解決策7選:HDDを開くと「このフォルダーは空です」と表示される
HDDを開くと「このフォルダーは空です」と表示されるというエラーは、ファイルが非表示になっているか、HDDがウイルスに感染している場合に発生します。この記事では、問題を修正するための7つの方法をご紹介します。ぜひ続けてご覧ください。
なぜHDDが「このフォルダーは空です」と表示されるのか?
久しぶりにバックアップを取ろうと、外付けHDDをUSB接続したのですが、認識はされるものの、「このフォルダーは空です」と表示され、中にアクセスできません。他のPCでは正常に表示されるようです。どうすればよいでしょうか?
この問題が発生した場合、いくつかの可能性が考えられます:
- ファイルやフォルダーが隠し属性に設定されている:隠し属性が設定されている場合、ファイルやフォルダーは表示されず、空のように見えます。
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ファイルやフォルダーが破損している:ファイルシステムの問題や物理的な故障などにより、ファイルやフォルダーが破損することがあります。これらの状況では、ファイルやフォルダーが表示されず、「このフォルダーは空です」と表示されます。
- HDDのファイルシステムエラー:ファイルシステムの論理エラーにより、保存されたファイルにアクセスできなくなりますが、データはまだHDDに残っています。
- HDDがウイルス/マルウェアに感染してしまう:ウイルスやマルウェアがHDDのファイルを削除または非表示にし、データが消えても保存容量を占有しています。
- HDDが破損している:適切でない接続や不安全な取り外し、または他の理由により、HDDが破損し、ファイルが正しく表示されなくなります。
HDDを開くと「このフォルダーは空です」と表示される場合の解決策
HDDの中身が表示されない原因は様々です。このパートでは、7つの解決策を紹介し、これらの方法に従って問題を解決することができます。
方法1. ウイルス対策ソフトでウイルスをスキャンする
HDDにあるファイル/フォルダが見えない問題がウイルス感染によるものでないことを確認するために、まずはウイルス対策ソフトでウイルスをチェックし、削除してください。これにより、他のハードドライブ上のファイルがウイルスの影響を受けることを防ぐことができます。
方法2. HDDを再接続する
問題のあるHDDがUSBメモリや外付けHDDである場合、正しく接続されていないのが原因である可能性があります。USBメモリや外付けHDDを安全に取り外し、コンピュータに再度接続してみてください。
手元に利用可能なコンピュータが1台しかない場合は、別のポートを試してみてください。また、他のコンピュータがある場合、USBをそのコンピュータに接続することもできます。
方法3. エクスプローラから隠しファイルを表示する
また、誤った操作やウイルスの感染により、HDDの中身が表示されないようになることがあります。以下の簡単な手順に従って隠しファイルを表示させることができます。
ステップ 1. 「Windows」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を起動します。
ステップ 2. 上部の「表示」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
ステップ 3. 「表示」タブをクリックして「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」にチェックし、「適用」をクリックします。
方法4. CMDを使用して隠しファイルを表示する
コマンドを使用してファイル/フォルダの隠し属性を変更して表示させることもできます。
ステップ 1. 「スタート」アイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
ステップ 2. 「attrib -H -R -S /S /D G:\*.*」(「G」を問題のあるドライブのドライブ文字に置き換えてください)と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
► attribコマンドのパラメータの意味:
• –h:隠しファイル属性を解除します。ファイルがこの属性を使用している場合は、他の属性を変更する前に解除する必要があります。
• –r:読み取り専用ファイル属性を解除します。
• –s:システムファイル属性を解除します。
• /s:指定したドライブまたはパス内のサブフォルダに対して行ったファイル属性の表示または変更を実行します。
• /d:属性とコマンドラインオプションをディレクトリに適用します。
方法5. ハードウェアとデバイストラブルシューターを実行する
ハードウェアとデバイスのトラブルシューターを実行することで、HDDにあるファイルが見えない問題を特定して修正することができる場合があります。ただし、このツールはWindows 11/10から非推奨になっているようです。したがって、このオプションはWindows 7/8のユーザーにのみ利用可能です。
ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を起動し、「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「表示方法」を「小さいアイコン」または「大きいアイコン」に変更し、「トラブルシューティング」→「ハードウェアとサウンド」をクリックします。
ステップ 2. 「ハードウェアとデバイス」→「次へ」をクリックしてトラブルシューティングを行います。
方法6. HDDのエラーチェックを実行する
前述のように、HDDにファイルシステムエラーがある場合、ファイルにアクセスできないかもしれません。この問題を解決ためには、エラーチェックを行うことが役立ちます。これによって、ファイルシステムエラーを自動的にチェックし、修復し、失われたデータを復元することができます。
ステップ 1. 「Windows」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を起動し、問題のあるHDDを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
ステップ 2. [ツール]タブに移動します。次に、「エラーチェック」の下にある「チェック」ボタンをクリックします。後は画面の指示に従って修復を完了させばよいです。
方法7. データ復旧ツールを使用してHDDのデータを復元する
上記の方法でHDDが「このフォルダーは空です」と表示される問題を修正できない場合、データはおそらく削除されています。しかし、削除されたファイルは回復不可能ではありません。専門的なデータ復旧ソフト-MyRecoverを使用して、無料でHDDから削除された・失われたデータを簡単かつ迅速に復元することができます。
削除以外にも、このツールはフォーマット、ウイルス感染、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応できます。短時間で失われたデータを見つけ、高い復旧率でデータを取り戻すことができます。
今すぐこのツールをダウンロード(Windows 11/10/8/7およびWindows ServerでNTFS、FAT32、exFAT、ReFSをサポート)して、下の手順に従って失われたデータを復元しましょう。
ステップ 1. MyRecoverを起動します。問題のあるHDDを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名を覚えている場合、検索バーで直接検索することができます。
- 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復元したいファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
最後に
最後に、HDDが「このフォルダーは空です」と表示されても、実際にはデータが残っている可能性があります。しかし、この問題を解決するためには、注意深く行動し、信頼できるデータ復旧ソフトや専門家に相談することが重要です。
また、AOMEI Backupperのようなバックアップソフトでデータのバックアップを定期的に行うことも忘れずに行いましょう。データの損失を防ぐためにも、バックアップは非常に重要です。