MyRecover
Windows 10で削除されたファイルを復元するフリーソフト4選
このガイドでは、Windows 10で誤って削除したファイルを復元するためのフリーソフトを紹介します。MyRecover、Windows File Recovery、バックアップと復元、以前のバージョンの4つのオプションを比較して、失われたデータを効率的に回復しましょう。
By Machi / 最終更新日 2024年04月23日
Windows 10対応のファイル復元フリーソフトの選定基準
「この前、デスクトップからいくつかのワードファイルをShift＋Deleteキーで削除しました。数日後、それらのうちいくつかが必要だと気づきましたが、復元する方法が分かりません。何かおすすめのフリーソフトがありますか？よろしくお願いします。」
Windows 10を使っている際に、誰でも誤ってファイルを削除してしまう可能性があります。しかし、重要なファイルを削除してしまった場合、それらを復元することができるソフトウェアがあれば、多くの問題を解決できるでしょう。
この記事では、Windows 10で削除したファイルを復元するためのフリーソフトを4つ紹介します。
この4つのフリーソフトを紹介する前に、まずデータ復元ソフトを選ぶ際に、いくつかの重要な基準を説明しましょう。
- インターフェースの使いやすさ：ソフトウェアのインターフェースが直感的で使いやすいかどうかは重要な要素です。ユーザーが簡単に操作できるソフトウェアを選ぶことが重要です。
- 復元可能なファイルの種類とサイズ：ソフトウェアが復元できるファイルの種類やサイズの制限も確認する必要があります。可能な限り多くのファイル形式をサポートしているソフトウェアを選ぶことが望ましいです。
- スキャン速度と復元率：ソフトウェアのスキャン速度と復元率は、ファイルを素早く見つけ出し、成功率を高めるために重要な要素です。
- 追加機能やサポートの有無：ソフトウェアには、追加の機能やサポートが付属している場合があります。これらの機能が必要かどうかを考慮し、ソフトウェアを選択することが重要です。
Windows 10で削除したファイルを復元するためのフリーソフト
このパートでは、Windows 10で削除したファイルを復元するためのフリーソフトを4つご紹介します。下の表でこの4つのフリーソフトの違いをチェックし、どれが自分の状況に適しているか確認してください。
| ソフト名 | MyRecover | Windows File Recovery | バックアップと復元 | 以前のバージョン |
| 使用条件 |
ない |
ない | ファイルが削除された前に、有効になっている | ファイルが削除された前に、ファイル履歴またはシステムの保護が有効になっている |
| 操作性 | 使いやすい | GUIを搭載していない、やや使いにくい | 使いやすい | 使いやすい |
| 対応OS |
Windows 11／10／8.1／8／7／Vista／XP Windows Server 2025／2022／2019／2016／2012／2008／2003 |
Windows 10バージョン2004以降 | Windows 11／10／8.1／8／7 | Windows 11／10／8.1／8 |
| 対応デバイス | 内蔵／外付けHDD／SSD、SDカード、USBメモリ | 内蔵／外付けHDD／SSD、SDカード、USBメモリ | 内蔵HDD／SSD | 内蔵HDD／SSD |
| 復元できるファイル | 写真、ドキュメント、動画など1000種類以上のファイル | 写真、ドキュメント、動画など | 写真、ドキュメント、動画など | 写真、ドキュメント、動画など |
| 復元率 | 高い | 低い | バックアップがあれば、100% | バックアップがあれば、100% |
| 追加機能 | クラッシュしたPCからのデータ復旧（有料） | / | / | / |
| 無料？ | 500MBまでのデータを無料で復旧 | 完全無料 | 完全無料 | 完全無料 |
1. 使いやすいデータ復旧フリーソフト「MyRecover」
削除されたファイルを効率的に取り戻したい場合、復旧率の高いデータ復旧フリーソフト「MyRecover」を使用することをお勧めします。
このサードパーティー製のデータ復旧ソフトで、わずかの3ステップで、Windows 10で削除したファイルを復旧することができます。初心者でもすぐに使いこなせます。
MyRecover- 様々な原因によるデータ損失に対応：誤削除、ディスクフォーマット、ウイルス感染などによって失われたデータを復旧できます。
- 複数のファイル形式をサポート：jpg、png、mp4、mov、doc、xlsx、ppt、pdf、zip、rarなど1000種類以上のファイルの復元をサポートしています。
- ハイライト機能：スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
- 互換性が高い：Windows 11／10／8／7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
安全かつ高速ステップ 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。マウスを復元したいファイルが元に保存されていたボリュームまたはパーティションに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。
✍ヒント：復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルタ」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルを見つけることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。
- 種類：ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日：本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ：128KB未満、128KB～1MB、1MB～512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復元したいファイルまたはフォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。＊スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル／フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル／フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
2. 完全無料なコマンドラインユーティリティ「Windows File Recovery」
Windows File Recoveryは、Windows 10向けの公式のファイル復元ツールです。誤って削除されたファイルやフォルダ、または破損したファイルを復元することができます。さまざまなファイルシステム（NTFS、FAT、exFAT、ReFS）をサポートしており、さまざまなストレージデバイスからファイルを復元することができます。
ただし、コマンドラインユーティリティであるので、ファイルを復元するにはコマンドを使用しなければなりません。専門知識のあるユーザーによりお勧めします。
ステップ 1. Microsoft Storeを開いて、検索バーに「Windows File Recovery」と入力し、ツールをダウンロードしてインストールします。
ステップ 2. スタートメニューから「コマンドプロンプト」を検索し、右クリックして「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. コマンドプロンプトで、以下のコマンドを入力してWindows File Recoveryを実行します。
winfr source-drive: destination-drive: [/switches]
-
「source-drive:」：削除されたファイルが存在したドライブの文字。例えば、Cドライブでファイルが削除された場合は、「C:」となります。
-
「destination-drive:」：復元されたファイルが保存されるドライブの文字。可能であれば、復元されたファイルは異なるドライブに保存することをお勧めします。
-
「/switches」：オプションのスイッチ。Windows File Recoveryにはいくつかのスイッチがあります。例えば、ファイルの種類や最終更新日時に基づいてファイルをフィルタリングするためのスイッチがあります。詳細については、winfr /?を実行してヘルプを表示します。
例：Cドライブから削除されたPNGファイルをⅮドライブに復元したい場合、次のコマンドを入力し、「Enter」キーを押して実行します。
winfr C: D: /regular /n *.png
ステップ 4. 「Continue?」が表示されたら、「Y」キーを押してスキャンと復元を行います。
3. Windowsのバックアップ＆復元機能「バックアップと復元」
バックアップと復元はWindowsに標準搭載されているバックアップ＆復元機能です。バックアップと復元にはファイルとフォルダのバックアップとシステムイメージの2つのタイプのバックアップが含まれています。
もしファイルが削除された前に、この機能が有効になっている場合、次の手順に従ってバックアップからファイルを復元することができます。
ステップ 1. 「Win」＋「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「バックアップと復元（Windows 7）」をクリックします。
ステップ 2. 「ファイルの復元」をクリックします。
ステップ 3. 「ファイルの参照」または「フォルダーの参照」をクリックして、復元したいファイル／フォルダを探します。選択できたら、「次へ」をクリックして続行します。
ステップ 4. 復元するファイル／フォルダの保存場所を選択し、「復元」をクリックします。
4. Windowsの復元機能「以前のバージョン」
「バックアップと復元」を有効にしていない場合、ご心配なく、Windowsには別の復元機能もあります。それは「以前のバージョン」です。「ファイル履歴」または「システムの保護」の一つが有効になっている限り、この機能を使用してファイルを復元することができます。次にその方法をご案内します。
ステップ 1. 削除したファイルが元に保存されていたフォルダを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
ステップ 2. 「以前のバージョン」タブを選択し、時間に基づいてファイルが削除した前に作成されたバージョンを選択し、「開く」をクリックして、復元したいファイルをコピーして、他の場所に貼り付けます。
まとめ
Windows 10で削除したファイルを復元するためのフリーソフトは、さまざまなオプションがあります。使用するソフトウェアを選ぶ際には、ソフトウェアの特徴や使用方法を理解し、自分のニーズに合ったソフトウェアを選択することが重要です。また、データのバックアップを定期的に行い、データの損失を最小限に抑えることも重要です。
