方法3選:バックアップしていないデータを簡単に復元する
誤ってファイルを削除してしまいました!バックアップも持っていません!どうすればよいでしょうか?この記事では、バックアップしていないデータを復元する方法を3つご紹介します。自分の状況に合った方法を選ぶことができます。
バックアップしていないデータの復元が可能か?
「間違ってコンピューター上のいくつかのファイルを削除してしまいました。バックアップからデータを復元できることは分かっています。しかし、ファイルをバックアップする方法を知らないので、コンピューターにバックアップもとっていません。バックアップなしでデータを復元できるのでしょうか?」
心配しないでください。バックアップしていないデータを復元することが可能です。ここでは3つの方法をご紹介します。興味のある方、読み進めてください。
バックアップしていないデータを復元する方法
方法1. ごみ箱からデータを直接取り戻す
バックアップなしでデータを復元する最も直接的な方法は、ごみ箱からデータを復元することです。
ステップ 1. デスクトップ上の「ごみ箱」をダブルクリックして開きます。
デスクトップにごみ箱が見つからない方は、「ゴミ箱がデスクトップから消えた?対処方法7つを解説」をご参照ください。
ステップ 2. 削除したファイルを探して右クリックして「元に戻す」を選択して復元します。
方法2. データ復旧フリーソフトを使用して失われた・削除したデータを復旧する
一部のユーザーは、ゴミ箱で削除されたファイルを見つけることができません。残念ながら、これはファイルがパソコンから完全に削除され、ゴミ箱から復元できないことを意味します。この場合にデータを復旧したいなら、専門的なデータ復旧ソフトが必要です。
直感的でわかりやすいインターフェースを採用したデータ復旧フリーソフトであるMyRecoverを使用して、3ステップだけで、画像、ビデオ、ワード、エクセルなど1000種類以上のファイルを簡単かつ迅速に復元することができます。初心者でも気軽に使えます。クイックスキャンとディープスキャンを同時に行われるので、スキャン中にデータを復元することができます。
また、次のようなメリットがあります:
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内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。
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誤って削除、ディスクフォーマット、パーティション紛失、ウイルス感染、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応できます。
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高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
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Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
次にこの強力なソフトを使用して失われた・削除したデータを復旧する方法をご紹介します。
ステップ 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。マウスを失われた・削除されたファイルやフォルダが元に保存されていたドライブに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、検索バーで直接検索することができます。
- 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復元したいファイルおよびフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存先を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverを製品版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法3. CMDを使用して失われたデータを復旧する
Microsoftの公式ツールを使いたい、コマンドラインの使用に慣れているという方は、MicrosoftのコマンドラインユーティリティであるWindows File Recoveryを使用することができます。
このツールは誤って削除したファイルやフォーマットされたドライブからデータを復元することができます。コマンドライン形式で操作し、NTFS、FAT、exFAT、ReFSなどのファイルシステムをサポートしています。テキスト、写真、ビデオなど、さまざまなファイル形式の復元が可能です。
使い方がやや複雑ですが、次に詳しくご案内します。
ステップ 1. Microsoftストアで「Windows File Recovery」を検索し、「入手」をクリックしてダウンロードします。
ステップ 2. 「Windows File Recovery」のインストールが完了したら、「Windows」+「S」キーを押し、検索ボックスに「Windows File Recovery」と入力し、表示結果から「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. 前述のように、Windows File Recoveryの基本的なコマンドが次のとおりです。
winfr [ソースドライブ]: [ターゲットドライブ]: [/モード] [/スイッチ]
- ソースドライブ:失われたファイルが元に保存されていた場所
- ターゲットドライブ:復元したファイルを保存する場所*ソースドライブと同じ場所に設定しないでください。
- モード:ファイルシステムとデータ損失の状況に応じて選択するもの
- スイッチ:スキャン範囲を絞る
次に、モードとスイッチを選択する方法をご紹介します。
①. モードを選択するために、まず復元したいファイルが元に保存されていたドライブのファイルシステムを確認する必要があります:「Win」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を開きます。そのドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択してファイルシステムを確認します。
②. システムファイルを確認できたら、データ損失の状況を組み合わせて、復旧モードを選択しましょう:
ファイルシステム | 状況 | 推奨モード |
NTFS | 最近削除した | デフォルト(Default mode) |
NTFS | しばらく前に削除された | まずセグメント(Segment mode)を、次にシグネチャー(Signature mode)を試す |
NTFS | ディスクをフォーマットした | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
NTFS | ディスクが破損した | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
FATおよびexFAT | すべての状況 | シグネチャー |
③. 次に、復元対象の範囲を縮めるために、スイッチを選択してください:
パラメータ/スイッチ | 説明 | 対応モード |
/n |
/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。 例: /n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。 /n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。 /n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。 /n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。 |
デフォルト |
/y: | 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 | シグネチャー |
/p: |
復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。 |
すべてのモード |
/segment | セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション | セグメント |
/signature | シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション | シグネチャー |
例えば、Fドライブから削除されたpdfファイルをDドライブにを復元したい場合、「winfr F: D: /regular /n *.pdf」と入力し、「Enter」キーを押します。
ステップ 4. 「Continue?」が表示されると、「y」キーを押してスキャンおよび復元を行います。
- このツールは、Windows 10のバージョン2004以降のみ利用可能です。
- Windows File Recoveryの結果は予測できません。一部のファイルが復元できない場合があります。
まとめ
この記事では、バックアップしていないデータの復元方法を3つご紹介しました。お役に立てれば幸いです。
しかし、高価なデータ復旧サービスでも失われたデータを必ず復旧できることを保証できません。したがって、重要なデータを損失から守るために、定期的にバックアップすることが必要です。もしあなたもケースのユーザーと同じ、ファイルをバックアップする方法がわからないなら、次の記事を参照し、自分の状況に合ったバックアップ方法を選択することができます。
方法5選|Windows11で特定のフォルダをバックアップする完全ガイド
*Windows 10でも有効です。