【方法13つ】DLLがない/見つからないエラーを修復
プログラムを正しく実行できず、DLLファイルが見つからないというエラーメッセージが表示された場合、どうすればよいでしょうか?この記事では、13つの解決策について紹介します。このエラーに悩んでている方、ぜひ続けてご覧ください。
ユーザー事例
「コンピュータにd3dx9_32.dllがないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するにはプログラムを再インストールしてみてください。」
というエラーがでました。どうすればなおりますか?何を再インストールすれば良いですか?Windowsのリカバリは必要ですか?
--YAHOO!!知恵袋からの質問
DLLファイルはDynamic Link Libraryの略で、複数のコードとプロシージャを保持する必須ファイルの一種で、特定のディレクトリにあるファイルを探すなど、プログラムが特定の操作を実行するのを助けるものです。一般的には、Windowssystem32フォルダに格納されています。
プログラムを実行すると、対応するDLLファイルにリンクされます。DLLファイルが見つからないと、プログラムを開くことができません。このエラーは、最も一般的なDLLファイル関連の問題の1つです。見つからないDLLファイルが通常はMSVCR110.dll、MSVCR71.dll、d3compiler_43.dll、LogiLDA.dll、MSVCP140.dll、api-ms-win-crt-runtime-l1-1-0.dll、VCRUNTIME140.dllなどです。
このエラーが発生した場合、以下のようなエラーメッセージが表示されます:
コンピュータに.dllがないため、プログラムを開始できません。この問題を解決するには、プログラムを再インストールしてみてください。
.dllが見つからないため、コードの実行を続行できません。プログラムを再インストールすると、この問題が解決する可能性があります。
.dllが見つからなかったため、このアプリケーションを開始できませんでした。アプリケーションをインストールし直すとこの問題は解決される場合があります。
DLLファイルがない・見つからない原因
なら、なぜDLLファイルが紛失するのでしょうか?原因は以下のようなものがあります:
- DLLファイルが誤って削除された
- 最近インストールしたプログラムが、既存のDLLファイルを互換性のない、または無効なDLLファイルで上書きしてしまった
- プログラムのアンインストールにより、DLLファイルが失われた
- マルウェアやウイルスが既存のDLLファイルを削除したり破損させたりした
- システムまたはディスクが破損している
- …
Windows 10/11で見つからないDLLファイルを復元する方法
プログラムのDLLファイルが見つからない可能性がある原因を理解した上で、このパートでは、このエラーを修正する方法を学びます。ここでは、最初に試しておきたい簡単な方法を3つ紹介します。
1. ごみ箱を確認します。ローカルディスクから削除したファイルは、最初にごみ箱に移動されるので、ごみ箱でDLLファイルを直接元に戻せるかを確認します。
2. コンピュータを再起動します。一部の場合に、コンピュータを再起動するだけで、このエラーを修復することができます。
3. プログラムをアンインストールして再インストールします。これを行うことで、新しいDLLファイルまたはフォルダを取得することができます。
それでもエラーを修復できない場合、以下の方法を試してください。
方法1. マルウェアやウイルスをスキャンする
ウイルスや悪意のあるソフトは、DLLファイルとして隠れることができ、プログラムにダメージを与えたり、DLLファイルを直接削除して使用できなくしたりすることがあります。そのため、サードパーティー製のウイルス対策ソフトを使用するか、Windows Defenderを使用してフルスキャンを実行し、ウイルスを除去することをお勧めします。
方法2. SFC.exeを実行する
SFC.exe(システムファイルチェッカー)を実行すると、欠落または破損したシステムファイルを検出して適切なものに置き換えることができます。このツールで、DLLファイルが見つからない問題を修復することができます。
ステップ 1. 「Windows」+「X」キーを押して、「コマンドプロンプト(管理者)」を選択します。
ステップ 2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで「sfc /scannow」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
プロセスが完了するのを待ちます。問題が解決されるかどうかを確認します。解決されない場合、次の解決策を試してください。
方法3. DISM.exeを実行する
SFCが機能しない場合、あなたはまだDISM.exe(展開イメージのサービスと管理)を試すことができます。
ステップ 1. 「コマンドプロンプト(管理者)」を開きます。
ステップ 2. 「コマンドプロンプト」で「DISM /Online /Cleanup-Image /RestoreHealth」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
方法4. ファイル復元ソフトを使用する
ファイルが誤って削除されたり、他の理由で行方不明になった場合、MyRecoverのような専門的なファイル復元ソフトを使用して、簡単に復元することができます。このソフトは:
- DLLファイルに加えて、Wordファイル、Excelファイル、PPT、写真、ビデオ、圧縮ファイルなど、200以上の種類のファイルを復元することが可能です。
- 削除、フォーマット、システムクラッシュなどの原因によるデータ消失に対応することができます。
- 内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードからのデータ復元をサポートしています。
- 復元されたDLLファイルは、元の名前、フォーマット、パスで保持されます。
- Windows 11、10、8、7、Windows ServerのNTFS、FAT32、exFAT、ReFSに対応しています。
では、MyRecoverをダウンロードし、インストールして次の手順に従ってDLLファイルを取り戻しましょう。
ステップ 1. MyRecoverを起動します。開けないプロンプトがインストールされているドライブまたはパーティションを選択し、「スキャン」をクリックします。
ステップ 2. MyRecoverは自動的に復元可能なファイルをスキャンします。検索ボックスに「.dll」またはそのファイル名を入力して検索します。
✍ヒント:「フィルタ」を利用して、種類、更新日、サイズによって復元したいファイルをより速く見つけることもできます。
ステップ 3. 復元したいDLLファイルを選択し、「復旧 xつのファイル」をクリックします。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
方法5. Visual C++再頒布可能パッケージを再インストールする
アプリやゲームなどをインストールする際に、DLLエラーが表示されることがあります。正しいバージョンの再頒布可能パッケージがないと、インストールしたソフトが機能しなくなります。
一般的には、最新のVisual C++再頒布可能パッケージをインストールする必要があります。しかし、一部のプログラムでは、古いバージョンの再頒布可能パッケージを必要とします。この場合、Microsoftの公式サイトから最新または対応するバージョンのVisual C++再頒布可能パッケージをダウンロードすればいいのです。
方法6. 最新のWindows Updateをインストールする
最新のWindows Updateをインストールすることで、DLLファイルが見つからないというエラーが修復されることがあります。なぜなら、それはDLLファイルを交換または更新するのに役立つからです。
ステップ 1. 「Windows」+「I」キーを押して「設定」を開き、「更新とセキュリティ」をクリックします。
ステップ 2. 「Windows Update」タブにある「更新プログラムのチェック」ボタンをクリックします。
ステップ 3. 利用可能なWindows Updateがある場合は、「今すぐインストール」をクリックします。
方法7. システムの復元からDLLファイルを復元する
重要なファイルやシステム構成の変更がDLLファイルの消失の原因だと思われる場合、DLLファイルの問題を修復するために、システムの復元を試すことができます。
ステップ 1. 「Windows」+「S」キーを押して検索ボックスを開きます。「復元ポイントの作成」と入力し、検索結果から「復元ポイントの作成」を開きます。次に、「システムの復元」ボタン→「次へ」をクリックします。
ステップ 2. エラーが出る前の復元ポイントを選択し、「影響を受けるプログラムの検出」をクリックして、このポイントを復元した後に影響を受けるプログラムおよびドライバーを確認します。確認したら、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. 最後に、「完了」をクリックして、復元を実行します。
方法8. レジストリツールを使用する
DLLファイルが見つからない原因として、レジストリにある誤ったDLLエントリや無駄なファイルがある場合もあります。その原因としては、アプリケーションのエラー、不完全なインストール/アンインストール、設定の衝突などが考えられます。この場合、レジストリツールを使って、過剰なキーや無関係なキーを削除する必要があります。
方法9. 別の正常なパソコンからDLLファイルをコピーする
多くのソフトは、Windowsの古いバージョンと互換性があり、実行するために特定のバージョンのDLLファイルを必要とします。この問題が発生した場合は、そのDLLファイルを他の正常なパソコンからコピーして、適切なディレクトリに置き換えてみてください。
時には、DLLファイルを再登録する必要があります。ソフトの開発者は、異なるユーザーのニーズを満たすために、異なるバージョンのDLLファイルを提供することがあります。そのソフトの公式サイトから必要なバージョンをダウンロードすることができます。
方法10. DLLファイルを手動でダウンロードする
それでも問題が解決されない場合は、ソフトまたはMicrosoftの公式サイトからDLLファイルを手動でダウンロードしてみることができます。他の不明なサイトからファイルをダウンロードしないようにしましょう。誤って有害なファイルをダウンロードした場合、システムが損傷したり、データが失われたりする可能性があります。
まとめ
この記事では、DLLファイルが見つからないエラーを修復する13つの方法をご紹介しました。これらの方法で問題を解決できましたか?
DLLファイルが見つからない原因が誤って削除した場合、最も効果的な方法はMyRecoverのような専門的なファイル復元ソフトを使用することです。この方法で失われたDLLファイルをすばやく取り戻せます。また、MyRecoverはSDカードまたは外付けHDDから削除したファイルを復元する場合にも役立ちます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!