クローンした大容量HDD/SSDは、以前のHDD容量しか認識されない
小容量HDDから大容量HDDへクローンを作成した後、クローンしたHDDは、利用可能な容量が減りましたか?これはなぜでしょうか?この問題を修復するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、この場合の対処法をご紹介します。このエラーに悩んでいる方、ぜひご覧ください。
クローンしたHDDの容量が正しく認識できません
HDD/SSDをより大きいHDD/SSDにクローンしてから交換することで、利用可能な空き容量を増やそうとしますが、容量表示が交換前のまま変わらず、使用できる容量が増えません。
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小容量HDDから大容量HDDへクローンしましたが、Windows7/8/10/11はクローン先HDDの全容量を認識しない原因は何ですか?なぜ、クローン元HDDの容量しか認識されませんか?
クローンしたHDDの容量を正しく表示させて全領域が利用できるように、どうすればいいでしょうか?この記事を通じて、その答えを見つけることができます。
クローン後、HDD容量を正しく認識しない原因
上述のように、古いHDDを容量の大きいHDDまたはSSDにクローンした後、新しいHDDは元のHDDと同じ容量しか表示されないことがあるでしょう。
HDDクローンを作成する時に、データだけでなく、パーティションサイズもそのままコピーされています。クローン先のディスク容量はクローン元より大きい場合、ほとんどのディスククローンソフトはソースディスク以上のスペースを空き容量じゃなくて、未割り当て領域として新しいHDDに残します。
エクスプローラーで、この未割り当て領域が表示されなくて見えません。だから、一部のユーザーはクローン後にハードディスクの容量が減っていると言いました。「ディスクの管理」を開き、クローン先に未割り当て領域があるかどうかを確認できます。
HDD全容量を認識して利用する方法
「ディスクの管理」または「diskpart.exe」を使って、交換したHDD上の未割り当て領域を、隣接しているドライブ/ボリュームに追加することができます。次は「ディスクの管理」を例として、クローン後の未割り当て領域を扱う方法について手順を説明します。参考になれば幸いです。o(〃'▽'〃)o
1. 「Windows + R」キーを同時に押下→「ファイル名を指定して実行」に「diskmgmt.msc」と入力→「Enter」を押してWindows 11/10/8/7での「ディスクの管理」を開きます。
2. 「ディスクの管理」で未割り当て領域の左のパーティションを右クリック→「ボリュームの拡張」を選択します。
※注:もし、未割り当て領域の左側に隣接していないパーティションを右クリックするなら、「ボリュームの拡張」オプションはグレーアウトします。
🌞【関連記事】ボリュームを拡張したいが、ボリュームの拡張はグレーアウトする
3. 「ボリュームの拡張」ウィザードに従って未割り当て領域を左隣のパーティションに追加して、使用可能な空き領域に変更します。
「ボリュームの拡張」の他に、未割り当て領域を利用して1つ以上の新規パーティションを作成することもできます。
未割り当て領域を使用して、隣接しているパーティションを拡張できないし、新しいパーティションを作成できない場合には、クローン先HDDのパーティションスタイルはMBRであり、その容量は2TBを超えているかもしれません。MBRディスクなら、2TBを超える容量部分は認識されなくて、使えません。
こういう場合には、MBRディスクをGPTディスクに変換しないと、クローン後にHDDの全領域を使用できません。
>>「ディスクの管理」でディスクをMBRからGPTに変換するのはHDD上の全てのパーティションを削除する必要があるので、HDDクローン作成(HDD交換)に無駄な時間がかかります。
しかし、この対処法はちょっと面倒くさいです。最初からクローン先(HDDまたはSSD)で未割り当て領域が作成されないようにする方法はありますか?
HDD交換(クローン)後、容量増えないことの対処法
以下では、クローンしたHDDの利用可能な容量が減少する問題を修正する方法について紹介します。ぜひご覧ください~
正しいクローンソフトを選択する
未割り当て領域を作成せず、小容量HDDから大容量HDDにクローンするために、まずは優れたディスクコピー・複製・クローンソフトを選ぶことが必要です。
ここではAOMEI Backupper Professionalというクローンフリーソフトを強くお勧めします。容量の大きいHDDへクローンする時に、クローン先のHDDで未割り当て領域が作成されない可能性があります。クローンしたHDDの空き容量が少なくなりません。
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このクローンソフトを使うと、MBRディスクから2TBを超える大容量GPTディスクへクローンしても、2TBを超える容量部分を失いません。つまり、クローン先のHDDの容量は減少しません。
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また、クローンしたGPTディスクが起動可能であることを保証します。
HDDコピー・クローンを作成する - ステップバイステップガイド
▼誰でも簡単に使えるAOMEI Backupperを使用して小容量HDDを大容量HDDにクローンするための簡単な手順は以下のとおりです。
1. お使いのパソコンにAOMEI Backupperをダウンロードして、インストールし起動します。
2. 「クローン」→「ディスククローン」を選択します。
3. この例で小容量SSDをソースディスクとして選択して、「次へ」をクリックします。そして大容量SSDをターゲットディスクとして選択して、「次へ」をクリックします。
もし、ターゲットディスクの上に重要なデータがあるなら、前もってバックアップを取っておいたほうがいいと思います。クローン後、その上の全てのデータは上書きされているためです。
4. クローン先のHDD上で未割り当て領域を作成しないように「パーティションを編集」をクリックします。
小容量HDD(またはSSD)から大容量HDD(またはSSD)にクローンするために、AOMEI Backupperは「パーティションのサイズを変更せずコピー(これはデフォルトで選択されたオプションです。クローン元のディスクと全く同じパーティションサイズを持ちたい場合、これを使用してください。)」「各パーティションに未使用領域を追加」「パーティションのサイズを自動で変更」3つのオプションを提供しています。ニーズに応じてひとつを選択してください。
👉ここでは未割り当てを作成せず、HDD全容量を認識するために「各パーティションに未使用領域を追加」を選択してください。
5. SSDへクローンする時に「SSD 4Kアライメント」のチェックボックスにチェックを入れて、SSDを最高の状態に保つことができます。最後は「開始」をクリックします。
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ボリュームシャドウコピーサービス(VSS)技術のおかげて、クローン中、他のプログラムの動作に影響を与えません。
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ターゲットディスクがSSDの場合、SSDのパフォーマンスを最適化するために「SSD 4Kアライメント」機能を有効にすることができます。
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デフォルトで、クローン元のディスクに使用されているセクターのみを新しいディスクにクローンするので、大容量ディスクから小容量ディスクへクローンすることもできます。クローン元の不良セクターがスキップされ、不良セクターによるクローン失敗を避けられます。
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元のディスクの1:1コピーを作成したい場合、「セクター単位のクローン」(空白セクターや不良セクターを含むすべてのセクターをクローン)にチェックを入れてください。この機能で暗号化されたディスクを解除せずに直接クローンできます。しかし、ターゲットディスクの容量がソースディスクより大きい場合、その余分な領域が未割り当て領域となります。※「パーティションを編集」と同期に使えません。
これで、クローン先ディスクは元のディスクよりもどんなに大きくても、その全領域を正しく認識して利用できます。
最後に
この記事では、小容量HDDから大容量HDDへクローンを作成した後、クローンしたHDDは、クローン元のHDD容量しか認識されない場合の対処法について紹介しました。
また、小容量HDD/SSDから大容量HDD/SSDにクローンするほかに、AOMEI Backupperは素晴らしいバックアップ&復元機能も備えています。パソコンには1つだけのmSATAスロットがある場合、AOMEI BackupperでHDD/SSDをバックアップしてから新しいHDD/SSDに復元することもできます(ブータブルメディアを作成する必要があるかもしれません)。
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