保存したExcelファイルが消えてしまった?復元方法4つを解説
Excelファイルを保存したのに消えてしまいました!?取り戻すにはどうすればよいでしょうか?この記事では、その方法を4つご紹介します。重要なExcelファイルを復元したい方、ぜひ続けてご覧ください。
ユーザー事例:消えたエクセルファイルを復元するにはどうすればよいのか?
保存したエクセルファイルが見つかりません。探し方を教えてください。
読み取り専用のファイルを別名でデスクトップに保存し、作業中も上書き保存をしていましたが、一度ファイルを閉じたら消えてしまいました。検索もしましたが見つかりませんでした。
保存名は、自動的につけられた『コピー***(元のファイル名)』のままです。
もう一度最初からやり直すには時間がなく大変困っています。
何卒よろしくお願いします。
--YAHOO!知恵袋からの質問
上記のユーザーのように、エクセルファイルが保存後に消えてしまった問題に遭遇したことはありませんか?もしあなたもそれを解決するのに苦労しているなら、この記事が解決策となるかもしれません。詳細については読み進めてください。
保存したExcelファイルが消えた問題を修正する方法
保存後のエクセルファイルが消えた問題を修正するにはどうすればよいのでしょうか?このセクションでは、4つの方法をご紹介します。ニーズに応じていずれかの方法を選ぶことができます。
方法1. 隠しファイルを表示させる
Windowsオペレーティングシステムでは、一部のファイル、フォルダが隠されている場合があります。保存したExcelファイルが見つからない場合に、まずこの方法を試してみることをお勧めします。
ステップ 1. 「Windows」+「E」キーを押して「エクスプローラー」を開きます。次に、「表示」タブ→「オプション」をクリックします。
ステップ 2. 「表示」タブで、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択し、「適用」→「OK」をクリックします。
方法2. 一時ファイルから消えたエクセルファイルを復元する
以上の方法で消えたエクセルファイルが表示されないなら、本当に消えてしまった可能性があります。この場合、一時ファイルフォルダに移動して失われたエクセルファイルを探すことができます。
ステップ 1. 方法1に従って隠しファイルを表示させて、C:\Users\{ユーザー名}\AppData\Local\Microsoft\Office\UnsavedFilesに移動します。*ユーザー名はご自身のPCのユーザー名で置き換えてください。
ステップ 2. 必要なエクセルファイルを見つけてダブルクリックして開きます。
ステップ 3. 「名前を付けて保存」ボタンをクリックして、消えたエクセルファイルを回復します。
方法3. データ復元フリーソフトを使用して削除/紛失したファイルを復元する
PCから消えてしまったExcelファイルを復元する最善の方法は、専門的なデータ復元ソフトを使用することです。データ復旧サービスより低いですし、自力でも行えるので、便利性が高いです。
数多くのデータ復旧ソフトの中から、無料で使える「MyRecover」をお勧めします。このソフトを使用してPCから消えた・完全に削除されたExcelファイルを簡単かつ迅速に復元することができます。その詳しいメリットについては読み進めてください。
- 内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードからのデータ復元をサポートします。
- xlsx、jpg、png、mp4、avi、mov、doc、ppt、pdf、zip、rarなど1000種類以上のファイルを復元できます。
- 元のフォーマット/ファイル名/パスを維持してファイルを復元します。
- スキャンの間に、復元したいファイル/フォルダをより速く見つけるために、「検索」と「フィルター」をサポートしています。
- Windows 11/10/8/7およびWindows ServerのNTFS、exFAT、FAT32、ReFSファイルシステムをサポートしています。
- 直感的でわかりやすいインターフェースを搭載しており、3つのステップだけで、データを簡単に復元できます。
次にこの強力なデータ復旧ソフトを利用して消えたエクセルファイルを復元する方法をご案内します。
ステップ 1. 消えたExcelファイルが元に保存されていたドライブをスキャンします。
MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。マウスを消えたエクセルファイルが元に保存されていたパーティションに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. 「フィルター」や検索ボックスを利用して検索範囲を絞り込みます。
MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。必要なエクセルファイルをより早く見つけるために、「フィルター」をクリックし、「種類」を「ドキュメント」に設定します。あるいは検索ボックスで拡張子「.xlsx」またはファイル名を入力して検索します。
ステップ 3. 必要なExcelファイルを選択して復元します。
復元したいエクセルファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存先を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法4. バックアップと復元から消えたエクセルファイルを復元する
定期的なバックアップの習慣を身につけている場合、この時点でバックアップから消えたエクセルファイルを復元できます。ここでは、Windowsに標準搭載されているバックアップツール「バックアップと復元」を例に説明します。
- エクセルファイルが消えた前に、「バックアップと復元」が有効になっています。
- 「バックアップと復元」はCドライブのみバックアップできるので、復元したいエクセルファイルがCドライブに保存されていた必要があります。
ステップ 1. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「システムとセキュリティ」→「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。
ステップ 2. 「復元」タブの下にある「ファイルの復元」ボタンをクリックします。
ステップ 3. 「ファイルの参照」オプションを選択し、復元したいエクセルファイルを探します。追加できたら、「次へ」をクリックします。
ステップ 4. ニーズに応じて復元するエクセルファイルを元の場所または新しい場所に保存します。復元先を選択できたら、「復元」をクリックします。
ボーナスのヒント:Windowsで破損したエクセルファイルを復元する方法
以上は、保存したのに消えてしまったExcelファイルを復元するための4つの方法でした。自分の状況に適した方法を選ぶことができます。または順に試してみることができます。
また、もし必要なExcelファイルが破損して開けない場合に、次の手順に従って修復することができます:
Excelを起動し、「開く」タブ→「参照」をクリックします。修復したい破損したExcelファイルを選択し、「開く」ボタンの隣にある「▼」アイコンをクリックし、「開いて修復する」オプション→「修復」を選択します。
これで、破損したExcelファイルが修復されます。正常に使えるようになります。
最後に
この記事では、保存したのに消えたExcelファイルを復元する4つの方法と、破損したExcelファイルを復元する方法について詳しく解説しました。これらの方法でExcelファイルを取り戻せましたか?
さらに重要なこととして、データを損失から守るために、重要なファイル/フォルダを定期的にバックアップする必要があります。なぜなら、高価なデータ復旧サービスでも消えた・完全に削除されたファイルを必ず復旧できることを保証できないからです。バックアップがあれば、ファイルがどんな原因で失われてもすばやく取り戻すことができます。
方法5選|Windows11で特定のフォルダをバックアップする完全ガイド
*Windows 10でも有効です。