失敗しない!HDDからSSDへのクローン完全手順
ますます多くの人々はHDDからSSDへクローンを作成したいですが、一般的にSSDはHDDと比べてサイズが小さいので、HDDからSSDへの移行はちょっと面倒かもしれません。この記事ではAOMEI Backupperというクローンソフトを利用してアプリを再インストールせず、HDDをSSDに簡単にクローンする方法についてご紹介しましょう。
なぜHDDをSSDにクローンするのか?
多くの人がストレージ容量を確保するために、ハードディスクをより大きなディスクにクローンしたいと考えますが、HDDをSSDにクローンすることにはどのようなメリットがあるのでしょうか?
HDDと比べてSSDが優れている理由について、ここでは主なポイントを2つご紹介します。
▮ パフォーマンスの大幅向上
HDDを使い続けると、動作不良や速度低下が発生しやすくなります。SSDはHDDに比べて以下の点で優れています:
- 読み書き速度が非常に速い
- 静音性と耐久性に優れる
- 発熱や消費電力が少ない
これにより、パソコンの快適さと安定性が長期間維持されます。
▮ SSDが手頃な価格で入手可能に
かつては高価だったSSDも、現在では価格が下がり、手軽に導入できるようになりました。SATA・M.2・NVMe・mSATAなど、多くの種類が市販されており、用途や予算に応じて選べます。
HDDからSSDへクローンを作成する前に準備するもの
HDDをSSDにクローンするためには、以下のことが必要です。
1. 古いHDDにOSがインストールされていることを確認し、不良セクタを修正
OSがインストールされたディスクからしか、パソコンを起動することができません。OSが破損または削除されている場合、起動可能なUSB(またはCD/DVD)がないとコンピュータを起動することはできません。クローンSSDに元のハードディスクの不良セクタが含まれている場合、起動しないことがあります。
後述するクローン作成ソフトを使えば、不良セクタを修復する必要はありません。このクローン作成ソフトは、クローン作成時に不良セクタをスキップすることができます。
2. OSを移行するために新しいSSDを用意
お使いのコンピュータに合ったSSDを購入します。正しいフォームファクタであること、データを保存するのに十分な容量があることを確認してください。一般的に、新品SSDの場合、クローン前にフォーマットしておく必要がありますが、この記事で紹介するクローン方法では、フォーマットしなくても大丈夫です。
3. ディスクバックアップを作成
個人データを失いたくない場合は、最初にバックアップを作成しておきましょう。こうしておけば、移行中に予期せぬ事態が発生しても、バックアップがあればパソコンを以前の状態に戻すことができます。
4. 接続されている周辺機器をすべて取り外す
USBストレージデバイス、外部ディスプレイ、プリンターなどのデバイスを取り外します。
5. USB-SATA変換アダプタまたはM.2 SSD外付けケースを用意
ハードディスクベイまたはM.2スロットが1つしかないノートパソコンの場合に、SSDを接続するにはこれが必需品です。SSDの種類に応じて用意してください。
6. ディスククローンソフトをダウンロードし、インストール
HDDからSSDへのクローンを行う際に、もっとも重要なのは信頼性が高く、使いやすいクローンソフトを選ぶことです。その中でも特におすすめなのが、AOMEI Backupper Professionalです。
AOMEI Backupper Professionalは、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPと幅広く互換性があり、初心者から上級者まで使える直感的なインターフェースと強力な機能を兼ね備えたプロ仕様のクローンソフトです。
💡インテリジェントクローン | デフォルトモードとして、使用セクタだけをコピーするので、(使用領域がSSD以下であれば)大きいHDDから小さいSSDにクローンすることができます。SSDに十分なスペースがある場合、「セクター単位のクローン」を選択して、空白と不良を含むすべてのセクタをコピーすることもできます。 |
😀柔軟なクローンオプション | AOMEI Backupperはハードディスクのクローン作成を開始する前に、SSDの容量が十分かどうかをチェックします。SSDの容量は十分ではない場合、パーティションクローンを使って、一部のデータを別のストレージデバイスに移行するか、システムクローン(有料機能)を使って、オペレーティングシステム(OS)だけをHDDからSSDに移行します。 |
💎SSD 4Kアライメント | SSDはHDDと異なる構造を持っているので、パーティションはクローン作成中にSSDのブロック境界に沿ってアライメントされる必要があります。このオプションでは、オルメイのバックアップソフトが作業を行うので、SSDのアライメントやSSDのクローン作成の速度を気にする必要はありません。 |
💻VSS | この素晴らしい技術により、クローン作成プロセスは作業を全く中断させることはありません。 |
ディスクのクローン・バックアップ・復元に最適なソフト
HDDからSSDに簡単にクローンを作成する方法
クローンする前に、まずPCにSSDを取り付けるか、USB-SATAアダプタまたはM.2 SSD外付けケースを介して接続してください。
SSDのスペースがソースディスクのすべてのデータを保存するのに十分であれば、AOMEI Backupperをダウンロードし、以下のステップに従ってクローンを行いましょう。
手順 1. 「ディスククローン」を選択します。
ソフトを起動し、「クローン」タブ→「ディスククローン」をクリックします。
手順 2. クローン元を指定します。
パソコンが認識できる全てのHDDまたはSSDは表示されます。ソースディスク(クローン元のHDD)を選択し、「次へ」をクリックします。
手順 3. クローン先を指定します。
SSDをクローン先(ターゲットディスク)として指定して「次へ」をクリックします。
手順 4. クローンを始めます。
ニーズに応じて下の3つのオプションで、クローンをカスタマイズすることができます。すべての設定を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。
▮ 便利なオプション:
パーティションを編集:SSDの容量はHDDと同じまたはより大きい場合、このオプションでSSDのパーティションのサイズを手動か自動で調整することができます。これより、クローン後にSSDに使えない未割り当て領域が作成されません。
セクター単位のクローン:使用されているかどうかに関係なく、古いHDD上のすべてのセクターのクローンを作成します。SSDがソースディスクと同等かそれ以上の大きさであることが必要です。
SSD 4Kアライメント:クローン先がSSDである場合、SSDのパフォーマンスを向上させるために、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れてください。
ディスククローンの進捗状況が100%に達すると、「完了」をクリックします。
HDDからSSDへのクローンを作成した後、起動順序を変更(SSDを1番目のオプションとして設定)、または物理的に古いHDDを新しいSSDと交換し、SSDから起動するようにしてください。
クローン後のSSDから起動しない場合の対処法
クローン作成後、一部のユーザーからSSDが起動しないとの苦情が寄せられています。ここでは、その理由と問題を解決する方法を紹介します。
- BIOSの起動順序を確認:BIOSでSSDが一番上に設定されているかをチェックします(「F2」や「Del」キーでBIOSに入ります)。
- 起動モードを確認:SSDのパーティション形式に応じて、MBR形式 → Legacyモード、GPT形式 → UEFIモードに設定します。参考記事:LegacyブートモードをUEFIブートモードに変更する方法
- クローンをやり直す:クローンが正しく作成されていない場合は、もう一度やり直します。
- スタートアップ修復を実行:Windowsのインストールメディアから「スタートアップ修復」を実行します。
また、HDDからSSDにデータを移行して、そのSSDを別のパソコンにインストールする場合、Windows 7/8/8.1/10/11 OSをアクティベートする必要があり、オリジナルのプロダクトキーを使ってアクティベートするか、Microsoftに相談してください。
ハードディスククローンに関するよくある質問
HDDをより小さいSSDにクローンすることはできますか?
無料のSSDクローンソフトはありますか?
ハードディスクのクローン作成で、Windows OSの移行はできますか?
Windowsにはハードディスククローンソフトがありますか?
HDDをSSDにクローンするために、何を準備すればよいですか?
まとめ
要約すると、専門的なディスククローンソフトAOMEI Backupperを利用し、HDDからSSDへのクローン作成を簡単に実行することができます。
また、AOMEI Backupperは、重要なSSD移行ソフトウェアであるだけでなく、システムバックアップ、ディスクバックアップ、パーティションバックアップ、ファイルバックアップなどの強力な機能を提供するバックアップツールでもあります。これは、新しいSSDのデータを安全に保つのに役立つ最高のアシスタントになる可能性があります。
ディスクのクローン・バックアップ・復元に最適なソフト
Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022/2025(R2を含む)のユーザーである場合、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。より高度な機能を楽しめます。
この記事の主な更新履歴
2025年6月4日 更新
- 記事タイトルと一部の段落タイトルを最適化しました。
- 「なぜHDDをSSDにクローンするのか?」セクション、特に2つのメリットの詳細説明を最適化しました。
- 「クローン後のSSDから起動しない場合の対処法」セクションを最適化しました。
- AOMEI Backupper Professionalに関する紹介を最適化しました。
2025年1月15日 更新
- 一部の段落を統合しました。
- 「HDDからSSDへクローンを作成する前に準備するもの」セクションの不要な準備事項を削除しました。