My Passportへ自動バックアップする2つの方法|安全かつ効率

ポータブルHDD『My Passport』は、PC上のファイルをWD Passportドライブに自動バックアップできるWD Backupソフトウェアを備えています。しかし、動作環境の制限や一部の機能制限があります。大切なファイルを保護するために、WD Backupの代替ソフトウェア「AOMEI Backupper」でMy Passportへの自動バックアップを実行することをお勧めします。

Akira

By Akira 最終更新日: 2024年08月30日

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WD My Passportドライブについて

WD(ウエスタンデジタル)の外付けハードディスク「My Passport」!

My Passportは、外出先でも安心して使える信頼性の高い大容量ポータブルストレージです。コンパクトでスタイリッシュなデザインは手のひらに収まり、写真、ビデオ、音楽、ドキュメントを簡単に保存・整理できます。さらに、WD Backupソフトウェアとパスワードロック機能を備えているため、大切なデジタルコンテンツを安全に持ち運ぶことが可能です。

My Passportは、購入後、本商品に添付されているUSB 3.0ケーブルとつなぐだけですぐに利用できます。文書ファイルや写真、動画などの転送、保存、バックアップがすぐに行えます。USB 3.0接続なので、速度も速いです。WDのハードディスクは3年保証があるので、大切なデータを保有するものだけに、長く安心して使えます。

WD My Passportドライブ

💛補足:My Passportのディスク容量は1TB/2TB/3TB/4TBで、Windows 11/Windows 10/Windows 8.1/Windows 8/Windows 7に対応しています。Macの方には、Mac用ポータブルストレージMy Passport for Macもあります。

My Passportには、WD Backup(スケジュールに合わせて自動的にバックアップできる機能がある)やWD Security(パスワードロックと256ビットAESハードウェア暗号化などのセキュリティ機能がある)など、データ保護に必要なソフトウェアがすべて搭載されています。また、さまざまなソーシャルメディアに対応するWD Discoveryソフトウェアも搭載されています。

🌱豆知識:

WD Discoveryを使用すれば、Facebook、Dropbox、Google Driveなどの一般的なソーシャルメディアやクラウドストレージサービスに接続できます。写真、ビデオ、ドキュメントをMy Passportドライブにインポート、整理、共有して、オンラインのソーシャルメディアコンテンツをバックアップできます。バックアップ先としてお使いのDropboxのアカウントを指定することも可能です。

★要するに、My Passportでできるコトは、主に下記の3点です。
写真やファイルなどデータの保管
Windows のフォルダを自動バックアップ
パスコードロックによるデータの暗号化

WD Backupソフトウェアについて

WD Backupの概要

上述のように、My PassportドライブにはWindows用WD Backupソフトウェアのインストーラーが格納されています。WD Backupソフトウェアを使えば、写真、ビデオ、音楽、ドキュメントを確実に保護できます。スケジュールに合わせて、接続しているPCの指定フォルダをMy Passportへ自動的に実行するよう設定できます。

「PC内のどのファイルをバックアップするか」を選べるのはもちろん、お使いのシステムからMy Passportドライブに重要なファイルをバックアップする時間と頻度を数回クリックだけで指定できます。

*スケジュールは毎時、毎日、毎月の3つから選択できるので、間隔を短くすればするほど失ってしまったファイルを取り戻せる確立は高くなります。

さらに、DropboxへのバックアップやDropbox上のファイルもバックアップすることができます。

ご存知のように、Windows10にもバックアップ機能が備わっていますが、WD Backupソフトウェアよりも多くの制限があります。例えば、どのファイルをバックアップするかはWindows標準バックアップツールでも指定できますが、曜日や日時などの細かい条件を指定したいのであればWD Backupが使いやすいです。
また、WD Backupは最小のPCリソースのみを使用し、バックグランドで静かに動作、ファイルの追加・変更のたびに、瞬時にバックアップを実行するというメリットもあります。

WD Backupの使い方

⭐Windowsに標準搭載されている機能「システムイメージの作成」を使って、環境をまるごとバックアップすることができます。

  • この機能を使うには、Windows10の「設定」画面から「更新とセキュリティ」-「バックアップ」に移動し、「バックアップと復元(Windows 7)」のリンクをクリックします。バックアップしたデータでWindows環境を復旧するには、「設定」の「更新とセキュリティ」にある「回復」から行います。

  • ここで「PCの起動をカスタマイズする」の項目にある「今すぐ再起動」をクリックし、再起動後に「トラブルシューティング」-「詳細オプション」-「イメージでシステムを回復」を選び、画面の指示に従って復旧していきましょう。Windowsが起動しなくなった場合は、「回復ドライブ」を使えばバックアップしたシステムイメージで復旧することが可能です。

👉Windows10/11で回復ドライブを作成する方法

次は、WD Backupを使用して、指定したファイル/フォルダを定期的に自動バックアップする方法についてご紹介しましょう。※注:My Passportドライブをパソコンと接続することを忘れないでください。

🌱豆知識:

なお、WD Backupは差分バックアップとも呼ばれます。前回のバックアップから変更されたファイルだけをコピーする方式はサポートされています。バックアップ対象のファイルが大量にあっても、大きくても、定期的なバックアップ作業は短時間で簡単に完了できます。これまで手作業で行っていたバックアップ作業から解放されます。

ステップ 1. 公式ウェブサイトからバックアップツール「WD Backup」をダウンロードするか、My Passportドライブに含まれているWDソフトウェアインストーラーから「WD Backup」をインストールします。

ステップ 2. WD Backupのセットアップ中に「ファイルをバックアップ」をクリックして、最初のバックアッププランを作成します。

ファイルをバックアップ

ステップ 3. 「My Passport」をバックアップ先のドライブとして選択して「次へ」をクリックします。※注:バックアップ先は、My Passportだけでなく、クラウドストレージの「Dropbox」も選択可能です。

ドライブの選択

ステップ 4. 「スケジュールを編集」をクリックしてMy Passportの自動バックアップを設定します。そして、バックアップ対象のファイル(フォルダー)を編集・選択します。※注:バックアップを取る頻度には「毎時」「毎日」「毎月」は選択可能です。

スケジュールを編集

ステップ 5. 設定完了後に「バックアップ開始」をクリックして、My Passportの自動バックアップを作成します。

🌟ヒント:
  • バックアッププランが作成されると、後は自動的にバックアップが行われます。

  • ウィザードに従ってバックアップを行う時間やバックアップ対象のファイル/フォルダを選択します。細かな設定を行なえば、スケジュールに従って自動バックアップを作成します。なお、デスクトップ上に作成されるWD Backupのアイコンをダブルクリックして起動すれば、バックアップの設定をいつでも自由に変更できます。

  • バックアップしたファイルを復元するには、WD Backupの「復元」タブを開き、復元する場所や対象のファイル(フォルダ/ファイル単位で復元が可能)を指定します。この際、バックアップした日時を選択することも可能です。例えば、ファイルの内容を消した上で間違って上書き保存してしまったといったケースでも、それ以前に取得したバックアップを指定して復元することにより、間違って消してしまう前の状態に戻せます。

しかし、WD Backupはデバイスを検出できないか、正常に機能しない場合はあります。こういう場合は、WD Backupの代替ツールAOMEI Backupperを使うことができます。

👉Windows 11/10/8/7でWD Backupが機能できない時の対処法

WD Backupの代替ソフト(より柔軟な方法)でMy Passportをバックアップ

AOMEI Backupper StandardはWindows11、10、8、7、XP、Vista向け無料バックアップソフトです。それを使用して、PCからMy Passportドライブへ、またはMy PassportドライブからPCへファイルを簡単にバックアップできます。

  • 大切なデータを守るために、様々なオプションを使用できます。WD Backupの代替品として、スケジュールを設定して、バックアップを自動的に実行したり、増分モードで毎回変更されたファイルだけをバックアップしたりすることができます。

  • そのほか、イメージファイルの圧縮レベル、タスクの優先順位、電子メール通知を設定したり、コメントを入力したりすることができます。

  • Professional版にアップグレードすると、もっと高度な機能を使用できます。例えば、イメージファイルの分割、ファイルフィルタ、スケジュールされた差分バックアップ、バックアップスキームの設定、異なるハードウェアへの復元などは使用可能です。

👉システムイメージを異なるハードウェアまで復元する方法

次は、強力なバックアップフリーソフトAOMEI Backupper Standardを使用して、指定したファイル/フォルダを定期的に自動バックアップする方法についてご紹介しましょう。※注:My Passportドライブをパソコンと接続することを忘れないでください。

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ステップ 1. AOMEI Backupper Standardを起動します。「バックアップ」タブをクリックしてから「ファイルバックアップ」を選択します。※注:必要に応じて、パーティション、システムまたはディスク全体をバックアップすることもできます。

ファイルバックアップ

ステップ 2. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックして、バックアップしたいファイル/フォルダを選択します。そして、パソコンに接続されているMy Passportをバックアップ先のドライブとして選択します。

ファイルを追加

NAS/共有フォルダまたはクラウドストレージにファイルをバックアップしたり、NAS/共有フォルダまたはクラウドストレージ上のファイルをバックアップしたりすることができます。

ターゲットバス

アドバンスト版の場合、フィルタを設定して、特定の拡張子を持つファイルを包含または除外することができます。

フォルダの追加

オプション

ステップ 3. My Passportの自動バックアップを作成するために、「スケジュール」をクリックして「デイリー」「ウィークリー」「マンスリー」を選択することができます。さらに、特定の時刻や時間間隔などを設定することもできます。増分バックアップがデフォルトでは実行されます。

スケジュール

上位版にアップグレードすると、差分バックアップなど、より多くのオプションを使用できます。また、作成されたイメージファイルは多くのWD Passport容量を占有したくない場合は、「スキーム」を設定して古いバックアップを自動的に削除できます。

ステップ 4. 「開始」をクリックして、My Passportの自動バックアップを作成します。

開始

パソコン上のファイルをWD My Passportドライブにバックアップする方法は以上です。もちろん、AOMEI Backupperを使用して、My Passport上のファイルをパソコン、外付けHDD、ネットワーク場所、クラウドストレージなどにバックアップすることもできます。

また、AOMEI Backupper Professionalの「クラウドバックアップ」を選択してAOMEI Cloudにバックアップできます。AOMEI Cloudには1TBの空き容量があります。いつでもどこでも、AOMEIカウントにログインすれば、すぐにファイルを復元することができます。ディスクの紛失や損傷を心配する必要はありません。

クラウドバックアップ

必要があれば、AOMEI Backupperの「復元」機能を利用してバックアップからファイルを簡単に取り戻すことができます。

👉バックアップからファイルやフォルダを復元する方法

結論

My Passportドライブ専用バックアップツール「WD Backup」を使用して、自動ファイルバックアップを作成できますが、お使いのパソコンと互換性がない場合、バックアップ作成に失敗した場合、ニーズを満たせない場合、WD Backupの代わりにあるAOMEI Backupperを使用できます。Windows11/10/8/7でMy Passportへの自動ファイルバックアップを簡単かつ迅速に作成できます。

それに加えて、AOMEI Backupperのクローン機能はディスク移行にも役立ちます。HDDを小容量SSDにクローン、SSDから別のSSDにクローン、OSのみを新しいHDDにクローンできます。興味のある方は、ぜひダウンロードして試してみましょう~

Akira
Akira · この記事を書いた人
Akiraは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。