Windows 10のゴミ箱からデータを復元する方法【詳細解説】
この記事では、Windows 10でゴミ箱からファイルを簡単に復元するこ方法と、ゴミ箱を空にしてしまった後にデータを復旧する方法について紹介します。重要なデータを取り戻したい方、ぜひ続けてご覧ください。
pcで、動画を誤って削除してしまいました。
復元方法などありますか?
--YAHOO!知恵袋からの質問
Windows 10/11でゴミ箱からデータを復元する方法
通常、「Ctrl」+「D」キーまたは「Delete」キーで削除したファイル/フォルダは自動的にゴミ箱に移動します。データを削除した直後に、「Ctrl」+「Z」キーを押すと、簡単に元に戻すことができます。
または、Windows 10/11でごみ箱に移動し、そこから簡単にファイルを復元することができます。デスクトップにごみ箱が見つからない場合は、「Win」+「E」キーを押してファイルエクスプローラーを開き、アドレスバーに「ごみ箱」と入力して「Enter」キーを押すと、ごみ箱を開くことができます。
1. ゴミ箱からファイルを元の場所に復元したい場合
ゴミ箱ツールを使用すると、ゴミ箱の削除済みファイルを管理し、ゴミ箱からすべてのアイテムまたは選択したアイテムを回復することができます。
ステップ 1. デスクトップ上の「ごみ箱」アイコンをダブルクリックして開きます。
ステップ 2. 復元したいファイルおよびフォルダを見つけて右クリックし、「元に戻す」オプションを選択します。
🌟ヒント:
- 複数のファイル/フォルダを選択したい場合、「Ctrl」キーを押しながら、マウスでファイルを選択してください。
- ゴミ箱内のすべてのデータを復元したい場合、アイテムを一つずつ選択する必要はありません。上にある「すべての項目を元に戻す」をクリックするだけです。
- 「元に戻す」オプションを使用すると、ファイルが元の保存場所に復元されます。元の保存場所がわからない場合、復元する前にまず「元の場所」をご確認ください。
2. ゴミ箱からファイルを指定した場所に復元したい場合
ごみ箱から元の場所ではなく、指定した場所にファイルを復元したい場合があります。この場合に、3つの方法ができます。
ステップ 1. 「ごみ箱」を開きます。
ステップ 2. ファイルを指定した場合に復元します。
方法①. 復元したいファイルを選択して「Ctrl」+「X」キーを押します。または、ファイルを右クリックして「切り取り」を選択できます。
切り取ったファイルを貼り付けたい場所に移動し、「Ctrl」+「V」キーを押します。または、フォルダ内で右クリックし、「貼り付け」を選択します。
方法②. 復元したいファイルおよびフォルダを選択し、「ホーム」タブ→「移動先」→「場所の選択」をクリックし、ファイルの復元場所を指定します。
方法③. エクスプローラで復元したい場所に移動します。ごみ箱から復元したいファイルをその場所にドラッグ&ドロップします。
Windows 10/11でゴミ箱に目的のファイルがない場合に復元する方法
復元したいファイルがごみ箱にある場合は、上記の方法で簡単に復元することができます。しかし、ごみ箱に目的のファイルがない場合、専門的なデータ復旧ソフトを利用して復旧する必要があります。
このセクションでは、2つのデータ復旧フリーソフトを使用してパソコンのゴミ箱から完全に削除されたファイルを復元する方法をご案内します。
方法1. 使いやすいデータ復旧ソフトを使用してゴミ箱にないファイルを復旧する
MyRecoverは、AOMEIが開発した無料で使えるデータ復旧ソフトで、3ステップだけでパソコンから完全に削除されたファイルを取り戻すことができます。直感的なインターフェースを備え、初心者でも気軽に使えます。その使いやすさに加えて、機能性と互換性の面からも次のようなメリットがあります:
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内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。
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誤って削除、ディスクフォーマット、パーティション紛失、ウイルス感染、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応できます。
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画像、動画、オーディオ、ワードファイル、エクセルファイル、メール、圧縮ファイルなど1000種類以上のファイルの復旧をサポートしています。
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高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
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クイックスキャンとディープスキャンが同時に行われます。スキャン中にデータを復元することができます。
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Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
では、次の手順に従ってWindows 10のPCから完全削除されたファイルを復元しましょう。
ステップ 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。マウスをファイルが元に保存されていたドライブに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、検索バーで直接検索することができます。
- 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復元したいファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存先を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法2. コマンドラインユーティリティを使用してゴミ箱にないファイルを復旧する
Windows 10バージョン2004以降の場合、Microsoftが提供する無料のコマンドラインツールである「Windows File Recovery」を使用してファイルを復旧することができます。
このツールは主に、削除されたファイル、フォーマットされたディスクからのデータ復元、破損したドライブからのファイル復元に使用されます。ただし、コマンドプロンプトで動作するため、初心者には少し難しいかもしれません。
ステップ 1. Microsoftストアにアクセスし、「Windows File Recovery」を検索します。アプリをダウンロードし、インストールします。
ステップ 2. Windows検索バーに「cmd」と入力し、表示された「コマンドプロンプト」を右クリックして「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. 削除されたファイルを復元するには、次のようなコマンドを使用します。基本構文は次のとおりです。
winfr {ソースドライブ}: {ターゲットドライブ}: [/switches]
- {ソースドライブ}::削除されたファイルが元々保存されていたドライブ(例: C:)。
- {ターゲットドライブ}::復元したファイルを保存するドライブ(例: D:)。ソースドライブとターゲットドライブは異なるドライブにする必要があります。
- [/switches]:様々なオプションやモード。詳細については「Windows File Recoveryの使い方を詳しく解説」をご参照ください。
例えば、削除されたWord文書(.docx)をNTFSドライブ(C:)からDドライブに復元する場合のコマンドは次の通りです。
winfr C: D: /n *.docx
自分の状況に応じてコマンドを作ります。入力できたら「Enter」キーを押して実行します。
ステップ 4. 「Continue?」が表示されたら「y」と入力してスキャンと復元を確認します。
復元が成功した場合、指定したフォルダ内で確認できます。
まとめ
この記事では、Windows 10のゴミ箱からデータを復元する方法と、ゴミ箱にないデータを復元する方法について詳しく解説しました。データ損失を最大限に避けるために、AOMEI Backupperのようなバックアップソフトを利用して、重要なファイルが保存されているフォルダを定期的にバックアップしておくことをお勧めします。こうすれば、バックアップを利用してファイルを簡単かつ迅速に復元できます。
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