解決策3つ:Win11/10/8/7でバックアップが97%から進まない
Windowsのバックアップが97%で止まってしまい、どうすればよいのかわからない場合に効果的な解決策を得るためにぜひこの記事を読んでください。可能な解決策とより簡単なバックアップ方法について紹介します。
問題:Windowsのバックアップが97%で止まる
Windowsには、「バックアップと復元(Windows 7)」と「ファイル履歴」という2つのバックアップユーティリティが標準搭載されています。「バックアップと復元」はシステム全体やHDD内のデータをバックアップするためのツールで、「ファイル履歴」はユーザーフォルダ内の重要なファイルをバックアップするためのツールです。
一見すると、これらのWindowsバックアップツールは簡単で使いやすいように思えます。しかし、実際にはバックアップが進行中に12%、57%、または97%で止まってしまい、バックアップが完了しないという問題がよく発生します。
以下は、あるユーザーがYahoo!知恵袋で共有した体験談の一例です:
Windows 7の「バックアップと復元」を使用してシステムイメージをUSBメモリに作成しようとしたところ、進行状況が97%で止まり、それ以上進みませんでした(丸一日待っても変化なし)。エラーがないことを確認済みのUSB外付けドライブを使用しましたが、2台のパソコンどちらでも同じ問題が発生しました。
バックアップにかかる時間は?
このように、バックアップの進行が途中で止まる現象はよく見られますが、実際にバックアップにかかる時間は、バックアップ対象のデータ量や使用するストレージの種類、バックアップの方法によって異なります。
バックアップ先がHDDの場合、書き込み速度が遅いためバックアップに時間がかかりますが、バックアップ先がSSDや高速USBメモリの場合、書き込み速度が速いため、バックアップ時間を短縮できます。
一般的に、初回のバックアップは時間がかかることが多く、増分バックアップ(通常は最初のバックアップの後に増分バックアップを実行します)では比較的短時間で完了します。
- 小規模な「ファイル履歴」バックアップ(数GB以下):数分~30分
- 中規模な「バックアップと復元」のシステムイメージ作成(10GB~100GB):1~3時間
- 大規模なシステム全体のバックアップ(100GB以上):3時間以上
バックアップにかかる時間が一般的な所要時間を超える場合は、対策を試すことができます。もしそうでない場合は、バックアップが完了するまでしばらくお待ちください。
Windowsのバックアップが97%で止まる問題を解決する方法
Windowsバックアップが実行されているが、長い間に完了していない場合は、以下の方法で解決してみましょう。
方法1:ファイルシステムのエラーをチェックします
ステップ 1. 検索ボックスに「cmd」と入力し、出ていた検索候補ウィンドウに「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
ステップ 2. コマンドプロンプトのウインドウに「chkdsk D: /r /x」と入力してEnterを押します。「D」をバックアップするドライブのドライブ文字に置き換えてください。
📋 メモ:
👉 ここで使用されるパラメータの意味について:
●「/r」はドライブ上の不良セクタを特定して修復します。また、読み出し可能なデータを回収します。
●「/x」は、プロセスが開始する前にNTFSドライブを強制的にマウント解除します。👉システムに関するドライブのファイルシステムをチェックするには、次回の起動前に行うようにこのツールによる求められます。「Y」を入力して操作を確認します。
ステップ 3. 「exit」と入力し、Enterを押してコマンドプロンプトを閉じます。
方法2:アンチウイルスソフトとファイアウォールを一時的にオフにします
たまに、ウイルス対策ソフトウェアまたはファイアウォールによってWindows 7/8/10のバックアップが止まることがあります。それらのソフトを一時的に無効にしてみてください。ウイルス対策ソフトウェアはコンピュータのセキュリティを確保するために非常に重要であるため、バックアッププロセスが完了したらすぐに有効にしてください。
方法3:スタートアッププログラムを全部無効にします
ステップ 1. タスクバーを右クリックしてポップアップウィンドウに「タスク マネジャー」をクリックします。
ステップ 2. タスクマネジャーの「スタートアップ」タブをクリックし、全てのスタートアッププログラムを無効にします。
ステップ 3. パソコンを再起動して、もう一度バックアップを実行します。
ステップ 4. バックアップが無事に完了したら、必要に応じてスタートアッププログラムを有効状態に戻します。
おすすめ:フリーソフトウェアでWindowsを気楽にバックアップする
せっかくバックアップを取ろうと思ったのに、途中で止まってしまうことがありますよね。こんな状況になると、どんな方法を試しても修復が難しく、非常にストレスを感じることでしょう。Windowsに標準搭載されているツールでは、限界を感じることも多いかもしれません。そんな時におすすめしたいのが、「AOMEI Backupper Standard」です。
AOMEI Backupper Standardは、信頼性の高いバックアップ&復元フリーソフトで、システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップの4つのバックアップ機能を提供しており、さまざまなニーズに対応できます。
また、Windows XP、Vista、7、8、8.1、10、11(32ビットおよび64ビット)に対応しており、安心して使用できます。今すぐダウンロードして、バックアップをスムーズに行いましょう。
なお、Windowsサーバーをご利用の方には、AOMEI Backupper Serverもご用意しています。
では、下記の手順に従って、AOMEI Backupperでシステムをバックアップする方法を学びます。
ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをインストールして実行します。メインインタフェースに「バックアップ」タブをクリックしてから「システムバックアップ」を選択します。
ステップ 2. デフォルトで、システムパーティションと起動に必要なパーティションが自動的に選択されます。バックアップイメージを保存する場所だけを選択すればよいです。ローカルディスク、外付けHDD、USBメモリ、NAS、クラウドストレージなどの場所をサポートします。
ステップ 3. 操作の設定を確認してから「開始」をクリックします。
-
オプション:メール通知、バックアップ圧縮、タスクコメントなどの設定を行い、また、セクタ単位のバックアップを設定します。
-
スケジュール:自動バックアップを設定できます。毎日、毎週、毎月、USB挿入、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)の5つの自動バックアップモードをサポートしています。さらにフル/差分/増分バックアップも選択できます(増分バックアップを利用するには、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードする必要があります)。
-
スキーム:バックアップファイルの自動クリーンアップを設定できます(Professional版で利用可能)。
★ Windows OSのバックアップをより効率的に行うことができる
【補足】ここでは、システムバックアップを作成するもう一つの選択を提供しています。AOMEI OneKey Recovery(OKR)を利用して、回復パーティションを直接作成して、システムを回復パーティションにバックアップすることができます。その回復パーティションを利用して、簡単かつ高速にシステムを復元することができます。
まとめ
Windowsバックアップが途中で止まる問題を解決するには、この記事で紹介した3つの解決策を試してみてください。
さらに、より高度なバックアップツールをお探しなら、AOMEI Backupperはきっとご満足いただける製品です。AOMEI Backupperはバックアップ機能にとどまらず、HDDをSSDにクローンすることもでき、起動障害からコンピュータを復元するための回復環境を作成することも可能です。
最高の個人向けWindowsバックアップフリーソフト
また、Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(R2を含む)をお使いの方には、AOMEI Backupper Serverをお試しいただければ、さらに多機能を活用できます。
この記事が少しでもお役に立てたのであれば嬉しく思います。もしご質問がございましたら、どうぞ遠慮なくお知らせください。サポートメールアドレスはsupport@aomeitech.comです。最後までお読みいただき、ありがとうございました。