USBからデータが消えた?原因+復元方法3つを解説
なぜデータがUSBメモリから勝手に消えてしまったのでしょうか?これらのデータを復元するにはどうすればよいでしょうか?この記事では、データがUSBメモリから失われる原因と、データを復旧するための2つの方法についてご紹介します。大切なデータを取り戻したい方、ぜひ読み進めてください。
なぜUSBメモリからデータが消えるのか?
「USB内の一部のデータが消えてしまいました。復元できる方法はありますか?もしあるなら至急教えて頂きたいです。宜しくお願い致します!!!!」
USBメモリからデータが突然消えた経験がある人は多いでしょう。重要なデータの紛失であれば、きっと不安になるでしょう。 ご心配なく、この記事では、USBメモリから消えたデータを取り戻すための3つの方法をご紹介します。
その前に、まずデータ紛失の原因を理解しましょう:
- ファイルシステムのエラー:USBメモリが正しく取り外されずに抜かれたり、突然の電源断があったりすると、ファイルシステムが壊れることがあります。このような状況では、データのアクセスや表示に問題が生じる可能性があります。
- ファイルの誤削除:使用中に誤ってファイルやフォルダが削除されたことがあります。それに、USBメモリから削除されたファイルは直接削除され、ごみ箱には移動されません。
- ウイルスやマルウェア:USBメモリが感染したコンピュータで使用された場合、ウイルスやマルウェアによってデータが削除されたり、隠されたり、暗号化されたりすることがあります。
- 物理的な故障:USBメモリ自体に物理的なダメージが生じた場合、データが正しく読み書きできなくなることがあります。USBコネクタやフラッシュメモリチップの故障、水濡れ、落下などが原因となります。
USBメモリからデータが消えた原因を理解してきたら、次のセクションに進んで、復元方法を学びましょう。
USBメモリで消えたデータを無料で復元する方法
このセクションでは、USBメモリから失われたデータを復元する3つの方法をご紹介します。次に、データを復元するためのクイック方法をいくつかご紹介するので、まずはこれらの方法を試してみることをお勧めします。
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データが誤って削除されたことがわかった場合、前の操作を元に戻すために「Crtl」+「Z」ショートカットを使用できますが、データの削除後に何もしていない場合にのみ適用されます。
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USBメモリを別のUSBポートまたは別のPCに接続して、ファイルが確かに消えているかどうかを確認します。問題がポートやコンピュータに起因していないことを確認します。
以上の方法がうまくいかなかった場合は、USBメモリに新しいデータを保存せず(フォーマットなどの操作もしない)、データ復旧を行うまで安全にPCからUSBメモリを取り外してください。
方法1. attribコマンドで非表示になったデータを表示させる
上記のように、一部の場合に、データがUSBメモリから消えず、ただウィルスやマルウェアで見えなくなりました。この場合に、CMDのattribコマンドを使用して隠されているデータを表示させることができます。
ステップ 1. USBメモリをPCに接続し、「Windows」+「X」キーを同時に押して「コマンドプロンプト(管理者)」オプションを選択します。
ステップ 2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで「attrib -h -r -s /s /d G:\*.*」(GをUSBメモリのドライブ文字に置き換えてください)と入力し、「Enter」キーを押します。
ステップ 3. USBメモリに移動して、ファイルが復元されたかどうかを確認します。
方法2. データ復旧フリーソフトでUSBメモリのデータを復旧する
上記の方法でうまくいかない場合、USBメモリ内のデータは失われています。この場合に、データ復旧サービスに頼んだり、データ復旧ソフトを使用したりして消えたデータを取り戻すことができます。データ復旧ソフトはデータ復旧サービスより低い、自力でも行えるというメリットがあるので、お勧めします。
業界をリードするデータ復元ツールであるMyRecoverは、USBメモリから消えたファイルを簡単かつ迅速に復元することができます。直感的で使いやすいGUIインターフェースを備えたこのツールは、3つのステップだけでファイルを取り戻すことができます。誤削除やフォーマット、ウィルスなど、ほとんどすべてのデータ損失のシナリオに対応しています。
では、この無料ソフトをダウンロードしてインストールし、以下の手順に従ってUSBメモリから失われたデータを復元しましょう。
ステップ 1. USBメモリをパソコンに接続し、パソコンに検出できることを確認します。MyRecoverを開きます。接続したUSBメモリを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なデータをスキャンします。
✍ヒント:復元するファイルをより速く見つけたい場合、「フィルター」を利用することができます。この機能を使えば、種類、更新日、サイズによってファイルをフィルタリングすることができます。また、ファイル名や拡張子を覚えている場合、直接検索バーで検索することもできます。
- 種類:ドキュメント、画像、動画、オーディオ、メール、ウェブページ、圧縮ファイルから選択できます。
- 更新日:本日、昨日、過去7日間、過去30日間、カスタムから選択できます。特定の期間に削除されたデータを探したいなら、「カスタム」を選択してください。
- サイズ:128KB未満、128KB~1MB、1MB~512MB、512MB以上、カスタムから選択できます。
ステップ 3. 復旧したいファイル/フォルダを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックし、保存先を選択して復元します。*スキャンの完了を待たずに、ファイルを復元することができます。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法3. データ復旧サービスに依頼する
復元ソフトを使って必要なファイルを復元できない場合、USBの破損が原因でデータが消えてしまった可能性があります。この場合に、データ復旧サービスに連絡するのをお勧めします。
データ復元サービスは通常高額な料金がかかることがあるので、注意深く選び、必要なサポートが得られることを確認した上で利用することが重要です。
USBのデータ損失/破損に関するよくある質問
USBから削除したデータはどこに行ったのですか?なぜごみ箱に見つからないのですか?
🚩参考記事:USBから削除したデータはどこに行くのか?ごみ箱に入るか?
USBのデータが破損する理由は?
1. 不正な取り扱い:USBメモリは物理的に頑丈ですが、落下や衝撃、折れ曲がりなどによる物理的なダメージがデータの破損を引き起こす可能性があります。
2. 電力の不足または過剰供給:USBメモリに安定した電力が供給されない場合、または電力供給が過剰な場合、データの書き込みや読み取り中にエラーが発生し、データが損傷する可能性があります。
3. ウイルスやマルウェア:USBメモリが感染したコンピュータからウイルスやマルウェアを受け取ると、これがデータの損傷を引き起こすことがあります。
4. 不適切な取り外し:USBメモリをコンピュータから正しく取り外さないで引き抜くと、データの書き込みや読み取り中にエラーが発生し、ファイルが損傷する可能性があります。
5. ファイルシステムの問題:ファイルシステムが壊れたり破損したりすると、データにアクセスできなくなります。
6. ドライブの寿命:USBメモリも有限の寿命があり、使用回数や時間が経過すると劣化する可能性があります。
まとめ
この記事では、USBメモリから消えたデータを復元するための2つの方法についてご紹介しました。お役に立てれば幸いです。
しかし、すべてのデータ復旧方法でも、データを必ず復旧できることを保証できません。データを損失から守るために、バックアップが必要です。
Windowsに標準搭載されているバックアップ機能(ファイル履歴やバックアップと復元など)は、USBメモリなどの外部デバイスのバックアップをサポートしていないので、サードパーティー製のバックアップ&復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardで重要なデータが保存されているUSBメモリを定期的にバックアップすることをお勧めします。
このソフトは、ディスク全体、システム、指定したパーティション、フォルダ、ファイルのバックアップをサポートしています。ユーザーの異なるニーズを満たすことができます。今すぐダウンロードしてあなたのデータを守りましょう!
🚩参考記事:USBメモリ向けの自動バックアップフリーソフト