Windows 11/10/8/7でClonezilla Partcloneを使用する方法
Windows PCをバックアップするためにClonezillaとPartcloneを使用したいですが、その手順が分からない場合は、このガイドを参照し、詳細な使い方を学んでみましょう!
Clonzilla Partcloneとは
Partcloneは、パーティションのバックアップ、復元、およびクローンを行うための無料でオープンソースのツールであり、Clonezillaの基本的なツールの一部です。Partcloneは、使用中のパーティションブロックを保存および復元するためのユーティリティを提供します。これにより、ファイルシステムをイメージに保存し、イメージをパーティションに復元するだけでなく、デバイス全体をクローンすることも可能です。Partcloneは、不良ブロックをスキップし、パーティション内のすべての正常なブロックをバックアップしようとします。
Partcloneの目標は、世界の主要なファイルシステムをサポートすることです。現在、Linux向けにはbtrfs、ext2、ext3、ext4、reiserfs、reiser4、xfs、jfsなどがサポートされています。また、Windows向けにはNTFS、FAT、EXFAT、Mac向けにはHFS plus、FreeBSD向けにはUFS2、VMWare Vsphere向けにはVMFSなど、Linux以外のオペレーティングシステムもサポートしています。
Windows 11/10でClonezilla Partcloneを使用する方法
まず、Partcloneのウェブサイトにアクセスしてツールを入手します。このプログラムは、通常のGNUコマンドラインの構文を採用しており、長いオプションは2つのダッシュ('-')で始まります。以下は基本的な使用方法です。
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パーティションをイメージにクローンする:partclone.ext4 -d -c -s /dev/sda1 -o sda1.img
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イメージをパーティションに復元する:partclone.ext4 -d -r -s sda1.img -o /dev/sda1
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パーティションからパーティションへクローンする:partclone.ext4 -d -b -s /dev/sda1 -o /dev/sdb1
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イメージ情報を表示する:partclone.info -s sda1.img
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イメージをチェックする:partclone.chkimg -s sda1.img
確かに、Clonezilla Partcloneは優れたイメージエンジンですが、初心者にとっては使用が難しいと感じるかもしれません。また、このツールはパーティションのバックアップ/復元/クローンにしか対応していません。時にはシステムや選択したファイルだけをバックアップしたいこともあるかもしれません。幸いなことに、必要なものをバックアップできるオールインワンのバックアップツールがあります。詳細は続きをお読みください。
パーティションをバックアップまたはクローンするための無料ツール
AOMEI Backupper Standardは、デスクトップパソコンやノートパソコンのデータを安全に保護するための包括的なバックアップソフトウェアです。このソフトはWindows 11/10/8.1/8/7/XP/Vistaを含むすべてのWindows OSをサポートしています。また、以下のメリットがあります:
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バックアップを提供:Windowsシステム、全体のハードドライブ、選択したパーティション、ファイルなどのバックアップを簡単に実行することができます。また、カスタムスケジュールバックアップを設定することも可能で、バックアップは自動的に毎日、毎週、または毎月実行されます。
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復元を提供:復元機能を使用すると、通常の動作に戻る以前のデータにコンピュータを迅速に復元することができます。ハードドライブ全体、選択したパーティション、またはファイルに対しても復元が可能で、さらにはイメージバックアップを別のハードドライブにも復元することができます。
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クローンを提供:AOMEI Backupperでは、簡単にハードディスクを直接別のハードディスクにクローンすることもできます。また、現在のハードドライブ上でのパーティションから別のパーティションにクローンすることもできます。
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使いやすいインターフェースを提供:AOMEI Backupperは、直感的で分かりやすいGUIを備えています。このわかりやすいインターフェースを使用し、バックアップ、復元、およびクローンの操作を簡単に行うことができます。
まず、このソフトをWindowsコンピュータにダウンロードしてインストールします。次に、AOMEI Backupperを使用してパーティションをバックアップ/復元/クローンする手順をご紹介します。
パーティションのバックアップ
1. AOMEI Backupperを起動し、「バックアップ」→「パーティションバックアップ」を選択します。
2. 別のバックアップタスクと区別するためにタスク名を変更することができます。「パーティションを追加」をクリックします。ポップアップウィンドウでバックアップしたいパーティションまたはボリュームを選択します。そして、「追加」をクリックします。
3. そして、バックアップイメージファイルを保存する場所を選択します。最後に、「開始」 ボタンをクリックし、パーティションバックアップの作成が完了するまで待ちます。
「オプション」では、バックアップの圧縮レベルを設定することができます。また、ファイルシステムの使用されているセクターのみをバックアップするか、使用されているかどうかに関係なくパーティションのすべてのセクターをバックアップするかを設定することができます。
パーティションの復元
1. AOMEI Backupperを起動し、「復元」をクリックします。「タスクを選択」または「イメージファイルを選択」をクリックし、必要なバックアップイメージを選択します。そして「次へ」をクリックして続行します。
2. 復元したいパーティションバックアップタスクを選択して「次へ」をクリックします。
3. 次のページでは、イメージファイルに含まれているパーティションまたはボリュームが表示されます。復元したいパーティションやボリュームのポイントを選んで「次へ」をクリックします。
4. 既存のパーティションまたは未割り当て領域を復元先として選択して「次へ」をクリックします。最後に、操作を確認し、問題がなければ「開始」をクリックします。
⭐需要に応じて「パーティションを編集」または「SSD 4Kアライメント」を設定することができます。
パーティションのクローン
1. AOMEI Backupperのホームページで「クローン」→「パーティションクローン」を選択します。
2. クローンしたいソースパーティション(またはボリューム)を選択して「次へ」をクリックします。
3. クローン先のパーティションを選択し、「次へ」をクリックします。
4. 操作を確認し、問題なければ「開始」をクリックします。ソースパーティションのサイズによって、かかるクローン時間が異なります。
- ★ヒント:
- ターゲットパーティションのサイズはソースパーティションより大きい場合、「パーティションを編集」でクローン後のパーティションのサイズを編集することができます。これにより、クローンした後、ターゲットパーティションに使えない未割り当て領域がないことを確保することができます。
- 「セクター単位のクローン」を選択すると、使用されているかどうかに関係なくすべてのセクターをクローンすることができます。※この機能は「パーティションを編集」と同時に使えません。
- ハードドライブをSSDにクローンする場合は、ディスククローン機能を使用することができます。「SSD 4Kアライメント」をチェックし、SSDの読み書きのスピードを向上させ、SSDの寿命を延ばすことができます。
まとめ
この記事では、Windows 11/10/8/7でClonezilla Partcloneを使用する方法について紹介しました。Partcloneでは、パーティションのバックアップ、復元、クローンはできません。目標を達成するためには、無料のツールであるAOMEI Backupper Standardを使用することができます。このツールを使用すれば、重要なパーティションを簡単かつ迅速にバックアップ、復元、クローンすることができます。
また、AOMEI BackupperはWindowsシステムを直接別のハードドライブに転送するためのシステムクローン機能もあります。興味がある場合は、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードして試してみてください~