USBから紛失・削除したエクセルファイルを無料で復元する方法
USBメモリから重要なエクセルファイルを誤って削除したり紛失した場合、心配する必要はありません。この記事では、USBメモリから失われたエクセルファイルを復元するための3つの方法について詳しく解説します。ぜひ続けてご覧ください。
USBメモリからエクセルファイルが失われる原因
USBメモリは、コンパクトで持ち運びが容易なデータストレージデバイスです。パソコンや他のデバイスにUSBポートを通じて接続し、データの保存、転送、バックアップが簡単に行えます。
エクセルファイルなど、仕事用の文書をそこに保存するユーザーが多いです。しかし、USBメモリに保存されたデータは、一般に考えられているほど安全ではありません。USBメモリのデータが様々な原因で失われてしまうことがあります。次に、一般的なものを挙げてみます。
- 誤削除:ユーザーが誤ってファイルを削除する場合があります。
- 不意な取り外し:ファイルの転送中にUSBメモリを取り外すと、データが破損する可能性があります。
- ウイルス感染:マルウェアやウイルスによってファイルが削除または破損することがあります。
- ファイルシステムのエラー:USBメモリのファイルシステムにエラーが生じ、ファイルが見えなくなることがあります。
- 物理的損傷:USBメモリ自体が物理的に損傷すると、データが失われることがあります。
USBメモリからエクセルファイルを無料で復元する方法
USBメモリからエクセルファイルを無料で復元する方法はいくつかありますが、ここでは2つの方法を紹介します。
- USBメモリに新しいデータを保存しないでください。これにより、復元可能なデータが上書きされるのを防ぎます。
- USBメモリを直ちに取り出して、別のデバイスに接続しないでください。これにより、データの損傷が進行する可能性があります。
方法1. 隠しファイルを表示する
USBメモリーに見つからないExcelファイルが、ウイルスによって隠されていることがあります。その可能性を排除するために、隠しファイルを表示してみてください。
ステップ 1. 「Windows」+「E」キーを押して「エクスプローラー」を開きます。 上にある「表示」タブをクリックし、「オプション」を選択します。
ステップ 2. 「表示」タブで、「隠しファイル、隠しフォルダー、および隠しドライブを表示する」を選択し、「適用」→「OK」をクリックします。
これで、隠しファイルが表示されます。USBメモリにアクセスし、消えたエクセルファイルが表示されているかどうかを確認します。
方法2. MyRecoverを利用してUSBメモリからエクセルファイルを復旧する
一般的に、PCから削除されたファイルがごみ箱に移動されます。しかし、USBメモリやSDカードなどの外部デバイスから削除されたファイルが、ゴミ箱に移動されず、PCから直接削除されます。したがって、USBメモリから削除された・紛失したエクセルファイルを復元するために、専門ソフトが必要です。
ここでは、信頼性と操作性に優れたWindowsデータ復元ソフトである「MyRecover」を利用することをお勧めします。この無料で使えるソフトを使用して、USBメモリをスキャンし、そこから失われたエクセルファイルを簡単に復元することができます。
- 高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
- 異なるストレージデバイスのデータ復元に対応:USBメモリに加えて、内蔵/外付けHDD/SSD、SDカードから失われたデータの復旧もサポートします。
- 様々な原因によるデータ損失に対応:誤削除、ディスクフォーマット、ウイルス感染などによって失われたデータを復旧できます。
- 複数のファイル形式をサポート:xlsx、doc、pdf、jpg、png、mp4、mov、zip、rarなど1000種類以上のファイルの復元をサポートしています。
- ハイライト機能:スキャン中にファイルの検索、フィルタリング、プレビュー、復元が可能です。
- 互換性が高い:Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
以下は、MyRecoverを使用してUSBメモリからエクセルファイルを復元する手順です。手順に従って復元を行う前に、まず上のボタンをクリックし、この強力なデータ復旧ソフトをダウンロードしてインストールしてください。
ステップ 1. MyRecoverを起動します。マウスをUSBメモリに移動し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。失われたエクセルファイルをより早く見つけるために、「フィルター」をクリックし、「種類」を「ドキュメント」に設定します。*ファイル名や拡張子を覚えている場合は、検索バーで直接検索することができます。
ステップ 3. 復元したいエクセルファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存場所を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法3. Recuvaを利用してUSBメモリからエクセルファイルを復旧する
MyRecoverとは別に、Recuvaを使ってUSBドライブからエクセルファイルを復元することもできます。
Recuvaは、ファイルの回復に特化した無料のデータ復元ソフトで、ユーザーが削除したファイルやフォーマットされたドライブからデータを復元するためのツールです。特に使いやすく、初心者でも手軽に利用できることが特徴です。
これから、その使い方をご案内します。
ステップ 1. 公式サイトからRecuvaをダウンロードし、インストールして開きます。「次へ」をクリックします。
ステップ 2. 復元するファイルの種類として「ドキュメント」を選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 「ファイルの格納場所」で「特定の場所」を選択し、「参照」をクリックし、USBメモリを選択します。「次へ」をクリックします。
ステップ 4. 「ご使用ありがとうございます。Recuvaはスキャン準備を完了しました。」が表示され、「開始」をクリックしてスキャンを直接始めることができます。ディープスキャンが必要な場合、開始する前に「詳細スキャンを有効」にチェックを入れてください。
ステップ 5. ドライブのスキャンが始まります。完了するまで待ちます。
ステップ 6. スキャンが完了すると、スキャン結果が表示されます。復元したいエクセルファイルを選択し、「復元」をクリックします。
まとめ
USBメモリからエクセルファイルが紛失または削除される理由は様々ですが、適切な手順を踏めば無料で復元することができます。隠しファイルの表示、MyRecoverやRecuvaといった無料のデータ復元ソフトウェアを利用することで、多くのケースでデータを取り戻すことが可能です。データ損失を防ぐためには、SDカードにある重要なファイルを定期的にバックアップしておくことをお勧めします。