TestDiskでパーテイションを復元する方法(詳細解説)

TestDiskは、データ復旧に特化した無料のオープンソースソフトウェアですが、コマンドラインベースなので、やや使いにくいです。しかし、心配しないでください。この記事では、TestDiskを利用してパーテイションを復元する方法について詳しく解説します。興味のある方、ぜひご覧ください。

Machi

By Machi / 最終更新日 2024年12月12日

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誤操作や不明な原因でパーテイションが失われ、復元方法をお探しですか?本記事では、パーテイション復元ツール「TestDisk」の使い方について詳しく説明します。ぜひ読み進めてください。

TestDiskについて

TestDiskは、オープンソースのデータ復旧ソフトウェアで、ハードディスクやストレージデバイスから失われたパーティションやブートセクターの修復を目的としています。

TestDisk

主にファイルシステムの破損やパーティションの誤削除に対応し、Windows、macOS、Linuxなどの複数のOSで使用可能です。FAT、NTFS、ext2/3/4など多くのファイルシステムに対応しています。

ただし、コマンドラインベースのツールであるので、初心者にはやや難しいかもしれません。操作を誤るとデータ損失が拡大する可能性があるため、慎重に使用することが推奨されます。

TestDiskでパーテイションを復元する手順

これから、TestDiskを使って失われたパーテイションを復元する手順について説明します。

1. TestDiskをダウンロードします。ダウンロードしたアーカイブを解凍します。解凍されたフォルダを開き、「testdisk_win.exe」をダブルクリックして起動します。

2. (これからはキーボードしか使えません)「Create(作成)」を選択し、「Enter」キーを押して確認します。

作成を選択

3. 上下矢印キーでディスクの一覧から失われたパーテイションがあったディスクを選択します。左右キーで「Proceed(続行)」を選択し、「Enter」キーを押します。

ディスクを選択

4. パーティションテーブルタイプを選択します。Windows PCであるので、「Intel」を選択し、「Enter」キーを押します。

Intelを選択

5. 「Analyse(分析)」を選択し、「Enter」キーを押します。

分析を選択

6. 現在のパーティション構造が表示されます。「Quick Search(クイック検索)」を選択し、「Enter」キーを押します。

クイック検索を選択

7. 復元するパーテイションを選択し、「Enter」キーを押して確認します。

ここで、「P」を押して、選択したパーティションに保存されているファイルをリストすることができます。「Q」を押すと前のページに戻ります。

パーテイションを選択

8. すべてのデータが利用可能であることを確認して、「Write(書き込み)」を選択してパーティションを復元します。

まだ見つからないパーティションがある場合、「Deeper Search(ディープ検索)」を選択し、再スキャンしてください。

書き込みを選択

9. 「Y」を押してパーティションを書き込みます。

Yを押す

10. 「OK」選択します。これで失われたパーテイションが復元されます。

OK

直感的で使いやすい復旧ソフトでパーテイションを復元する方法

ご覧のように、TestDiskはコマンドラインベースのツールであるので、英語に苦手な方やパソコンにそれほど精通していない方には使いにくいです。復元したいパーテイションがすべて復元されるかも確認できません。

そのため、より簡単な方法を利用したいユーザーには、直感的なユーザーインターフェースを備えたパーティションマネージャー「AOMEI Partition Assistant Professional」をお勧めします。

このツールは、日本語に対応しており、いくつかのクリックだけでパーテイションを取り戻すことができます。英語に苦手な方や初心者の方でも気軽に使えます。

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
動作確認の目的でのみ使用される

次に、その使い方をご案内します。

1. AOMEI Partition Assistant Professionalをダウンロードし、インストールして開きます。「復元」→「パーティションを復元」をクリックします。

パーティションを復元

2. 失われたパーティションが元にあったディスクを選択し、「次へ」をクリックします。

ディスクを選択

3. 「高速スキャン」を選択し、「次へ」をクリックします。*高速スキャンを使用してパーティションを見つけない場合は、「完全スキャン」を試してください。

高速スキャン

4. 復元したいパーティションを選択し、「続行」をクリックして復元します。復元完了後、「ディスクの管理」でパーティションが復元されたかどうかを確認できます。

続行

Proのデモ版 Win 11/10/8.1/8/7/XP
動作確認の目的でのみ使用される

まとめ

この記事では、TestDiskを利用して削除または失われたパーテイションを復元する方法について詳しく解説しました。TestDiskは完全に無料なパーティション復旧ソフトですが、パソコンにそれほど詳しくないユーザーに難しいです。そのため、簡単なツールを利用したい方にも、TestDiskの代替ソフトAOMEI Partition Assistantの使い方を紹介しました。

また、今度このようなパーテイション損失を避けるために、無料なディスクバックアップソフトAOMEI Backupper Standardを使用して、重要なパーテイションまたはディスク全体を外付けHDDやNASに定期的にバックアップしておくことをお勧めします。お役に立てれば幸いです。

AOMEI Backupper

最高の個人向けWindowsバックアップフリーソフト

Machi
Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。