SSDからM.2 SSDへ!ディスク全体を丸ごとクローンする方法
SSDのパフォーマンスを向上させるために、より高速なM.2 SSDへ移行したいと考えていませんか?本ページでは、現在のSSDのデータやシステムをそのままM.2 SSDにクローンする方法を詳しく解説します。ぜひご覧ください!
ユーザー事例:SSDからM.2 SSDにクローンしたい
最近、PCの動作が遅くなってきたので、ストレージをアップグレードしようと思い、M.2 SSDを購入しました。現在使っているのはSATA接続のSSDで、容量は500GBです。新しく買ったM.2 SSDは1TBなので、データの移行も兼ねてクローンをしたいと考えています。スムーズに移行するために、なるべく簡単で安全な方法があれば知りたいです。よろしくお願いします。
– あるユーザーからの質問
M.2 SSDとは、従来のSATA SSDに比べて高速なデータ転送が可能な次世代のストレージデバイスです。特にNVMe規格に対応したM.2 SSDは、SATA SSDと比べて最大5~6倍の速度でデータを読み書きできるため、PCの起動やアプリの動作を劇的に高速化できます。
SSDの種類 | フォームファクター | 接続インターフェース | 最大転送速度 |
2.5インチ SATA SSD | 2.5インチ | SATA | 約600MB/s |
mSATA SSD | mSATA | SATA | 約600MB/s |
M.2 SATA SSD | M.2 | SATA | 約600MB/s |
M.2 NVMe SSD | M.2 | PCIe (NVMe) | 最大7000MB/s以上(PCIe 4.0) |
このようなメリットから、多くのユーザーが従来のSSDからM.2 SSDへのアップグレードを検討しています。しかし、新しいM.2 SSDを導入する際には、OSやアプリ、個人データをすべて移行する必要があります。この移行作業を手動で行うと、データの欠損やシステムの起動トラブルが発生するリスクがあります。
そのため、現在のSSDの内容を丸ごとM.2 SSDにコピーする「クローン」を実行することで、安全かつ簡単にアップグレードを完了できます。この記事では、M.2 SSDへクローンする2つの方法をご紹介し、それぞれの手順を詳しく解説します。
SSD全体をM.2 SSDにクローンする方法
M.2 SSDへアップグレードする際、現在のSSDに保存されているOSやアプリ、個人データを新しいM.2 SSDに移行する必要があります。この作業を安全かつスムーズに行う方法として、大きく分けて2つの選択肢があります。
-
1つ目は、専門のクローンソフトを使用して、SSDの内容をそのままM.2 SSDにクローンする方法です。
-
2つ目は、OSを新規インストールし、必要なデータを手動で移行する方法です。
以下、それぞれの方法について詳しく解説します。
方法1:専門のクローンソフトウェアを使用する
M.2 SSDへの移行を迅速かつ確実に行うなら、AOMEI Backupper Professionalの使用をお勧めします。このソフトは、ディスククローン機能を備えており、OSを含むSSD全体をワンクリックでM.2 SSDにコピーできます。
また、単純なファイルコピーとは異なり、ブート情報やパーティション構成もそのままクローンできるため、M.2 SSDに交換した後も問題なくPCを起動できます。特に、システムディスクを移行する際には、専用のクローンツールを使うことで、データの整合性を確保しながら安全に移行できます。
- 直感的なインターフェース:シンプルで分かりやすいデザインにより、初心者から上級者までスムーズに操作できます。
- 多様なクローン方法:システムクローン、ディスククローン、パーティションクローンに対応し、さまざまな用途に柔軟に対応しています。
- 高度なクローンオプション:デフォルト設定でインテリジェントクローン機能を使用するため、大容量ディスクを小容量ディスクへ簡単にクローンできます。もし全てのセクター(空き領域と不良セクターも含む)をクローンしたい場合は、「セクター単位のクローン」機能を使用できます。
- SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクがSSDの場合、この機能を有効にすることで、SSDの読み取り/書き込み速度を向上させ、寿命を延ばすことができます。
- 高い互換性:Windows 11/10/8/8.1/7/XP/Vistaの全てのWindowsシステムをサポートしています。
AOMEI Backupper Professionalをダウンロードしてインストールし、以下の手順に従ってSSDからM.2 SSDにクローンしましょう。
1. 新しいM.2 SSDをパソコンに接続し、認識されることを確認します。そして、AOMEI Backupper Professionalを起動し、「クローン」>「ディスククローン」を選択します。
2. 元のSSDをソースディスクとして選択し、「次へ」をクローンします。
3. そして、M.2 SSDをターゲットディスクとして選択し、「次へ」をクリックして続行します。
4. 「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れ、SSDのパフォーマンスを最適化します。最後に、「開始」をクリックしてSSDからM.2 SSDへのクローンを開始します。
クローン後にM.2 SSDの全容量が正しく認識されるため、「パーティションを編集」機能を使用できます。※この機能は「セクター単位のクローン」と同時に使えません。
方法2:手動でOSを再インストールする
もう1つの方法は、M.2 SSDにOSを新規インストールし、必要なデータを手動で移行する方法です。この方法は、システムを一からクリーンインストールするため、不要なファイルやソフトを整理したい場合に適しています。
ただし、この方法にはOSの再インストール、ドライバのセットアップ、ソフトウェアの再インストール、データの手動移行といった複数の手順が必要であり、時間と手間がかかる点がデメリットです。特に、データのバックアップを忘れると、大切なファイルを失うリスクもあるため、慎重に進める必要があります。
以下では、手動でOSを再インストールする手順を詳しく説明します。
▌ステップ1:必要なデータをバックアップする
OSのクリーンインストールを行うと、既存のデータが消えてしまうため、事前に必要なデータをバックアップしておくことが重要です。
▌ステップ2:M.2 SSDをPCに取り付ける
次に、新しいM.2 SSDをPCに装着します。
1. PCの電源を完全にオフにし、電源ケーブルを抜きます。
2. PCケースを開け、マザーボード上のM.2スロットを確認します。
3. M.2 SSDをスロットに差し込み、ネジで固定します。
4. PCケースを元に戻し、電源を接続して起動します。
5. 取り付け後、BIOSでM.2 SSDが認識されていることを確認してください。
▌ステップ3:Windowsのインストールメディアを作成する
Windowsを新規インストールするために、USBインストールメディアを作成します。
1. 別のPCを使ってMicrosoft公式サイトにアクセスし、「Windowsメディア作成ツール」をダウンロードして起動します。
2. 「適用される通知とライセンス条項」が表示され、「同意する」をクリックします。
3. 「別のPCのインストールメディアを作成する(USBフラッシュドライブ、DVD、またはISOファイル)」にチェックを入れ、「次へ」をクリックします。
4. 使用する言語、エディション、アーキテクチャ(通常はデフォルトでOK)を選択します。
5. ここで「USB フラッシュ ドライブ」を選択し、「次へ」をクリックします。
6. リストからUSBドライブを選択し、「次へ」をクリックすると、Windows 10のインストールメディアの作成が開始されます。
USBメディアの作成が完了したら、それを使ってWindowsをM.2 SSDにインストールします。
▌ステップ4:WindowsをM.2 SSDにインストールする
1. PCを再起動し、通常はF2、Delキーを押してBIOS/UEFIに入ります。そして、起動デバイスとしてUSBメディアを選択します。
2. Windowsセットアップ画面が表示されたら、言語とキーボード設定を選択して続行します。
3. 「今すぐインストール」を選択し、Windowsのライセンス認証ページでプロダクトキーを入力して、「次へ」をクリックします。※プロダクトキーがなければ、「プロダクト キーがありません」をクリックします。
4. その後、インストールするOSを選択し、適用される通知とライセンス条項を同意して、「カスタム:Windowsのみをインストールする(詳細設定)」を選択します。
5. 「ドライブ 0 の割り当てられていない領域」を選択し、「次へ」をクリックすると、新しいM.2 SSDにWindows 10がインストールされます。インストールが完了するまで待ちます(通常は15~30分程度)。
▌ステップ5:ドライバと必要なソフトをインストールする
Windowsのインストールが完了したら、以下の作業を行います。
-
チップセット・グラフィック・ネットワークなどのドライバをインストールします。
-
Windows Updateを実行し、最新の状態にします。
-
バックアップしていたデータを復元します。
-
必要なアプリやゲームを再インストールします。
もし、短時間でSSDをM.2 SSDに移行したい場合は、AOMEI Backupper Professionalを使ったクローンがおすすめです。OSの再インストールが不要で、環境をそのまま引き継げるため、手間を大幅に省けます。どちらの方法を選ぶかは、用途や作業の効率性を考慮して決めましょう。
よくある質問
壊れたSSDからクローンを作成できますか?
M.2 SSDのデメリットは何ですか?
M.2 SSDは、高速なデータ転送が可能ですが、その分発熱しやすいという欠点があります。特に、より高速な規格のM.2 SSDほど発熱量が多く、適切な放熱対策が必要です。放熱が不十分だと、温度上昇によって読み書き速度が低下する「サーマルスロットリング」が発生する可能性があります。
内蔵SSDと外付けSSD、どちらが良いですか?
内蔵SSDは、OSやアプリケーションを直接SSDから起動できるため、PCの動作がスムーズで快適になります。一方、外付けSSDはUSB接続するだけで簡単に使用でき、軽量かつコンパクトで耐衝撃性にも優れています。そのため、持ち運びが多い場合や、複数のデバイスでデータを共有する場合に便利です。
おわりに
M.2 SSDへの移行は、パフォーマンスの向上やストレージの最適化にとって大きなメリットがあります。特に、クローンを作成すれば、OSやデータをそのまま引き継げるため、再インストールの手間を省きながらスムーズにアップグレードできます。
今回ご紹介した方法を参考に、自分に合った移行手段を選んでみてください。専門のクローンソフトAOMEI Backupper Professionalを活用すれば、初心者でも簡単に作業を進められますし、手動での再インストールを選べば、クリーンな環境で新たにスタートできます。
M.2 SSDの高速性能を最大限に活かし、より快適なPC環境を手に入れましょう!