エクセルで誤ってシートを削除してしまった?復元方法3つを解説
エクセルで作業中に誤ってワークシートを削除し、削除したシートを復元する方法がわからない場合は、心配しないでください。この記事では、その方法を4つご紹介します。重要なデータがあるシートを取り戻したい場合、ぜひ続けてご覧ください。
Excelで削除されたシートを復元できるか?
Excelは、Microsoftが開発したスプレッドシートソフトウェアで、データの整理、計算、グラフの作成などさまざまな機能を提供します。ビジネスや個人で広く利用されており、表計算機能を中心に、データの分析や可視化、予算管理などの作業を効率的に行うことができます。
しかし、時には操作ミスや不慮の事故によって重要なシートが誤って削除されることがあります。
「誤ってExcelのワークシートを削除してそのまま保存してしまいました。削除したシートを復元する方法は無いでしょうか?宜しくお願い致します。」
このような状況に陥ったとき、パニックに陥らずに冷静に対処することが肝要です。この記事では、エクセルで誤って削除されたシートを復元する方法をご説明します。興味のある方、読み進めてください。
エクセルで削除されたシートを復元する方法
消したシートを復元するためには、3つの方法があります。シートが復元されるまで、順に試してみましょう。
方法1. Excelのバージョン履歴を使用して削除されたExcelシートを復元する
Excelには「バージョン履歴」という機能があります。この機能では、ファイルの変更をバージョンごとに確認し、必要なバージョンに復元できます。したがって、シートを誤って削除した場合、この機能が役立ちます。
ステップ 1. シートが削除されたエクセルファイルを開きます。「ファイル」→「情報」→「バージョン履歴」をクリックします。
ステップ 2. 右側にバージョン履歴が表示されます。シートが削除される前のバージョンを確認するには、各バージョンの「バージョンを開く」をクリックします。
ステップ 3. 確認できたら、「復元」をクリックします。
方法2. OneDriveを使用して削除されたExcelシートを復元する
このエクセルファイルがOneDriveに同期されている場合、OneDriveを使用してシートが削除される前のバージョンに復元することができます。
ステップ 1. Webサイト版のOneDriveにアクセスしてサインインします。復元したいExcelファイルを見つけて右クリックし、「バージョン履歴」を選択します。
ステップ 2. 更新日時、編集者、サイズから復元するExcelファイルのバージョンを確認し、復元したりダウンロードしたりすることができます。
方法3. ファイル履歴を使用して削除されたExcelシートを復元する
一部のユーザーは、Windowsに搭載されているバックアップ機能を使用してファイルを定期的にバックアップする習慣があります。これらのユーザーは、バックアップを使用してエクセルファイルをシートが削除される前のバージョンに復元することができます。
ここでは、「ファイル履歴」を使用して復元する方法をご案内します。ただし、この方法はシートが削除される前、この機能が有効になっている場合にのみ有効です。
ステップ 1. 「Windows」+「S」キーを押して、検索ボックスに「ファイル履歴でファイルを復元」と入力し、検索結果から「ファイル履歴でファイルを復元」開きます。すると、すべての復元できるバックアップが表示されます。
「ファイルの履歴が見つかりませんでした」と表示されたら、「ファイル履歴」が有効になっていないことを意味します。
ステップ 2. 「<」ボタンをクリックして、バックアップが作成された時点に基づいて復元したいバージョンのエクセルファイルを含むバックアップを確認します。エクセルファイルの親フォルダをダブルクリックして開きます。
ステップ 3. そのエクセルファイルを右クリックし、「レビュー」を選択します。
ステップ 4. 復元したいバージョンであることを確認したら、「復元」ボタンをクリックしてエクセルファイルを元の場所に復元します。
別の場所に復元したい場合、「復元」ボタンを右クリックし、「復元場所の選択」をクリックし、別の場所を復元先として選択することができます。
おまけ:削除されたエクセルファイルを復元する方法
エクセルファイルが完全に削除された場合、取り戻すことが可能でしょうか?
バックアップがなく、削除されたエクセルファイルを自力で復元したいユーザーには、専門的なデータ復旧ソフト「MyRecover」を使用することをお勧めします。
このソフトを使用して、3ステップだけで、誤削除、フォーマット、システムクラッシュ、ウイルス攻撃などの原因で失われたエクセルファイルを簡単に復元することができます。PCの内蔵HDD/SSDに加えて、外付けHDD、SDカード、USBメモリなどのポータブルストレージからのデータ復旧が可能です。
- 高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
- 複数のファイル形式をサポート:jpg、png、mp4、mov、doc、xlsx、pdf、zip、rarなど1000種類以上のファイルの復元をサポートしています。
- ハイライト機能:スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
- 互換性が高い:Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
次に、このソフトを使用して削除されたエクセルファイルを復元する方法をご案内します。
ステップ 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。マウスを削除されたエクセルファイルが元に保存されていたパーティションに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。削除したエクセルファイルをより早く見つけるために、「フィルター」をクリックし、「種類」を「ドキュメント」に設定します。また、検索ボックスで拡張子「.xlsx」やファイル名を入力して検索することもできます。
ステップ 3. 復元したいエクセルファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
まとめ
エクセルでシートを誤って削除してしまった場合、焦らずに慌てずに対処することが大切です。
ファイル履歴やExcelのバージョン履歴を利用して、エクセルファイルをシートが削除される前のバージョンに簡単に復元することができます。そして、万が一エクセルファイルそのものが削除されてしまった場合は、MyRecoverを使ってファイルを復元することができます。
大切なデータを守るために、これらの復元方法を覚えておくことが重要です。