ブータブルUSBメモリをクローンする一番良い方法

実例：ブータブルUSBメモリをクローンしたい

ブータブルUSBとは？

つまり、ブータブルUSBメモリ（または起動可能なUSBメモリ）に起動用のプログラムが書き込まれています。ブータブルUSBメモリの起動順位をハードディスクより先にすることで、ブータブルUSBメモリから起動することができます。

なぜ、ブータブルUSBメモリを起動ディスクとして選択？

起動ディスクの代用としては、CD-ROMを使用して起動する方法（ブータブルCD）も一般的ですが、ブータブルCDと比較すると、ブータブルUSBメモリは、ブート時のログを記録したり、内容を更新したりといった動作を比較的手軽に行えるといった利点があります。

ブータブルUSBメモリを起動ディスクの代わりとして常に使用し、同時にPC内の外部記憶装置へのアクセスを禁止するように設定することで、PC内への情報の保存を抑止し、情報漏洩を防止するシンクライアントを実現するソリューションなども提供されています。

なぜ、ブータブルUSBメモリをクローン？

ご存知のように、USBメモリは小さくて持ち運びが便利な記憶装置で、普及し始めて15年以上が経ちます。PCが起動できないときに備えて、ブータブルUSBメモリを起動ディスクとして作成しておく人は多くいます。しかし、USBメモリは便利ですが、手軽さゆえのトラブルを生じてしまう可能性があります。

では、USBドライブ、特にブータブルUSBメモリをクローンするにはどうすればよいでしょうか？コピー＆ペーストでUSBから別のUSBにファイルをコピーするのは簡単なようです。ただし、USBが単なるデータストレージデバイスである場合にのみ機能します。

USBがブート可能ドライブの場合、マスターブートレコード（MBR）やその他のブート関連ファイルをコピーして貼り付けることはできません。また、USBドライブに大量のデータが含まれている場合、コピープロセスに時間がかかり、問題が発生する可能性があります。

このような場合には、適切なUSBクローンソフトウェアが必要です。

USBメモリクローン用のソフト【最も安全】

一般的なUSBメモリだと、中のファイルをコピー＆貼り付けでクローンできますが、ブータブルUSBメモリ中のファイルをそのままコピーしても、起動に必要なブートセクタがコピーされないのでクローンの意味がありません（ファイルをそのままコピーしても起動できないUSBメモリになります）。

USBドライブのすべてのデータを正常に別のものにクローンするために、専門的なUSBディスククローンツールを使用する必要があります。そこで、AOMEI Backupper Professionalの出番です。AOMEI Backupper Professionalは信頼性の高いユーティリティで、起動可能なUSBドライブや他の種類のUSBディスクを別のUSBドライブや内蔵ハードドライブなどの異なる場所にクローンまたはバックアップすることが可能です。

◑元のUSBドライブの正確なコピーが必要な場合は、「セクター単位のクローン」オプションを使用すると、未使用の領域もクローンすることができます。
◑大容量のUSBブータブルドライブを、ソースドライブを縮小することなく、より小さなドライブにクローンすることができます。
◑ブータブルUSBが動作しない場合でも、同じハードウェアを持つ別のコンピュータで、USBフラッシュドライブやCD／DVDでブータブルメディアを作成するチャンスがあります。ブートドライブとして動作し、パソコンを起動させることができます。
◑このUSBフラッシュドライブクローンツールは、Windows 7／8／10／11／XP／Vistaを含むすべてのWindowsコンピュータで動作できます。

ブータブルUSBメモリをクローンする方法

ブータブルUSBメモリをバックアップ（保護）またはアップグレードしたり、複数のブータブルUSBメモリを作成したりするために、AOMEI Backupperを使用してUSBメモリをクローンすることができます。次はAOMEI BackupperでブータブルUSBメモリのクローンを作成する方法について解説します。始める前に、ソフトウェアをダウンロードしてください。お使いのコンピュータがWindows Server 2025／2022／2019／2016／2012または他のサーバーシステムを実行している場合、AOMEI Backupper Serverを使用する必要があります。

◉ ヒント：クローン開始時に保存先のデータは全て上書きされます。したがって、重要なものがある場合はバックアップを作成したほうがよいでしょう。

ステップ 1. AOMEI Backupperをパソコンにダウンロードし、インストールし、起動します。2つのUSBメモリをパソコンに接続します。

ステップ 2. 「クローン」→「ディスククローン」をクリックします。

ステップ 3. 起動可能なUSBメモリをクローン元として選択した後、もう一つのUSBメモリをクローン先として選択します。もちろん、ブータブルUSBメモリをローカルディスクや共有フォルダなどにコピーすることもできます。

ステップ 4. ここでは、ブータブルUSBメモリのブートセクタを含めるすべてのセクタをクローンするために「セクター単位のクローン」にチェックを入れてください。※注：ブータブルUSBメモリをより小さいUSBメモリにクローンする時にセクタバイセクタクローンは使用できません。また、このような場合には、クローン先のUSBメモリのパーティションをリサイズできません。

ステップ 5. USBメモリをSSDにコピーしようとしている場合は、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れる必要があります。また、ターゲットディスクがUSBメモリより大きい場合、「パーティションを編集」によって、パーティションのサイズを調整できます。クローン完了後、クローン先のディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。

ステップ 6. 最後は、操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックして、ブート可能なUSBメモリのクローン作成を実行します。

まとめ

この記事では、起動用USBメモリの概要、クローン理由やクローン方法などが紹介されました。

手軽にデータを持ち出せて便利なUSBメモリは、今や容量8ギガバイトの製品が1000円余りなので、手放せない人も多いだろう。USBメモリに保存されている重要なデータをコピー＆貼り付けで簡単にクローンできますが、ブータブルUSBメモリをクローンするために専用のクローン作成ソフトが必要です。

ここではAOMEI Backupperというソフトを強くお勧めします。クローンだけでなくブータブルUSBメモリのバックアップ＆復元、作成も簡単かつ迅速に完了することができます。もっと高度な機能を使用するために、ビジネスPC向けのWorkstation版、サーバ（Windows Server 2012、2016、2019、2022、2025など）向けのServerまたは台数無制限のPCとサーバ向けのTechnician Plus版を選ぶことができます。