Windows7/8/10/11でSynology双方向同期を行う2つの簡単な方法
Synology NASとGoogle Drive、OneDriveなどのクラウドストレージ間で双方向同期を取る簡単な方法を探している場合には、この記事を読むことができます。
なぜ、Synology双方向同期が必要?
今、データ保護やファイル共有のためにますます多くの人々はファイルをNASデバイス(ネットワークHDD)またはクラウドストレージに保存したいと思っています。データセキュリティを強化するために大切なファイルをNASとクラウド両方に保持するのは賢明な選択です。二つの異なる場所にあるフォルダ内のファイル或いはファイル内容を同一に保つことは可能でしょうか?NASとクラウドストレージ間での双方向同期が答えです。NASにクラウドを双方向同期させておくと、すごく便利になります!
フォーラムに投稿されたSynology双方向同期についての質問が次の通りです。
質問1:私はオンラインでGoogleの写真をSynologyと同期させたいです。Googleの写真はGoogle Drive内にある「Googleフォト」というフォルダに保存されています。現在、私の一部の写真はGoogle Drive(オンライン)にありますが、ほかの一部の写真はSynology内の「Googleフォト」というフォルダにあります。
質問2:双方向同期を取ると、私の望むようにすべての写真(ローカル側とオンライン側)が結合されますか?私は複製・コピーを作成したくないし、如何なるデータを削除したくないです。
さて、次はSynology NAS双方向同期を実行する2つの効率的な方法をご紹介しましょう。
Synology双方向同期にCloud Syncを使う
ご使用のNASとクラウドサービスでファイルを同期させるためにCloud Syncを使用することができます。
「Cloud Sync」とはSynolog NASに用意されているNASの機能追加のアプリの一つです。指定したクラウドサービスにあるファイルを簡単にNASと同期させることができます。「Google ドライブ」や「Dropbox」、「OneDrive」、「Amazon ドライブ」など大抵のクラウドサービスには対応しています。
Cloud Syncについてもっと詳しく見る~
「Google ドライブ」を同期させると「Google フォト」の内容も同期してくれます。写真データが大事ですよね。次はGoogle ドライブを例として、SynologyとDropboxの双方向同期を行う方法・手順を見てみましょう~o(^▽^)o
ステップ 1. DiskStation Manager(DSM)を開いて、「パッケージセンター」から「Cloud Sync」をインストールします。
ステップ 2. 「Cloud Sync」を起動すると、利用できるパブリッククラウドがすべて一覧表示されます。同期したいクラウドプロバイダー(クラウドサービス)を選択します。この例では「Google ドライブ」を選択して「次へ」をクリックします。
※Webブラウザでアカウント選択の画面が開くので、使用するアカウントを選びます。メールアドレスとパスワードの入力が必要かもしれません。続いてSynologyのアクセス許可の確認画面になるので「Agree」(許可)をクリックします。認証が完了するとDSMに戻ります。
ステップ 3. 双方向同期タスクを作成します。
- ●「ローカルパス」のフォルダアイコンをクリックして、ファイルを保存するパス(Synology NAS上のフォルダ)を指定します。フォルダはあらかじめ作っておかなくても、このステップで「File Station」から作成すれば大丈夫です。
- ●「リモートパス」のフォルダアイコンをクリックして、同期したいGoogle ドライブ上のフォルダを指定します。デフォルトで「ルートフォルダ」が選択されるので、Google ドライブのフォルダ構造をそのまま同期するということです。
- ●「同期方向」から「双方向」を選択します。このオプションを使うと、Synology NAS側で変更があった場合Googleドライブに、Googleドライブ側で変更があった場合Synology NAS側に同期されます。
- ●必要に応じて「データ暗号化」「スケジュール設定」などを設定できます。
ステップ 4. Synology双方向同期タスクの設定を確認し、問題なければ「適用」をクリックして設定を保存します。必要があれば、「適用」をクリックする前に「詳細設定」をクリックして特定のファイルを同期しないように設定することができます。
自動でクラウドサービスとの同期を開始します。「Cloud Sync」は閉じてしまって大丈夫です。クラウドサービスとの同期状況はDSMのタスクバーメニューに表示してくれます。
Synology双方向同期に優れた同期ツールを使う
Cloud Syncの操作はそんなに複雑ではないかもしれませんが、Cloud Syncは機能しない場合があるし、同期できないファイルもあるので、Cloud Syncよりも強力な同期ツールがありますか?
AOMEI Backupper ProfessionalはSynology Cloud Syncの最高の代替品です。Windows 11、10、8.1/8、7、Vista、XPに対応し、2つのフォルダ/ドライブ/パソコン間でファイルを同期させることができます。また、NASとクラウドストレージ間の同期を行うこともできます。例えば、Synology NASをOneDriveに同期します。
同期には4つの同期方法を提供しています。
- ★ベーシック同期:ソースディレクトリからターゲットディレクトリに一方向同期を実行します。
- ★リアルタイム同期:ソースディレクトリで変更されたファイルをすぐに、今、遅延なくターゲットディレクトリに同期します。
- ★ミラー同期:ターゲットディレクトリは常にソースディレクトリと同じファイルを保持します。ターゲットディレクトリでソースディレクトリと一致していないファイルは、削除されます。
- ★双方向同期:ソースディレクトリまたはターゲットディレクトリのどちらか一方のファイルが変更されると、もう一方も自動的に更新されます。
次のステップバイステップガイドに従って、Synologyとクラウド間での双方向同期を行いましょう!依然としてGoogle ドライブを例とします。まずはAOMEI Backupper Professionalをダウンロードしてください。
ステップ 1. AOMEI Backupperを起動し、左側の「同期」タブをクリックして「双方向同期」を選択します。
ステップ 2. 「フォルダを追加」⇒「Share/NAS」⇒「共有またはNASデバイスの追加」をクリックし、Synology NASのIPアドレスを入力することにより、Synology NASパスを追加します。ユーザー名とパスワードの入力が必要かもしれません。
ステップ 3. Synology NASが追加された後、Synology NAS上のすべてのフォルダが表示されるので、同期したいフォルダを選択して「はい」をクリックします。
✎ヒント:双方向同期をとる場合には、ソースフォルダを1つしか選択できません。複数のフォルダ(2つ以上)で互いに同期をとりたい場合には、異なる双方向同期タスクを作成してください。
ステップ 4. 下図のように、プルダウンメニューを開いて「クラウドドライブを選択」をクリックします。
ステップ 5. ポップアップ ウィンドウでGoogle ドライブを選択して「はい」をクリックします。
✎ヒント:リストにGoogle ドライブが表示されない場合には、フォルダアイコンをクリックして手動でデスクトップの「Googleドライブ」フォルダを見つけることができます。
ステップ 6. 最後はソースディレクトリとターゲットディレクトリを確認し、問題なければ「開始」をクリックします。
▶※変更されたファイルはソースフォルダとターゲットフォルダ間で自動的に同期したい場合には、「スケジュール」を使用して、同期スケジュールを設定することができます。
▶※異なるNASデバイスの同期タスクを既に作成している場合には、「ツール」⇒「共有/NASデバイス管理」に移動してNASをうまく管理することができます。
結論
Windows7/8/10/11でSynology双方向同期を行う2つの簡単な方法が紹介されました。Synology NASの「Cloud Sync」が同期タスクの作成に失敗する時にAOMEI Backupperは効率的な解決策を提供しています。また、同期機能のほかにAOMEI Backupperはシステムのバックアップ&復元、ディスクのクローン、ブータブルメディアの作成など、世界中のデータを保護するために、色々な機能も備えています。今すぐ試してみませんか?ヾ(*´∀`*)ノ