【3つの方法】Win11/10/8/7でMP4ファイルを復元する
MP4ファイルは一般的な動画ファイル形式であり、多くの人が利用しています。削除された・失われたMP4ファイルを復元するには、3つの方法があります。この記事では、これらの方法を詳しく解説していきます。大切なMP4ファイルを取り戻したい方、ぜひ続けてご覧ください。
失われた/破損したMP4ファイルを復元できますか?
【大至急!】
MP4のデータ、削除した覚えがないのに消えてしまいました。
復元する方法ってありますか?
ご存知の方おられたらご教授お願いいたします!
MP4ファイルは、動画や音声を格納するために使用されるファイル形式の一つです。高品質のビデオとオーディオを圧縮することができ、ファイルサイズを小さくすることができます。ストリーミングビデオやオンライン動画など、インターネット上でのコンテンツ配信にも広く使用されています。
しかし、データ損失は常に予期せぬものです。バックアップなしでMP4ファイルを紛失したり、誤って削除すると、大きなトラブルになることがあります。
MP4の破損/喪失の原因は何ですか?
次の理由により、MP4ファイルが失われる可能性があります:
- パーティション/ディスクがフォーマットされ、すべてのデータが消去される
- ウイルス感染またはマルウェア攻撃によりMP4ファイルが失われる
- パーティション/ディスクが損傷し、他のハードウェアの問題がある
- メモリーカードやUSBメモリに保存されるMP4を誤って削除してしまう
心配しないでください!これらの原因によって失われたMP4ファイルを復元することが可能です。この記事では、その方法を3つご紹介します。興味のある方、読み進めてください。
失われた/破損したMP4ファイルを復元する方法
このセクションでは、失われた・削除したMP4ファイルを復元する方法を3つご紹介します。
復元したいMP4ファイルがCドライブにある既定フォルダに保存されており、失われた前にファイル履歴が有効になっている場合に、方法1をご利用ください。
MP4ファイルが他のドライブまたはUSBメモリやSDカードに保存されていた場合に、方法2または方法3をご利用ください。
データの喪失が発生した場合は、MP4ファイルが元に保存されていたパーティション/デバイスに新しいデータを保存しないでください。さもなければ、復元可能なMP4ファイルが新しいデータに上書きされる可能性があります。
方法1. ファイル履歴のバックアップを使用してMP4ファイルを復元する
ファイル履歴は、Windows 10/11で完全に削除された・破損したファイルを回復するのに役立ちます。ただし、MP4ファイルが失われた・破損した前に、この機能を有効にした必要があります。また、復元するMP4ファイルがデスクトップ・ダウンロード・ドキュメント・ピクチャ・ビデオ・ミュージック・OneDriveなどのCドライブにある既定フォルダに保存されている必要があります。
以上の要件を確認できたら、次の手順に従ってバックアップから失われたMP4ファイルを復元しましょう。
ステップ 1. 「Windows」+「Q」キーを押し、検索バーで「ファイルを復元」と入力して、検索結果から「ファイル履歴でファイルを復元」をクリックします。
ステップ 2. 「ホーム-ファイル履歴」が表示されます。「<」または「>」ボタンをクリックし、MP4ファイルが削除される前に作成されたバックアップを探します。そして、復元するMP4ファイルが保存されている親フォルダをダブルクリックして、ファイルがそのバージョンのバックアップにあるかどうかを確認することができます。
ステップ 3. 復元したいMP4ファイルを選択し、「復元」ボタンをクリックすると、ファイルが元の場所に復元されます。
別の場所に復元したい場合、「復元」ボタンを右クリックし、「復元場所の選択」をクリックし、別の場所を復元先として選択することができます。
方法2. Windows File Recoveryを使用してMP4ファイルを復旧する
OSがWindows 10バージョン2004以降である場合、Microsoftの公式データ復旧ツール-Windows File Recoveryを使用してMP4ファイルを復旧することができます。このツールを使用すると、誤って削除されたファイルや、フォーマットされたドライブから復元できる可能性があります。NTFS、FAT、exFATなどのファイルシステムをサポートしており、コマンドラインツールとして提供されています。
ただし、コマンドラインツールを利用することは、初心者には少し難しいかもしれませんが、心配しないでください、ここではその使い方を詳しくご案内します。
ステップ 1. Microsoft Storeで「Windows File Recovery」を検索し、「入手」をクリックしてダウンロードします。
ステップ 2. 「Windows File Recovery」のインストールが完了したら、「Windows」+「S」キーを押し、検索ボックスに「Windows File Recovery」と入力し、表示結果から「管理者として実行」を選択します。
ステップ 3. 前述のように、Windows File Recoveryの基本的なコマンドが次のとおりです。
winfr [ソースドライブ]: [ターゲットドライブ]: [/モード] [/スイッチ]
ソースドライブ:失われたファイルが元に保存されていた場所
ターゲットドライブ:復元したファイルを保存する場所*ソースドライブと同じ場所に設定しないでください。
モード:ファイルシステムとデータ損失の状況に応じて選択するもの
スイッチ:スキャン範囲を絞る
次に、モードとスイッチを選択する方法をご紹介します。
①. モードを選択するために、まず復元したいファイルが元に保存されていたドライブのファイルシステムを確認する必要があります:「Win」+「E」キーを押して「エクスプローラ」を開きます。そのドライブを右クリックし、「プロパティ」を選択してファイルシステムを確認します。
②. システムファイルを確認できたら、データ損失の状況を組み合わせて、復旧モードを選択しましょう:
ファイルシステム | 状況 | 推奨モード |
NTFS | 最近削除した | デフォルト(Default mode) |
NTFS | しばらく前に削除された | まずセグメント(Segment mode)を、次にシグネチャー(Signature mode)を試す |
NTFS | ディスクをフォーマットした | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
NTFS | ディスクが破損した | まずセグメントを、次にシグネチャーを試す |
FATおよびexFAT | すべての状況 | シグネチャー |
③. 次に、復元対象の範囲を縮めるために、スイッチを選択してください:
パラメータ/スイッチ | 説明 | 対応モード |
/n |
/n :ファイル名やパス、ファイル拡張子などを指定してスキャンします。条件を複数指定することもできます。 例: /n 見積り.xlsx → 見積り.xlsx という名前のファイルをスキャンします。 /n *.pdf → 拡張子.pdfのファイルをスキャンします。 /n \users\(ユーザー名)\Pictures\ → ピクチャフォルダー内のファイルをすべてスキャンします。フォルダーを指定する場合は、最後に必ず \ を入れてください。 /n "\users\(ユーザー名)\Documents\My Data\*議事録*" → ドキュメント内の My Data というサブフォルダに保存されていたファイルで、名前に 議事録 が含まれるファイルをスキャンします。ファイル名、またはパスにスペースが含まれる場合は、" "(ダブルコーテーション)で囲む必要があります。 |
デフォルト |
/y: | 特定の拡張子を持つファイルをスキャンします。複数の項目を入力する場合は、カンマで区切ってください。 | シグネチャー |
/p: |
復元操作のログファイルを回復ドライブのデフォルトの場所とは異なる場所に保存します(例:D:\logfile)。 |
すべてのモード |
/segment | セグメントモード。ファイルレコードセグメントを使用するNTFSドライブ用の復元オプション | セグメント |
/signature | シグネチャーモード。ファイルヘッダーを使用するすべてのファイルシステムタイプ用の復元オプション | シグネチャー |
例えば、通常モードでDドライブから削除されたMP4ファイルをEドライブに復元したい場合、コマンドプロンプトに「winfr D: E: /regular /n *.mp4」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。「Continue?」が表示されると、「y」キーを押して確認します。
方法3. 使いやすいデータ復旧フリーソフトで削除/紛失したMP4ファイルを復旧する
バックアップを取っていない、コマンドに苦手な方には、直感的でわかりやすいインターフェースを採用した専門的なデータ復旧フリーソフト-MyRecoverをお勧めします。
このソフトを使用して、内蔵/外付けHDD/SSD、SDカード、USBメモリから紛失・削除したMP4ファイルを簡単かつ高速に復元することができます。ステップだけで、スキャンから復元まで完了できます。そしてディープスキャンとクイックスキャンが同時に行われるのでスキャン中に必要なファイルを復元することができます。また、機能性と互換性の面から次のようなメリットがあります:
-
誤って削除、ディスクフォーマット、パーティション紛失、ウイルス感染、システムクラッシュなどの原因によるデータ損失に対応できます。
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画像、動画、オーディオ、ワードファイル、エクセルファイル、メール、ZIPファイルなど200種類以上のファイルの復旧をサポートしています。
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高い復旧率で、迅速に失われたファイルを取り戻すことができます。
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Windows 11/10/8/7およびWindows Serverに対応しています。また、NTFS、FAT32、exFAT、ReFSなどさまざまなファイルシステムをサポートしています。
では、次のボタンをクリックしてこの強力なツールをダウンロードし、インストールし、次の手順に従って失われたMP4ファイルを取り戻しましょう。
ステップ 1. MyRecoverを起動します。失われたMP4ファイルが元に保存されていたドライブまたはデバイスを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。右上の検索ボックスで、「.mp4」またはファイル名を入力し、「Enter」キーを押してMP4ファイルを検索します。*復元したい動画が見つかったら、スキャンが完了するのを待つ必要はありません。
または、「フィルター」をクリックし、「種類」を「動画」に設定し、ニーズに応じて他の2つのフィルターを設定することでスキャン範囲を縮めることもできます。
ステップ 3. 復元したいMP4ファイルを選択します。「復旧 xxつのファイル」をクリックし、保存場所を選択し、失われたMP4ファイルを復元します。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
まとめ
以上はWindows 11/10/8/7でMP4ファイルを復元するための3つの方法でした。Windowsの公式ツールに頼るか、サードパーティー製のデータ復旧ツールであるMyRecoverを使用して大切なMP4ファイルを取り戻すことができます。お役に立てれば幸いです。