4つの方法で削除されたユーザープロファイルを復元|Win10/11

Windows 10/11で削除されたユーザープロファイルを復元する方法をお探しの場合、この記事を読んで4つの方法を学ぶことができます。

Machi

By Machi / 最終更新日 2024年09月04日

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ユーザープロファイルが削除された場合の影響

Windows PCにログインする各ユーザーは、独自のユーザープロファイルを持っています。

ディスクエラーや不適切なシャットダウン、レジストリエラー、動作不良、マルウェアやウイルスなどによって破損または削除されることがあり、個人設定、ドキュメント、アプリケーションデータが失われる可能性があります。

pc

Windowsはこのユーザープロファイルをログオン画面から削除するため、2つのシナリオが生じます:

  1. Windowsに再度ログインできない場合、セーフモードに入る必要があります。
  2. Windowsは一時プロファイルを作成することがありますが、これはセッションごとにのみ使用できます。ログオフ後、変更した内容は保持されません。したがって、長い目で見れば、失われたユーザープロファイルを復元する必要があります。

この記事では、Windows 10/11で削除されたユーザープロファイルを復元するための4つの方法をご紹介します。

誤って削除したり、その他の原因によるデータ損失を防ぐために、専門的なバックアップソフトを使用してパソコンを自動的にバックアップすることをお勧めします。下のリンクをクリックして、バックアップ方法を確認しましょう。

Windows 10/11で削除されたユーザープロファイルを復元する方法

誤ってユーザープロファイルを削除してしまった場合、最良のシナリオはごみ箱から復元できることです。しかし、ユーザープロファイルを完全に削除してしまった場合、または人為的なミス以外でプロファイルが破損してしまった場合は、以下の効果的な解決策をお試しください:

1. バックアップのない状態でユーザープロファイルを復元する

間違ってユーザープロファイルを削除したユーザーの多くは、以前にバックアップを取ったことがないと思います。

この場合、MyRecoverなどのデータ復元ツールを使用して、PCから完全に削除されたユーザープロファイルを簡単かつ迅速に取り戻すことができます。この無料で使えるソフトは、誤って削除、ディスクフォーマット、パーティション紛失、ウイルス感染、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応できます。

  • 内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから失われたデータの復旧をサポートしています。

  • 画像、動画、オーディオ、ワードファイル、エクセルファイル、メール、圧縮ファイルなど1000種類以上のファイルの復旧をサポートしています。

  • クイックスキャンとディープスキャンが同時に行われます。スキャン中にデータを復元することができます。

  • Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。

以下は、MyRecoverを使用して削除されたユーザープロファイルを復元する手順です。

ステップ 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして起動します。マウスをCドライブに移動し、「スキャン」をクリックします。

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スキャン開始

ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。復元するユーザープロファイルをより速く見つけるために、検索バーにユーザー名と入力します。

ユーザー名を検索

ヒント:また、「フィルター」を利用することもできます。この機能を使えば、更新日やサイズによってファイルをフィルタリングすることができます。

ステップ 3. 復元したいユーザープロファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。

ユーザープロファイルを復旧

👀注意:
  • MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
  • 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。

2. 以前のバージョンを使用してユーザープロファイルを復元する

ユーザープロファイルが削除された前に「ファイル履歴」や「システムの保護」が有効になっている場合、「以前のバージョン」を使用してユーザープロファイルを復元することができます。

ステップ 1. エクスプローラにユーザーフォルダに移動し、右クリックして「プロパティ」を選択します。

プロパティ

ステップ 2. 「以前のバージョン」タブを選択し、ユーザープロファイルが削除された前に作成されたバージョンを選択し、「開く」をクリックして、復元したいユーザープロファイルをコピーして、元の場所に貼り付けます。

以前のバージョン

3. 復元ポイントからユーザープロファイルを復元する

システム復元ポイントは、Windowsシステムのバックアップスナップショットであり、システムを以前の動作状態に復元することができます。これにより、問題を修正し、削除または破損したユーザープロファイルを復元することができます。

この方法の利点の1つは、Windowsにログオンできない場合でも使用できることです。ただし、この復元ポイントの作成後にインストールされたすべてのアプリ、ドライブ、および更新プログラムが削除されます。この方法を試してみたい場合は、以下の手順に従ってください。

ステップ 1. Windowsにログオンできる場合は、検索ボックスに「復元ポイントの作成」と入力し、検索結果から「復元ポイントの作成」をクリックして「システムのプロパティ」を開きます。「システムの保護」タブで「システムの復元」をクリックします。

システム復元をクリック

ユーザープロファイルが削除された後に、Windows 10にログオンできない場合は、ログイン画面で「Shift」キーを押しながら電源ボタンをクリックし、「再起動」を選択します。次の画面で、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムの復元」→「Windows 10」を選択します。

システムの復元

ステップ 2. 「システムの復元」ウィンドウが表示されます。「次へ」をクリックします。

次へをクリック

ステップ 3. ユーザープロファイルが削除された前に作成された復元ポイントを選択します。

復元する復元ポイントを選択

ステップ 4. 「影響を受けるプログラムの検出」をクリックして、復元ポイントの作成後に影響を受けるプログラム/ドライバーを確認します。そして、「閉じる」をクリックします。

影響を受けるプログラムの検出をクリック

ステップ 5. 「次へ」をクリックすると、「復元ポイントの確認」画面が表示されます。確認した後、「完了」をクリックします。

完了をクリック

4. レジストリを介して破損したユーザープロファイルを復元する

Windowsの「ProfileList」レジストリキーは、パソコン上のユーザープロファイルを管理する上で重要な役割を果たします。これには、各ユーザープロファイルに関連付けられたセキュリティ識別子(SID)、プロファイルパス、その他の設定に関する情報が保存されています。

ユーザープロファイルが破損した場合、レジストリで復元することができます。ただし、ユーザープロファイルが削除された場合、それに関連付けられたSIDはWindowsレジストリからバックアップなしで削除されるため、この方法では削除されたプロファイルから失われたデータを回復することはできません。

この方法が自分の状況に適していることを確認された場合、以下の手順に従ってユーザープロファイルを復元してください。

❌注意:

レジストリを変更することはリスクが伴うので、操作を開始する前にバックアップを作成することをお勧めします。

ステップ 1. 「Win」+「X」キーを押して、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。「whoami /user」と入力し、「Enter」キーを押すと、現在のアカウントのSIDが表示されます。

SID

ステップ 2. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「regedit」と入力し、「Enter」キーを押して「レジストリエディタ」を開きます。 左側のペインで順番に「HKEY_LOCAL_MACHINE」→「SOFTWARE」→「Microsoft」→「Windows NT」→「CurrenentVersion」→「ProfileList」をクリックします。その後、ProfileListフォルダ内にSIDのリストが表示されます。

ProfileList

ステップ 3. リストを確認し、SIDが2回表示されている場合は、拡張子.bakのない重複フォルダを削除できます。左側のペインでそのフォルダを右クリックし、「削除」をクリックします。その後、「はい」をクリックして確認します。

フォルダを削除

SIDが2回表示されず、左がbakフォルダの場合、名前を変更する必要があります。拡張子.bakのフォルダを右クリックし、「名前の変更」をクリックし、末尾から.bakを削除します。「Enter」キーを押して変更を保存します。

変更

👀注意:

リスト内に重複したSIDやフォルダの後に.bak拡張子がない場合は、上記の操作はいずれも省略できます。

ステップ 4. 次に、フォルダのパスを調整します。左側のペインにSIDに一致するフォルダをクリックします。右側のペインで「ProfileImagePath」をダブルクリックし、「値のデータ」にユーザープロファイルの正しいパスを入力します。

ProfileImagePath

👀注意:

正しいパスがわからない場合は、「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「C:\Users」と入力して「Enter」キーを押します。次の図のように、ユーザープロファイルが表示されます。

ユーザープロファイル

ステップ 5. そして、右側のペインで「State」をダブルクリックし、「値のデータ」を「0」に変更し、「OK」をクリックします。

値のデータ

ステップ 6. 「レジストリエディタ」を閉じてパソコンを再起動します。ユーザーアカウントにサインインし、すべてが正常に戻っていることを確認します。

オススメ:万が一のデータ消失に備えて定期的にバックアップをとる

明らかに、事前にバックアップを作成していれば、必要なときにファイルを直接復元することができます。ただし、ファイル履歴にはいくつかの欠点があります。たとえば、システムをバックアップできず、長いパスのファイルのバックアップもサポートしていません。また、時々ファイル履歴がすべてのファイルをバックアップしていない という問題も起こるかもしれません。

AOMEI Backupper Standardのようなサードパーティーのバックアップフリーソフトは、より良い選択肢です。このソフトはディスク、システム、パーテイション、ファイル/フォルダのバックアップをサポートしています。また、5つの自動バックアップモードをサポートしています。一度設定すれば、PCのデータを持続的に保護することができます。

定期的なファイルバックアップを行うために、以下の手順を参照してください。

ステップ 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてインストールし、開きます。「バックアップ」→「ファイルバックアップ」を選択します。

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ファイルバックアップ

ステップ 2. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックしてバックアップしたいファイルまたはフォルダを追加します。その後、保存先を選択します。

フォルダを追加

ステップ 3. 「スケジュール」をクリックし、ニーズに応じて自動バックアップの頻度をデイリー(毎日)/ウィークリー(毎週)/マンスリー(毎月)/イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)/USB挿入に設定し、「はい」→「開始」をクリックします。

スケジュール有効化

まとめ

この記事では、Windows 10/11で削除されたユーザープロファイルを復元する方法を4つ紹介しました。バックアップがない場合、ユーザープロファイルを復元する最も効果的な方法は、MyRecoverなどのデータ復元ソフトを使用することです。ただし、データを取り戻すことが100%保証されるわけではありません。

データをよりよく保護するために、定期的にバックアップを作成することをお勧めします。AOMEI Backupper Standardはシステムとファイルを保護するための優れた選択肢です。これを使用してバックアップを作成すれば、データ損失に心配する必要がありません。

Machi
Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。