データを失うことなくSDカードの不良セクタを修復する方法7つ

SDカードで不良セクタが発生し、アクセスできなくなり、修復方法をお探しですか?この記事では、データを失うことなくSDカードの不良セクタを修復するための7つの方法について解説します。この問題に悩んでいる方、ぜひご覧ください。

Machi

By Machi / 最終更新日 2025年02月13日

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不良セクタとは何か?発生する原因は?

SDカードの不良セクタを修復

不良セクタとは、SDカードの中でデータが保存される最小の単位である「セクタ」が壊れてしまうことを言います。

セクタが壊れると、その部分に保存されていたデータが読み取れなくなったり、新しくデータを書き込むことができなくなったりします。

不良セクタがあると、いくつかの不具合が起こります。例えば、ファイルを開こうとしたときに「エラーが発生しました」や「読み込めません」といったメッセージが出ることがあります。また、SDカードがパソコンやカメラに認識されないこともあります。さらに、データの転送が異常に遅くなったり、途中で止まったりすることもよくあります。

この問題はさまざまな原因によって発生します。以下は代表的な原因です。

  1. SDカードが落下や圧力で破損し、セクタが読み書きできなくなる
  2. 電力供給の中断や過電圧が原因で、セクタが損傷することがある
  3. SDカードをPCやカメラから不適切に取り外すことでセクタが損傷する
  4. 繰り返しの書き込みでカード内部が劣化し、不良セクタが発生する
  5. ウイルスがカードのファイルシステムを破壊し、不良セクタを引き起こす

もし不良セクタがあっても、適切な方法で簡単に修復できるので心配はいりません。

データを失うことなくSDカードの不良セクタを修復する7つの方法

このセクションでは、SDカードの不良セクタを修復するための7つの方法について説明します。しかし、これらの方法のほとんどはデータの損失を引き起こす可能性があるので、データの損失を避けるために、最初にデータ復元ソフトを使用してSDカードからデータを取り出してください。

準備作業:不良セクタのあるSDカードからデータを取り出す

データを失うことなくSDカードの不良セクタを修復したいなら、修復を行う前にデータを取り出すことが重要です。

ここでは、信頼性の高いデータ復旧フリーソフトAOMEI FastRecoveryを利用してデータを復元する方法を詳しく解説します。3ステップだけで、スキャンから復旧まで完了できます。アクセスできないデータを最速で取り出すことができます。

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1. SDカードをカードリーダーに接続し、カードリーダーをPCに接続します。AOMEI FastRecoveryをダウンロードし、インストールして開きます。マウスを接続したSDカードに移動し、「スキャン」をクリックします。

スキャン開始

2. AOMEI FastRecoveryは自動的に復元可能なデータをスキャンします。

ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。

検索ボックスとフィルター

3. 復旧したいファイル/フォルダを選択し、「復旧」をクリックし、保存先を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

復旧

👀注意:

新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

方法1:Windowsのエラーチェック機能を使う

Windowsのエラーチェック機能は、SDカード内の不良セクタやファイルシステムのエラーを検出し、修復を試みるツールです。簡単な操作でSDカードのエラーを解決できます。

1. 「Win」+「E」キーを押して、「ファイルエクスプローラー」を開きます。

2. SDカードを右クリックし、「プロパティ」を選択します。「ツール」タブ→「チェック」ボタンをクリックします。画面の指示に従ってSDカードをスキャンして修復します。

チェック

方法2:Windowsのトラブルシューティングツールで不良セクタを修正する

Windowsのトラブルシューティングツールを使うと、PC内のハードウェアやデバイスの問題を自動的に診断し、不良セクタの修復を試みます。特にハードウェアに関連したエラーを修正する際に有効です。

1. 「Win」+「I」キーを押して「Windowsの設定」を開きます。「更新とセキュリティ」→「トラブルシューティング」を選択します。

2. 「トラブルシューティング」タブに切り替え、右側のウィンドウで「ハードウェアとデバイス」をクリックし、「トラブルシューティングツールの実行」オプションをクリックします。

トラブルシューティングツールの実行

方法3:CHKDSKコマンドを使用して不良セクタを修復する

CHKDSKコマンドは、ディスクのエラーをスキャンして修復する強力なツールです。SDカードの不良セクタを修復するための定番方法です。

1. スタートアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

2. 「chkdsk X: /f /r」(XをSDカードのドライブレターに置き換えてください)と入力して「Enter」キーを押します。

chkdsk

チェックと修復作業が完了するまで待ちます。修復後、SDカードを再確認します。

方法4:CMDコマンドのDiskpartで修復する

Diskpartは、Windowsに組み込まれた強力なディスク管理ツールで、SDカードや外部ドライブのパーティション管理や修復を行うことができます。

SDカードに不良セクタがある場合、これが原因でカードが認識されない、または「読み取り専用」エラーが発生することがあります。Diskpartを使用することで、これらのエラーを修正し、SDカードの正常な動作を回復させることができます。

1. スタートアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。

2. コマンドプロンプトで「diskpart」と入力し、「Enter」キーを押します。

3. 次に「list volume」と入力して、接続されているドライブの一覧を表示します。

4. SDカードのドライブ番号を確認し、「select volume X」と入力します(XをSDカードのドライブ番号に置き換えてください)。

5. 「attributes disk clear readonly」と入力して、SDカードの読み取り専用属性を解除します。

diskpart

修復が完了したら、PCを再起動し、SDカードを再接続し、問題が修復されたかどうかを確認します。

方法5:新しいドライブ文字を割り当てる

SDカードの不良セクタが原因で認識されない場合、新しいドライブ文字を割り当てることで、SDカードを再認識させることができます。この方法は、SDカードが「ディスクの管理」に表示されている場合に有効です。

1. スタートアイコンを右クリックし、メニューから「ディスクの管理」を選択します。

2. SDカードを右クリックし、「ドライブ文字とパスの変更」を選択します。

ドライブ文字とパスの変更

3. ポップアップウィンドウで、SDカードにドライブ文字が割り当てられていない場合は「追加」をクリックします。逆に、「変更」をクリックします。

4. 「次のドライブ文字を割り当てる」を選択し、新しいドライブ文字(既存の文字と異なる)を選択し、「OK」をクリックします。

追加

方法6:ドライバーを再インストールする

SDカードのドライバーが破損または古くなっている場合、ドライバーを再インストールすることで、SDカードの不良セクタ問題を解決できることがあります。

1. スタートボタンを右クリックし、メニューから「デバイスマネージャー」を選択します。

2. 「デバイスマネージャー」で、「ディスクドライブ」を展開します。SDカードを見つけて右クリックし、「デバイスのアンインストール」を選択します。

デバイスのアンインストール

PCを再起動し、Windowsがドライバーを自動的にインストールします。再起動した後、不良セクタが修復されたかどうかを確認します。

方法7:SDカードをフォーマットする

最終的な手段として、SDカードをフォーマットすることで不良セクタを修復することができます。フォーマットを行うと、SDカード内のすべてのデータが消去されるため、バックアップを事前に取っておくことが重要です。

1. 「Win」+「E」キーを押して「ファイルエクスプローラー」を開きます。SDカードを右クリックし、「フォーマット」を選択します。

フォーマット

2. フォーマットオプションを設定し、「開始」をクリックします。

開始

3. 警告が表示されると、「OK」をクリックして確認します。

よくある質問

不良セクタを修復しても、SDカードは再利用できますか?
 
不良セクタを修復する方法は、SDカードの一部の物理的または論理的なエラーを修復するために有効ですが、修復後もSDカードの他の部分が正常であれば、再利用は可能です。ただし、修復後に不良セクタが再発したり、新たにエラーが発生した場合、そのカードは劣化している可能性が高く、データの安全性に問題が生じることがあります。長期間使用する予定がある場合、早期に新しいSDカードに交換することをお勧めします。
不良ブロックと不良セクタの違いは?
 
不良セクタと不良ブロックは似たような概念ですが、微妙に異なります。

不良セクタ:SDカードの最小単位のデータ格納場所であるセクタが損傷または読み書きできない状態。物理的な故障やエラーが原因で発生します。

不良ブロック:セクタが集まった大きな単位を「ブロック」と呼びます。不良ブロックは、セクタが複数集まっているエリアにエラーが発生した場合に使われる表現です。SDカードが破損している場合、不良ブロックは複数の不良セクタを含んでいることがあります。
SDカードが頻繁に不良セクタを発生させる場合、何が原因か?
 
SDカードが頻繁に不良セクタを発生させる場合、主な原因としては物理的な損傷、長期使用による劣化、不安定な電源供給が考えられます。

衝撃や過度な熱、または頻繁な挿抜による物理的なダメージは、内部のフラッシュメモリに影響を与え、データの読み書きができないセクタが生じる原因となります。また、SDカードはフラッシュメモリ特有の書き込み回数に限度があるため、長期間使用することで劣化し、不良セクタが増えることもあります。さらに、電源が不安定な場合や、突然の電力遮断が起こると、データが正常に保存できず、不良セクタが発生しやすくなります。

まとめ

この記事では、SDカードの不良セクタを修復するための7つの方法について解説しました。不良セクタが修復されるまで、順に試してみることをお勧めします。

SDカードのデータを失いたくないなら、修復する前に、必ずAOMEI FastRecoveryのような専門ソフトを使ってデータを取り出しておいてください。 そうしないと、データが復元できなくなる可能性があります。

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Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。