解決済み:このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります

Windows 11/10/8/7でシステムの復元を実行する時に「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」エラーが表示されるかもしれません。この記事では、その原因と対処法についてご紹介します。

ゆき

By ゆき 最終更新日 2024年08月27日

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ユーザー事例:「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」エラーが発生した

Windows10のアップデート後にWindowsが起動できなくなり、自動修復もうまくいきません。青い画面になるので、トラブルシューティングの詳細オプションからシステムの復元を実行しようとすると復元ポイントが表示されていましたので、それを選択して進むとCドライブ「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」となっており、そこから先に進むことができませんでした。

Cドライブのシステムの保護を無効から有効にすることができれば、復元ポイントまで戻せるのではないかと思ったのですが、可能でしょうか。

実は、上述と同じエラーメッセージが、システムの復元を行う時によく発生します。このエラーメッセージが表示されると、復元プロセスが途中で中断される場合があり、結果としてシステムの安定性やデータの整合性に影響を及ぼす可能性があります。

特に、システムの復元を試みる際には、多くのデータや設定が関わってくるため、このエラーメッセージに対する適切な対処が必要です。そのため、エラーメッセージの原因を特定し、正しい手順を踏んで解決することが非常に重要です。この記事では、その原因と対処法についてご紹介します。

システム復元のためにシステムの保護を有効にする必要がある

Microsoftにより、「システムの保護」は、コンピュータのシステムファイルと設定に関する情報を定期的に保存したり、バックアップを取る機能です。これは、変更されたファイルの以前のバージョンを復元ポイントに保存します。インストーラーまたはデバイスドライバーなど、重要なシステムイベントの前に、復元ポイントを作成します。

🔔注意:
  • Windowsが入ったドライブの「システムの保護」はデフォルトで有効になっています。しかし、他のアプリケーションによって無効にされるかもしれません。

  • NTFSファイルシステムでフォーマットされたドライブのみ、システムの保護を有効にすることができます。

🌞次のような状況でシステムの保護が非常に役に立ちます:

❶お使いのパソコンの調子が悪い場合や、動作が遅くなる場合、「システムの復元」を使用してコンピュータのシステムファイルおよび設定を以前の復元ポイントの状態に戻すことができます。

❷ファイルまたはフォルダを間違って変更、削除する場合、それらを復元ポイントとして保存された以前のバージョンに復元することができます。

【関連記事】システムの保護 - 復元ポイントの作成【Windows 10】

上述のとおり、復元のためにシステムの保護を有効にする必要があります。さもないと、【セーフモード】と【システムの復元】ウィンドウに入ることができません。次は異なる場合により、システムの保護を有効にする方法についてご紹介します。

Windows 11/10/8/7で問題を解決する2つの方法

コマンドプロプトコントロールパネル、両方からシステムの保護を有効にして「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」という問題を解決できます。

CMDでシステムの保護を有効にする

ほとんどの場合、システムの復元は災害復旧に使用されるため、「詳細オプション」の「コマンドプロンプト」を使うのは最も一般的な方法です。コマンドプロンプト(CMD)を起動できれば、次の手順に従ってください。

1. 上述のようにWindowsが起動できない場合、「詳細オプション」から「コマンドプロンプト」を起動します。

2. 「net start vss」コマンドを入力してEnterキーを押します。

3. 「Rstrui.exe /offline:C:\windows=active」コマンドを入力してEnterキーを押します。

4. すると、システムの復元をオフラインで実行します。完了後、コンピュータを再起動して、以前の状態に戻すかどうかを確認します。

コントロールパネルでシステムの保護を有効にする

Windows環境でシステムの保護を有効にする方法もあります。Windows 10を例としましょう。

システムの保護を有効にする

1. 「スタートボタン」>「Windowsシステムツール」>「コントロールパネル」>「システムとセキュリティ」>「システム」>「システムの保護」をクリックします。

2. 保護したいドライブを選択します。通常はCドライブを選んで「構成」をクリックします。

構成

3. 「設定の復元」欄から「システムの保護を有効にする」オプションに切り替えます(補足:Windows 7の場合、「システム設定とファイルの以前のバージョンを復元する」に切り替える)。そして「適用」または「OK」をクリックします。

これで、作成された復元ポイントを利用してシステムを以前の状態に戻すことができます。

問題を解決するより良い方法

上が述べた方法は便利ですが、「システムの保護を有効にする」オプションがグレーアウトになる場合や消える場合があるかもしれません。更に、コマンドプロンプトを起動できない場合もあるかもしれません。

幸いなことに、次は「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」問題を解決するより良い方法についてご紹介します。

( -`ω-)b推奨方法~

AOMEI Backupper Standardは、Windows OS向けバックアップ&復元フリーソフトです。重要な個人ファイルやオペレーティングシステムの保護に役立ちます。具体的に言うと、提供された「システムバックアップ」機能はシステムイメージを作成できます。また、毎日、毎週、毎月など、定期的にバックアップを自動作成できます。それにその「増分バックアップ」はターゲットディスクの容量を節約できます。必要があれば、作成したシステムイメージを復元できます。

※補足:AOMEI OneKey Recoveryを利用すると、ワンキーで回復パーティションを作成してシステムをバックアップしたり、システムに問題が発生した場合にイメージファイルを利用してパソコンを復元したりすることもできます。

システムバックアップ

そのほか、「ブータブルメディアの作成」という機能を備えます。これは、Windows 11/10/8/7動作環境を含む起動可能なUSBメモリやCD/DVDを作成できます。システムが起動しない場合にはこのブータブルメディアは非常に役に立ちます。

ブータブルメディアの作成

パソコン初心者でも、ファイルバックアップ、ファイル同期、ディスククローン、ファイルを個別で復元することなど、その他の便利な機能を簡単に使えます。今すぐこのソフトを無料でダウンロードしてもっと多くの機能を体験しましょう~♪

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終わりに

結論として、システムの復元を実行中に「このドライブでシステムの保護を有効にする必要があります」エラーメッセージが表示される場合、コマンドプロンプトからコマンドラインでシステムの保護を有効にすることができます。また、Windowsが起動できるなら、コントロールパネルからシステムの保護を有効にすることもできます。

また、AOMEI Backupper Standardを使うのもWindowsを保護するための頼もしい方法です。このツールはOSから個人ファイルまで様々なバックアップソリューションを提供します。AOMEI Backupper Standardは無料HDDクローンソフトともみなされています。

そのほかのバージョン | AOMEI Backupper

1台のServer向けのServer版、台数無制限のPC向けのTechnician版、台数無制限のServer向けのTechnician Plus版もあります。Technician(Plus)版を利用して、クライアントに技術サポートを有償サービスとして提供することができます。ニーズに応じて適切なバージョンを選択しましょう~

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ゆき
ゆき · この記事を書いた人
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。