Windows 11、10、8、7をUSBメモリにクローンする【起動可能】
Windows 10、11をUSBドライブにクローンして、起動可能にすることはできますか?答えははいです。十分な容量のUSBハードディスクまたはフラッシュドライブと効率的なディスククローンツールがあれば、この操作を実行できます。
事例:Windows 10をUSBにクローンすることは可能ですか?
32GBのUSBフラッシュドライブを持っていて、いろいろなことに使っています。Windows10はわずか22GBであり、Wndows 10を実行している多くのタブレットは32GBのデータを使用していることに気づきました。Windows 10をUSBフラッシュドライブにクローンできるかどうか知りたいです。
– あるユーザーからの質問
USBドライブには、USBで接続するフラッシュメモリーや外付けハードディスクが含まれます。容量に余裕があれば、USBにWindowsをクローンすることも可能です。
内蔵ハードディスクの容量や性能が不足している場合、OSをUSBドライブに移し、そこから起動することで速度が向上する場合があります。
Windowsの不安定さを考えると、バックアップとしてフルコピーを取っておくのも良さそうです。そのため、ハードディスクが故障したり、システムエラーが発生した場合でも、USBデバイスから作業を継続することができます。
では、Windows 10/11をUSBドライブにクローンするには、どうすればよいでしょうか?以下を読み続けてください。
インストールされたWindowsをUSBドライブに移動する方法
WindowsをUSBドライブに移動する方法は、その目的によって異なります。以下に、主な目的ごとの対応方法を説明します:
方法1. Windows To GoでWindowsをUSBドライブに移動する
▌複数のパソコンで起動可能なポータブルOSを作成したい場合
Windows 10 EnterpriseまたはEducationには、「Windows To Go」という機能が統合されており、USBドライブから直接起動できるポータブルOSを作成できます。ただし、以下の点に注意してください:
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Windows To Goは、Windows 10 バージョン2004以降で削除されています。
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機能アップデートはサポートされておらず、特定の種類のUSBデバイスが必要です(一部OEMのデバイスのみ対応)。
Windows To Goが利用できる場合は、以下の手順に従ってワークスペースを作成してください:
1. タスクバーの検索ボックスに「Windows To Go」と入力し、検索結果から「Windows To Go」をクリックします。
2. 表示された「Windows To Go ワークスペースの作成」ウィザードで、使用するUSBドライブを選択し、「次へ」をクリックします。
🌟注意事項:
- 外付けHDDを選択すると、「Windowsのパフォーマンスに影響する可能性があります」という警告が出る場合がありますが、無視して進めても問題ありません。
- 容量が32GB未満のUSBメモリは利用できません。実際の容量が30GB以下となる場合があるため、64GB以上のUSBメモリを推奨します。
- Windows To Goのハードウェア要件を満たさないUSBメモリは利用できません。
3. 次に、使用するWindowsイメージを選択します。ISOファイルを直接指定するのではなく、ISOイメージをマウントした仮想ドライブまたはインストールディスク内の「install.wim」ファイルを指定してください。この例では、Windows 10 Enterpriseを選択し、「次へ」をクリックします。
4. セキュリティを強化するため、BitLockerを利用してUSBドライブのデータを暗号化することをお勧めします。暗号化を設定すると、パスワードを入力しない限りデータにアクセスできなくなり、紛失や盗難時のリスクを軽減できます。暗号化が不要な場合は、「スキップ」を選択してください。
5. 作成を開始する前に、USBドライブが再フォーマットされ、すべてのデータが削除されるため、必要なデータを事前にバックアップしてください。確認後、「作成」をクリックしてプロセスを実行します。
6. Windows To Goワークスペースの作成が完了するまで待ちます。USB 3.0対応の外付けHDDを使用した場合、プロセスはおおよそ10分程度で完了します。
7. 作成が完了したら、「Windows To Go スタートアップ オプション」で起動方法を選択します。
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BIOS設定で起動順序を変更する場合は「いいえ」を選択します。
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USBドライブから優先的に起動する場合(OSの機能で起動を管理)は「はい」を選択します。
方法2. 専門のクローンソフトウェアでWindows 10/11をUSBにクローンする
特定のPCで使用する目的でWindowsをUSBドライブに移動したい場合は、専用のディスククローンソフトウェアを使用することをお勧めします。
ディスク全体をUSBドライブにクローンする方法と、OSだけをクローンする方法が選択可能です。たとえば、「AOMEI Backupper Professional」などのクローンソフトを使用すれば、初心者でも簡単に操作できます。
▌準備作業
- ディスククローンソフトウェアをインストールする
ここで AOMEI Backupper Professionalをお勧めします。このソフトはいくつかの重要な利点があります:
- このソフトは、強力なディスククローン機能を搭載しており、異なるサイズのディスク間でデータやOSを簡単に移行することが可能です。例えば、大容量ドライブを小容量ドライブにクローンしたり、SSDを大容量の外付けハードディスクにクローンしたりすることができます。
- このソフトウェアは、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPを搭載したノートパソコンやデスクトップパソコンに対応しており、USB 1.0/2.0/3.0デバイスもサポートしています。さらに、直感的な操作性を備えているため、専門知識がなくても簡単に利用できます。
- ターゲットディスクが外付けのSSDの場合は、「SSD 4Kアライメント」機能を活用することで、データの読み書き速度を向上させるだけでなく、SSDの寿命を延ばすことも可能です。
- また、OSのみをUSBドライブにクローンしたい場合には、「システムクローン」機能を利用することで、効率的に移行を行うことができます。
ソフトウェアをダウンロードし、PCにインストールしてください。
- 不要なファイルとアプリを削除する
クローンを作成する前に、ソースディスクをクリーンアップすることをお勧めします。
- USBドライブを接続する
USBフラッシュドライブまたは外付けハードドライブに十分な空き容量があり、正常に検出できることを確認してください。AOMEI Backupperを起動し、「バックアップ」>「ファイルバックアップ」を選択して、事前に重要なファイルをバックアップすることができます。
- 互換性の問題
AOMEI BackupperはMBRとGPTパーティションスタイルのクローンをサポートし、MBRからMBR/MBRからGPT、GPTからGPT/GPTからMBRのクローンを作成できます。ただ、コンピュータのブートモードがUSBのパーティションスタイルと互換性があることを確認してください(MBRの場合はLegacy BIOS、GPTの場合はUEFI)。
オペレーティングシステムについては、このソフトウェアは、Windows 11、10、8.1/8、7、Vista、XPを含むすべてのWindowsクライアントOSで動作します。Windows Serverをお使いの場合は、専用のServer版をご利用ください。
▌AOMEI BackupperでWindows 10をUSBドライブにクローンする手順
もしUSBドライブの容量が十分で、現在のハードディスクにあるデータを全部保存できる場合、ディスククローンを使って、ディスク全体をコピーして、オペレーティングシステムも含まれています。しかし、USBドライブの容量が少ない場合、或いはOSだけをクローンしたい場合、「システムクローン」を利用してください。
ここでは、Windows 10/11のディスクをクローンする方法を説明します。
システムディスクをUSBドライブにクローンする方法:
1. ソフトを起動し、「クローン」タブで「ディスククローン」を選択します。
2. Windowsがインストールされているソースディスクを選択し、接続されているUSBドライブをターゲットディスクとして選択します。「次へ」をクリックします。
3. 「開始」をクリックし、完了するまで待ちます。
- *ここでは、3つの使用可能なオプションがあります:
- パーティションを編集:パーティションのサイズを変更することに役立ちます。クリックすると、「パーティションサイズを変更せずにコピー」、「各パーティションに未使用領域を追加」、「パーティションのサイズを手動で変更」という3つのオプションを利用できます。
- セクター単位のクローン:ソースディスクと同じバイトが欲しい場合、このオプションにチェックを入れてください。しかし、少なくともソースディスクと同じサイズのディスクを準備しなければなりません。
- SSD 4Kアライメント:SSDにクローンする場合、チェックを入れてください。そうすると、クローン後にSSDの性能を向上させます。
USBからWindows10を起動する方法
WindowsをUSBに移行後、USBをブートドライブとして設定する必要があります。
手順 1. コンピュータの電源を入れ、最初のロゴ画面が表示されたら、キーボードで適切なファンクションキー(一般的にはF2、F10、Del、ESCなど)を押して「BIOSセットアップ」に入ります。使用するキーはPCメーカーによって異なるので、確認してください。
手順 2. BIOS画面で、矢印キーを使用して「ブート」タブを選択します。
手順 3. 「ブート順序」の項目に移動し、USBデバイスをリストの最上位に設定します。この際、F5またはF6キーを使用して順序を変更することが一般的です。
手順 4. 設定を終えたら、F10キーを押して変更内容を保存します。保存確認画面が表示された場合は「OK」を選択し、Enterキーを押してシステムを再起動します。
Windows 10、11をUSBドライブにクローンすることに関するFAQ
USBにデスクトップのファイルをコピーするには?
(1)USBメモリをUSBポート(接続口)に接続します。
(2)接続後パソコン側でUSBメモリを認識すると画面上に動作確認の画面が表示されます。
※設定されている状態により表示されない場合もあります。
(3)保存したいファイルやフォルダ上で右クリックして「送る」を選択してUSBメモリを選択してコピーを保存します。
USBが反応しないのはなぜ?
USBメモリが正しく接続されていないと、パソコンなどはUSBメモリを正常に認識できません。USBメモリの端子部分やUSBハブ、パソコンのUSBポートに埃が入るなど、接触不良が原因で認識されない場合もあります。 また、USBメモリの端子とUSBポートの形状が合っていない可能性もあります。
まとめ
上記のように、AOMEI Backupper Professionalを使用すると、短時間でWindows 11、10、8、7をUSBメモリにクローンできます。ディスククローンの作成に加えて、このソフトはシステムクローンを作成することもできます。Windows Serverユーザーの場合は、Server版を利用してください。
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