外付けHDDからフォルダ/ファイルが勝手に消えた?復元方法5選
外付けHDD/SSDからフォルダ/ファイルが勝手に消えてしまいました?なぜでしょうか?消えたデータを復元するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、この2つの問題について答えていきます。
なぜ外付けHDDからファイル/フォルダが消えたのか?
多くのユーザーは外付けHDD/SSDなどのリムーバブルメディアを使用してデータを保存および転送します。しかし、一部のユーザーは、外付けHDD/SSDにある一部のファイル/フォルダが勝手に消えてしまったと報告されています。
「突然、80Gほどの容量があるはずのフォルダーの中身が消えてしまいました。外付けHDDに保存していたもので、ゴミ箱にも入っておらず、容量も増えました。システムの復元をしましたが、容量は戻ってきたものの、中身は消えたままです。『そのフォルダを移動したり削除しようとするとディレクトリが空ではありません』ってエラーが出ます。どうにか元に戻ることはできないでしょうか?」
皆さんの中には、このような問題に遭遇した方もいるかもしれません。この場合に注意すべきのは、消えたファイル/フォルダを復元したいなら、データが消えた後に、このデバイスに新しいデータを書き込まないことです。なぜなら、新しいデータは復元可能な消えたフォルダを上書きする可能性があるためです。
一方、外付HDD/SSDでフォルダ/ファイルが消える一般的な原因がいくつかあります:
- 誤って削除する。不可避な要因であり、データ消失の最も一般的な原因です。
- ファイルが非表示になっている。隠しファイル属性により、ファイルまたはフォルダがユーザーにとって見えなくなります。
- メモリ内のミラーイメージが破損している。メモリが損傷している場合、システムはリフレッシュに応答できなくなる可能性があります。
- ウイルス感染。
- ファイルシステムのエラー。
外付けHDD/SSDから消えたフォルダ/ファイルを復元する方法
このパートでは、外付けHDDからファイル/フォルダが消えた場合の復元方法を5つ紹介します。重要なファイル/フォルダを取り戻したい方、ぜひ読み進めてください。
方法1.外付けHDDから隠しフォルダを表示する
ファイル/フォルダが非表示の場合は、エクスプローラで表示させる必要があります。次に、その方法を示します。
ステップ 1. 「Windows」+「E」を押して、「エクスプローラ」を開きます。次に、外付けHDDに移動し、ウィンドウ上部の「表示」タブ→「オプション」をクリックします。
ステップ 2. 「表示」タブの下で、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」オプションをクリックします。次に、「適用」→「OK」をクリックします。
方法2. 外付けHDDをチェックしてファイルシステムのエラーを修正する
外付けHDDのファイルシステムエラーにより、ファイル/フォルダが正しく表示できなくなることがあります。この場合に消えたフォルダを表示させるには、そのエラーを修正する必要があります。
ステップ 1. 外付けHDD/SSDをPCに接続します。次に、「PC」を開きます。接続した外付けHDDを右クリックして「プロパティ」を選択します。
ステップ 2. 「ツール」タブの下にある「チェック」をクリックしてエラーチェックを開始します。そして、画面の指示に従ってエラーをチェックして修復します。
方法3. レジストリ値を変更して消えたフォルダを復元する
フォルダ属性を設定できなかった場合、ウイルス感染によりレジストリを攻撃されることがあります。したがって、「レジストリエディター」で設定を変更することができます。
ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「regedit」と入力し、「OK」をクリックして、「レジストリエディター」を開きます。
ステップ 2. 次のパスに移動します:
HKEY_LOCAL_MACHINE\SOFTWARE\Microsoft\Windows\CurrentVersion\Explorer\Advanced\Folder\Hidden\SHOWALL
ステップ 3. 「CheckedValue」をダブルクリックして、「値のデータ」が「1」かどうかを確認してください。そうでない場合は、「値のデータ」を「1」に設定し、「OK」をクリックします。
方法4. データ復旧ソフトを使用して外付けHDDから削除・紛失したフォルダを復元する
上記の方法で消えたフォルダ/ファイルを復元できない場合、フォルダ/ファイルが削除されている可能性があります。効率的かつ自力で外付けHDDから失われたフォルダを取り戻したい場合、サードパーティー製の使いやすいデータ復旧ソフトを使うことをお勧めします。
強力なデータ復元ソフトMyRecoverは直感的なGUIインターフェースを採用しており、3つのステップだけで外付けHDDから削除・紛失したファイル/フォルダを簡単かつ高速に復元することができます。初心者でも気軽に使えます。また、機能性と互換性の面から次のようなメリットがあります:
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削除、フォーマット、システムクラッシュなどの原因によるデータ消失に対応することができます。
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Word、PPT、Excel、写真、ミュージック、動画、電子メール、Webページ、圧縮ファイルなど、200以上の種類のデータを復元することができます。
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外付け/内蔵HDD/SSD、USBメモリ、SDカードからのデータ復元をサポートしています。
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削除されたファイルの元のパス、ファイル名、形式を取得することができます。
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Windows 11、10、8、7、Windows ServerのNTFS、FAT32、exFAT、ReFSに対応しています。
では、下のボタンをクリックしてMyRecoverをダウンロードして、手順に従って外付けHDD/SSDから消えたデータを取り戻しましょう。
ステップ 1. MyRecoverを起動します。マウスを接続した外付けHDD/SSDに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル/フォルダー名を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。
- 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復元したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法5. Windows File Recoveryで外付けHDDから削除/紛失したフォルダを復元する
専門知識のあるユーザーは、Microsoftから開発したデータ復旧ツールWindows File Recoveryを利用できます。このツールは完全無料で利用可能です。次に、このツールのメリットとデメリットについてご紹介します。
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Word、Excel、PPT、ZIP、PDF、PNG、JPEG、MPEGなどのファイルを復元できます。
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3つのモード(デフォルト、セグメント、シグネチャーモード)が、4つのファイルシステム(NTFS、FAT、exFAT、およびReFS)をサポートしています。
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無料
- Windows 10 May 2020 Update(バージョン 2004)以降に対応しています。
- コマンドラインインターフェースを採用しているので、コマンドに苦手な方、お勧めできません。
ステップ 1. 外付けHDDをパソコンに接続します。「PC」を開き、外付けHDDを右クリックし、「プロパティ」を選択します。そのファイルシステムを確認します。
ステップ 2. 外付けHDDのファイルシステムとデータ損失の状況に応じて、モードを選択します。
ファイルシステム | 状況 | 推奨モード |
NTFS | 最近削除した | デフォルト |
NTFS | しばらく前に削除された | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
NTFS | ディスクをフォーマットした | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
NTFS | ディスクが破損した | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
FATおよびexFAT | すべての状況 | シグネチャー |
ステップ 3. 状況に応じて必要なスイッチを選択します。
パラメータ/スイッチ | 説明 | 対応モード |
/n |
/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。 例: /n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。 /n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。 /n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。 /n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。 |
デフォルト |
/y: | 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 | シグネチャー |
/p: |
復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。 |
すべてのモード |
/segment | セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション | セグメント |
/signature | シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション | シグネチャー |
ステップ 4. Microsoft StoreからWindows File Recoveryをダウンロードしてインストールします。検索バーに「Windows File Recovery」と入力し、「管理者として実行」を選択して「Windows File Recovery」を起動します。
ステップ 5. 選択したモードとスイッチを基本的なコマンド形式で入力します:
winfr [ソースドライブ]: [ターゲットドライブ]: [/選択したモード] [/選択したスイッチ]
例えば、外付けHDD(Eドライブ)から最近削除したzipファイルをDドライブに復元したい場合、次のようなコマンドを入力して「Enter」キーを押して実行します。
winfr E: D: /regular /n *.ZIP
ステップ 6. 「y」を入力して続行します。復元後、ターゲットドライブを開くと復元したフォルダが表示されます。もし復元を中止したい場合は「Ctrl」+「C」キーを押してください。
より詳しい説明については、「Windows File Recoveryの使い方を詳しく解説」をご参照ください。
おまけ:データ損失に備えて重要なファイルを定期的にバックアップ
この記事では、外付けHDD/SSDからフォルダ/ファイルが勝手に消えた場合、それらのフォルダ/ファイルを復元するための5つの方法をご紹介しました。以上の方法で問題を解決できたら、外付けHDDにある重要なデータをよりよく保護するためにどうすればよいでしょうかという疑問を持つユーザーがいるかもしれません。
実は、データをよりよく保護するために、バックアップを定期的に取るのが最高な方法です。ここでは、専門的なバックアップフリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。
このソフトは、ファイル/パーティション/システム/ディスクバックアップの4つのバックアップモードをサポートしていて、ユーザーの異なるニーズを満たすことができます。また、増分バックアップ、バックアップの圧縮など高度な機能を無料で利用できます。次に、「ファイルバックアップ」を例としてその使い方をご紹介します。
ステップ 1. Windowsバックアップソフト-AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてインストールし、開きます。「バックアップ」→「ファイルバックアップ」を選択します。
ステップ 2. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックしてバックアップしたいファイル/フォルダを選択します。その後、保存先を選択します。
ステップ 3. 「スケジュール」をクリックし、ニーズに応じて自動バックアップの頻度をデイリー(毎日)/ウィークリー(毎週)/マンスリー(毎月)/イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)/USB挿入に設定し、「はい」→「開始」をクリックします。