ファイルを誤って削除してしまった!復元方法5つを解説
誤って削除したファイルを復元する方法を探しているのですか?この記事では、5つの方法を提供します。重要なファイルを取り戻したい方、ぜひ続けてご覧ください。
ユーザー事例:MP3ファイルが誤って削除された場合にはどうすればよいのか!
MP3音楽ファイルを誤って削除してしまったようです
削除ファイルの復元ソフトを使って復元を試みたのですが
復元の可否に関わらず最近削除されたファイルの一覧に探しているファイルが見当たりません
13分程の音楽ファイルが2つで50Mbくらいだったと思うのですが
こういった割と大きい容量のモノは残らないようになっているのでしょうか?
またドライブ内を検索しても見つかりませんでしたが、誤って削除した以外にファイルが消えてしまった可能性はあるのでしょうか
使っている復元ソフトはパンドラリカバリーです。
どなたか詳しい方お願いします
とても大切なファイルなので困っています・・・
90%以上のユーザーが上のケースのように、PCからデータを誤って削除した経験があるでしょう。このような場合に心配しないでください。多くの場合、削除したファイルを完全に失ってしまうことはありません。適切な手法を用いればこれらのファイルを復元することができます。
本記事では、ファイルを誤って削除した際に役立つ5つの復元方法について解説します。詳細については読み進めてください。
✍ 注意すべきなのは、復元可能なファイルが上書きされないように、ファイルが復元されるまで、パソコンに新しいデータを追加しないでください。また、データ復元を素早く行うほど、ファイルが復元される可能性が高くなります。
Windows 10/11で誤って削除したファイルを復元する方法
方法1. 削除操作を元に戻す
誤って削除したファイルを復元するための最も簡単な方法は、削除操作を元に戻すことです。
ファイルを削除してから、他の操作を行わない場合に、「Ctrl」+「Z」キーを押すか、元の場所を右クリックして「元に戻す - 削除」を選択して削除操作を取り消すことができます。
方法2. ゴミ箱から削除したファイルを復元する
以上の方法でファイルが復元されなかった場合、「ゴミ箱」を開き、誤って削除されたファイルが「ゴミ箱」にあるかどうかを確認することができます。
ステップ 1. デスクトップ上の「ゴミ箱」をダブルクリックして開きます。
ステップ 2. 誤って削除したファイルを見つけて右クリックし、「元に戻す」オプションを選択して、元の場所に復元します。
方法3. ファイル履歴からファイルを復元する
ゴミ箱に削除したファイルが見つからなかった場合はどうすればよいのでしょうか?ファイルが削除される前に、ファイル履歴が有効になっている場合、ファイル履歴によって作成されたバックアップを使用してファイルを復元することができます。
しかし、ファイル履歴は、ライブラリ(ドキュメント/ピクチャ/ミュージック/ビデオなど)・デスクトップ・アドレス帳・お気に入り・OneDrive(オフラインで使用できるファイルのみ)しかバックアップできないので、復元したいファイルがこれらの場所に保存されていた必要があります。
ステップ 1. 「Windows」+「S」キーを押して、検索ボックスに「ファイル履歴でファイルを復元」と入力し、検索結果から「ファイル履歴でファイルを復元」開きます。すると、すべての復元できるバックアップが表示されます。
「ファイルの履歴が見つかりませんでした」と表示されたら、「ファイル履歴」が有効になっていないことを意味します。次の方法を試してください。
ステップ 2. 「ホーム-ファイル履歴」が表示されます。ファイルが削除された前に作成されたバックアップを見つけるまで、「<」をクリックします。
ステップ 3. 復元したいファイルが保存されていたフォルダをダブルクリックして開きます。復元対象のファイルを見つけて選択し、「復元」ボタンをクリックして復元します。
別の場所に復元したい場合、「復元」ボタンを右クリックし、「復元場所の選択」をクリックし、別の場所を復元先として選択することができます。
方法4. Windows File Recoveryを使用してファイルを復旧する
ファイルがPCから完全に削除されており、バックアップも持っていない場合、復元するにはどうすればよいでしょうか?
Microsoftから開発したWindowsオペレーティングシステム向けのオフィシャルなデータ復元ツール-Windows File Recoveryを試してみることができます。
このツールは、コマンドラインインターフェース(CLI)を使用して操作します。ユーザーは特定のコマンドを入力し、削除されたファイルを特定の場所から復元することができます。
その使い方を解説する前に、まずそのコマンドラインについてご紹介します。
まず、コマンドラインの形式は次のようになります:
winfr {ソースドライブ}: {ターゲットドライブ}: [/モード] [/スイッチ]
- ソースドライブ:失われたファイルが元に保存されていた場所
- ターゲットドライブ:復元したファイルを保存する場所*ソースドライブと同じ場所に設定しないでください。
- モード:ファイルシステムとデータ損失の状況に応じて選択するもの
- スイッチ:スキャン範囲を絞る
モードを選択するために、まずファイルが元に保存されていたドライブのファイルシステムを確認する必要があります:「Win」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を開きます。削除されたファイルを保存したドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択してそのファイルシステムを確認します。
システムファイルを確認できたら、データ損失の状況を組み合わせて、復旧モードを選択しましょう:
ファイルシステム | 状況 | 推奨モード |
NTFS | 最近削除した | デフォルト(Default mode) |
NTFS | しばらく前に削除された | まずセグメント(Segment mode)を、次にシグネチャー(Signature mode)を試す |
NTFS | ディスクをフォーマットした | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
NTFS | ディスクが破損した | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
FATおよびexFAT | すべての状況 | シグネチャー |
次に、復元対象の範囲を縮めるために、スイッチを選択してください:
パラメータ/スイッチ | 説明 | 対応モード |
/n |
/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。 例: /n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。 /n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。 /n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。 /n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。 |
デフォルト |
/y: | 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 | シグネチャー |
/p: |
復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。 |
すべてのモード |
/segment | セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション | セグメント |
/signature | シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション | シグネチャー |
自分の状況に応じたコマンドを設定している場合は、以下の手順に従ってWindows File Recoveryをダウンロードし、コマンドを実行してください。
ステップ 1. Microsoft Storeで「Windows File Recovery」を検索し、「入手」をクリックしてダウンロードします。
ステップ 2. 「Windows File Recovery」のインストールが完了したら、「Windows」+「S」キーを押し、検索ボックスに「Windows File Recovery」と入力し、表示結果から「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. その後、先設定できたコマンドラインを「コマンドプロンプト」に貼り付けて実行します。
例えば、Cドライブの「pics」フォルダから「.jpg」拡張子を持つファイルをDドライブに復元したい場合、「Winfr C: D: /n \Users\pics\* .jpg」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。そして、「y」キーを押して確認します。
方法5. 使いやすいデータ復旧ソフトを使用して誤削除したファイルを復旧する
Windows File Recoveryを使用するために、専門知識が必要で、パソコンにそれほど精通していない方には、サードパーティー製の専門的なデータ復元ソフト-MyRecoverを使用することをお勧めします。
このソフトは、直感的で分かりやすいGUIインターフェースを採用し、操作もシンプルで、3つのステップだけで、PCから完全に削除されたファイルを簡単かつ迅速に復元することができます。また、次のようなメリットがあります:
- jpg、png、mp4、avi、mov、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど200種類以上のファイルを復元できます。
- 誤削除、ソフトウェアまたはシステムのクラッシュ、ウイルス攻撃などによる失われたファイルを復元できます。
- 元のフォーマット/ファイル名/パスを維持してファイルを復元します。
- 内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードからのデータ復元をサポートします。
- Windows 11/10/8/7 SP1およびServerに対応しています。
- NTFS/FAT/exFAT/ReFSなどと完全に互換性があります。
では、MyRecoverをダウンロードし、インストールして次の手順に従って誤って削除したファイルを取り戻しましょう~
ステップ 1. MyRecoverを起動します。復元したいファイルが元に保存されていたボリュームまたはパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル/フォルダ名を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。
- 種類:ドキュメント、イメージ、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復元したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
まとめ
この記事では、誤って削除してしまったファイルを復元するための5つの方法についてご紹介しました。ファイルが復元されるまで、一つずつ試してみることができます。
今度このようなデータ損失を避けるために、重要なファイルが保存されているフォルダを定期的にバックアップすることをお勧めします。こうすれば、ファイルが失われても、バックアップを使用してすばやく取り戻せます。