールまたはフル/増分/差分バックアップの作成ができます。バックアップに含まれているデータを定期的に自動バックアップできるし、より少ないディスク容量が必要です。
多くの記憶装置とファイルシステムに対応します。バックアップの対象を保護できないこと、やバックアップの保存先を使用できないことを心配する必要はありません。
異なるハードウェアまでの復元もできます。必要な場合、異なるハードウェアを搭載した別のサーバーへサーバーシステムを復元できます。
システム/ディスク/パーティションのクローン作成できます。OSだけやHDD全体を別のHDDまたはSSDなどへコピー、移行、転送できます。
ディスクスペースの管理もできます。完全なバックアップバージョンを維持した上で、以前の古いイメージファイルを自動的に削除し、ディスク容量を節約します。
イメージの圧縮、暗号化、分割、電子メール通知など、他のバックアップオプションをたくさん持っています。

直感的にわかりやすいUI(ユーザーインターフェイス)なので、誰でも簡単に使えます。バックアップを作成する時に、ボリュームのサイズに制限がないため「2088958MBを超えるボリュームは、保護できません」というエラーが発生しません。今すぐ、AOMEI Backupper Serverの30日間体験版をダウンロードして試してみませんか?

Akira
Akira · この記事を書いた人
Akiraは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。