フォーマットしたDドライブからデータを復元する方法
Dドライブを誤ってフォーマットしてしまった場合、その中の重要なファイルがすべて消えてしまうことは避けたいものです。しかし、心配する必要はありません。この記事では、フォーマットしたDドライブからデータを復元する方法について詳しく解説します。大切なファイルを取り戻したい方、ぜひ続けてご覧ください。
フォーマットしたDドライブからデータを復元することが可能か?
パソコンのDドライブを誤ってフォーマットしてしまいました。元に戻す方法はありませんか?リカバーディスクやバックアップは取っていません。
--Yahoo!知恵袋からの質問
フォーマットとは、ハードディスクやSSD、USBメモリなどの記憶媒体を初期化し、新たなファイルシステムを設定するプロセスです。この作業により、以前のデータは論理的に削除され、新しいデータを保存するための領域が整備されます。フォーマットは、システムエラーの修正や新たなOSのインストール、記憶媒体の再利用など、多くの理由で行われます。
しかし、フォーマットによってデータが完全に消去されるわけではありません。実際には、データのインデックス情報が削除されるだけで、データそのものは物理的に残っています。元のデータは新しいデータで上書きされない限り、適切なツールを使用すれば、復元することが可能です。
フォーマットしたDドライブからデータを復元するには?
このセクションでは、フォーマットしたDドライブからデータを復元する方法を2つご紹介します。データ復元成功率を高めるためには、以下の注意事項をご確認ください。
- 新しいデータの書き込みを避ける:フォーマット後は、できるだけ新しいデータをDドライブに書き込まないようにします。さもなければ、復元可能なデータが上書きされ、復元できなくなることがあります。
- 早急にデータ復元を試みる:時間が経つほど上書きのリスクが高まるため、早めにデータ復元作業を行います。
方法1. 使いやすいデータ復旧フリーソフトMyRecvoerを使用する
MyRecoverは、使いやすいインターフェースと高い復元成功率を誇るデータ復元フリーソフトです。このソフトを使用して、わずかの3ステップで、フォーマットしたDドライブから失われたデータを簡単かつ効率的に取り戻すことができます。パソコンにそれほど精通していない方でもすぐに使いなおせます。
また、その使いやすさに加えて、機能性と互換性の面から次のようなメリットもあります:
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内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。
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誤って削除、ディスクフォーマット、パーティション紛失、ウイルス感染、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応できます。
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画像、動画、オーディオ、ワードファイル、エクセルファイル、メール、圧縮ファイルなど1000種類以上のファイルの復旧をサポートしています。
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高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
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クイックスキャンとディープスキャンが同時に行われます。スキャン中にデータを復元することができます。
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Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
ステップ 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。マウスをDドライブに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。
- 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復元したいファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverを製品版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法2. 完全無料なコマンドラインユーティリティWindows File Recoveryを使用する
Windows File Recoveryは、Microsoftが提供する無料のデータ復元ツールで、削除されたファイルやフォーマットされたドライブからデータを復元するための強力な機能を提供します。Windows 10バージョン2004および以降のバージョンで利用可能です。
Windows File Recoveryはコマンドラインベースのツールであり、グラフィカルなユーザーインターフェースがないため、コマンドプロンプトを使用して操作します。専門知識のあるユーザーにお勧めします。
ステップ 1. Microsoft Storeを開き、検索バーに「Windows File Recovery」と入力して検索します。検索結果からWindows File Recoveryを選択し、「入手」ボタンをクリックしてインストールします。
ステップ 2. スタートメニューを開き、「cmd」と入力して検索します。表示された「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. 以下のコマンドを入力して、Dドライブをスキャンし、復元を試みます。ここでは、復元データをEドライブに保存する例を示します。
winfr D: E: /extensive
このコマンドの意味は以下の通りです。
- 「D:」:復元したいドライブ
- 「E:」:復元データを保存するドライブ
- 「/extensive:」:Extensiveモードでスキャンを実行
*Windows File Recoveryには、主に「Regularモード」と「Extensiveモード」の2つの復元モードがあります。RegularモードはNTFSドライブで最近削除されたファイルの復元に適しています。Extensiveモードはフォーマットされたドライブや、ファイルシステムが壊れた場合に使用します。フォーマットされたDドライブからの復元なので、「Extensiveモード」を使用するのが適切です。
ステップ 4. コマンドを実行すると、スキャンプロセスが開始されます。スキャンの進行状況はコマンドプロンプトに表示されます。このプロセスには時間がかかることがありますので、完了するまで待ちます。
最後に
フォーマットしたDドライブからデータを復元することは可能ですが、迅速かつ適切な対応が求められます。MyRecoverやWindows File Recoveryなどの信頼性の高いデータ復元ツールを使用することで、データ復元の成功率を高めることができます。
また、データ損失を未然に防ぐためには、定期的なバックアップが不可欠です。データを外付けハードディスクやUSBメモリにバックアップし、必要なときにバックアップを使用して簡単に復元することができます。