システム状態をバックアップするためのシステムバックアップのやり方
事前にAOMEI Backupperでシステムバックアップを作成すれば、システムがクラッシュした時にバックアップからシステムファイルやブートファイルなどを復元することができます。
システムバックアップとは何ですか?
システムバックアップとは、現在のOS(オペレーティングシステム)をまるごとバックアップすることです。クラッシュしたパソコンにシステムイメージを復元したら、OSが正常に起動できるようになるはずです。※作成されたシステムイメージについての詳しい情報は、こちらをご覧ください。
パソコンの起動に必要なデータをすべてバックアップするために、システムパーティション上のシステムファイルとか、ブートパーティション上のブートファイルとかをバックアップの対象として選択すべきです。
- 上述のようにシステムパーティションとブートパーティションの両方ともWindows起動時に重要な役割を果たすため、次はそれらについてご説明しましょう。
- システムパーティションは、BOOTMGR(Windows XPおよびWindows Server 2003のような以前のWindows OSで使用されていたNTLDRを置き換えるWindowsブートマネージャー)やBCD(元のboot.iniを置き換えるブート構成データベース)、NTLDR、boot.iniなどのWindowsブートプログラムまたはWindowsの回復環境を保存するパーティションです。ディスクの管理ではシステムとしてマークされています。通常、200MBぐらい少ないディスク領域を占有しています。
- ブートパーティションは、Windowsオペレーティングシステム(通常はWinNT)のファイルを保存するパーティションです。ディスクの管理ではブートにマークされます。常にドライブC(Windowsがインストールされているパーティション)です。通常、多くのディスク領域を占有しています。たとえば、Windows7の場合には、少なくとも8GBが必要です。
旧バージョンのWindows OS(Windows7以前のエディション、例えば、Windows XP、Vista、Windows Server 2003)では、システムパーティションとブートパーティションは同じパーティション(通常ドライブC)です。このような場合、システムバックアップを作成する時に1つだけのパーティションをバックアップすれば十分です。
しかし、Windows 7以降(例えばWindows 8)では、システムパーティションとブートパーティションは別々なものになる可能性があります。例えば、パーティション分割されていないハードディスクにWindowsをインストールすると、ディスクの管理で「システムで予約済み」(Windows 7の場合は100MB、Windows 8の場合は350MB)とマークされているシステムパーティションと「ブート」とマークされているドライブCが分離されます。このような場合、システムバックアップを作成する時にシステムパーティションとブートパーティション両方をバックアップする必要があります。
システムバックアップソフトウェアAOMEI Backupperは「システムバックアップ」を作成する時にバックアップの対象が自動で選択されるので何の心配もありません。また、システム復元を実行する時に復元の対象も自動で選択されるので、かなり便利かつ高速です。
なぜシステムバックアップが必要ですか?
どんな優れたWindowsでも、しばらく使用した後にシステムクラッシュ、HDD故障、ブルースクリーンなどが発生してコンピュータが起動しなくなることはあるでしょ。一般的な対処方法として、OSの再インストールには時間がかかります。また、各種アプリケーションのセットアップにも時間がかかります。
このような面倒なことを回避するために、定期的にシステムのフルバックアップを作成する必要があります。こうすれば、システムで問題が発生しても、OSやアプリケーションを再インストールせずシステムイメージを復元して、パソコンを迅速かつ簡単に以前の正常な状態に戻すことができます。
AOMEI Backupper Standardシステムバックアップソフトは、OSに関するすべてのパーティション/ファイル/データをバックアップすることができます。システム問題が発生した場合、AOMEI Backupperを使用して、作成したシステムイメージによってオペレーティングシステムを復元することができます。それは多くの時間を節約します。
ご注意:バックアップを実行する前に、システムクリーニングで不要になったファイルを削除したほうがいいです。バックアップの対象となるファイルが多ければ多いほど、システムイメージの作成にかかる時間が多いですし、必要なディスク容量も多くなります。後のシステム復元にもより多くの時間がかかります。
AOMEI Backupperでシステムバックアップを作成する方法
AOMEI Backupperの「システムバックアップ」機能はブートパーティションまたはシステムパーティションを自動的にバックアップの対象として選択するため、手動で指定する必要がありません。そのほか、システムイメージの圧縮レベル、バックアップスケジュール、バックアップモード(差分、増分、フル)などを設定することができます。システムバックアップのやり方は次のとおりです。
ヒント:ドライブC上のプログラムファイルや個人データ(写真、音楽、文書など)はすべてバックアップされます。
手順 1. このシステムバックアップツールをダウンロードし、インストールし、起動します。「バックアップ」タブで「システムバックアップ」をクリックします。
手順 2. 別のタスクから区別できるように「タスク名」を変更することができます。この例では、ドライブCはデフォルトでバックアップ元として選択されます。システムイメージを保存する場所を選択し、「開始」をクリックします。
ご注意:「オプション」では、バックアップのコメントを入力したり、イメージファイルを圧縮、 暗号化、分割したりすることができます。
手順 3. システムバックアップの作成が完了した後、「完了」をクリックしてプログラムを終了します。
AOMEI Backupperは、システムバックアップのバックグラウンド実行を許可します。お使いのシステムが16GBの領域を占めた場合、10分ぐらいかかります。お使いのシステムが3GBを占めた場合、2分だけかかります。