Windows 10で共有フォルダにアクセスできない時の対処法
Windows 10で共有フォルダにアクセス許可がありません?この記事を読んで、Windows 10で共有フォルダにアクセスできない時の対処法を見つけましょう。
ユーザー事例:共有フォルダにアクセスできない
社内のパソコンで共有フォルダを作ったのですが、昨日から「アクセス許可がありません。ネットワーク管理者にアクセス許可を要求してください」とでてくるようになり、ネットで調べて共有の詳細設定やネットワークアクセスもeveryoneへ変更したのですが、アクセス要求してください。と出てきます。解決方法ご存知の方、教えてください。Windows10使用してます。全くの初心者で手探りな状態です(ノ_<)宜しくお願い致します。
--YAHOO!知恵袋からの質問
共有フォルダは、同じLAN内の異なるPC間でファイルを共有するのに役立ち、その利便性と安全性から、多くの人々に賞賛されています。しかし、一部のユーザーは、Windows 10を1803、1809、1903にアップデートした後、共有フォルダにアクセスできないことを報告しています。一般的に次のようなエラーメッセージが表示されます。
- \\xxx.xxx.xx.xxxに対するアクセス許可がありません。ネットワーク管理者にアクセス許可を要求してください。
- 組織のセキュリティポリシーによって非認証のゲストアクセスがブロックされているためこの共有フォルダーにアクセスできません。
- 名前のスペルを確認しても問題がない場合は、ネットワークに問題がある可能性があります。ネットワークの問題を解決するには[診断]をクリックする
もちろん、Windows 10以外にも、Windows 11でこのエラーに遭う場合もあります。次に紹介する解決策は、Windows 11にも適用しています。
Windows 10でネットワーク内のPCにアクセスできない原因
Windowsは、Windows 10または11でネットワーク内のPCにアクセスできないことは、さまざまな原因によって引き起こされます。ここでは、一般的な原因をいくつかまとめてみました。
- ファイル共有の設定が正しくない
- Windows資格情報がない
- ファイル共有の接続に互換性がない
- ウイルス対策ソフトでWindowsのファイル共有ができない
- Windows 10 UpdateでSMB 1.0が無効になっている
- Windows Updateにバグがある
Windows 10で共有フォルダにアクセスできない時の対処法
Windows 10で共有フォルダにアクセスできない問題は、ユーザーに大きな不便をもたらします。しかし、心配しないでください、以下はこの問題の対処法を5つ紹介します。是非読み進めてください。
他のWindowsの問題と同様に、この問題はシステムの再起動だけで修正することがあります。また、ウイルス対策ソフトを無効にしてみてください。この2つの方法を試した後、問題がまだ解決されない場合は、次の方法を順に試してみましょう。
対処法1. 共有の詳細設定を変更する
「ネットワーク探索」、「ファイルとプリンターの共有」の有効化など、共有の詳細設定を正しく行うと、ファイル共有が正常に機能することがあります。そのためには、以下の手順で設定してください。
1. 「Windows」+「R」キーを押して、「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「表示方法」のトロップダウンから「小さいアイコン」を選択し、「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
2. 「ネットワーク探索を有効にする」と「ファイルとプリンターの共有を有効にする」を選択します。「変更の保存」をクリックします。
また、Windowsファイアウォールは「ファイルとプリンターの共有」が許可されているかを確認することを忘れないでください。
1. 「コントロールパネル」→「小さいアイコン」→「Windows Defenderファイアウォール」の順にクリックします。
2. 「Windows Defenderファイアウォールを介したアプリまたは機能を許可」を選択します。
3. 「許可されたアプリおよび機能」のリストで、「ファイルとプリンターの共有」が選択されていることを確認します。変更があれば、「OK」をクリックして変更を保存します。
対処法2. パスワード保護共有を無効にする
Windows 10で共有フォルダにアクセスできない問題は、パスワード保護共有が有効になっていることが原因である可能性があります。この場合、このPCのユーザーアカウントまたはユーザー名とパスワードを必要とし、そうでなければ、エクスプローラーで共有フォルダにアクセスすることはできません。
1. 「Windows」+「R」キーを押して、「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「表示方法」のトロップダウンから「小さいアイコン」を選択し、「ネットワークと共有センター」→「共有の詳細設定の変更」をクリックします。
2. 下にスクロールして、「パスワード保護共有」オプションをクリックして展開し、「パスワード保護共有を無効にする」をクリックします。「変更を保存」をクリックします。
対処法3. Computer Browserが実行されているのを確認する
Computer Browserサービスは、Microsoft Windowsの機能で、ユーザーが近隣のコンピュータの共有リソースを簡単に閲覧し、場所を特定できるようにするためのものです。そのため、サービスで実行されているかどうかを確認することができます。
1. 「Windows」+「R」キーを押して、「services.msc」と入力し、「Enter」キーを押して「サービス」を開きます。
2. 「Computer Browser」を見つけて右クリックし、「プロパティ」を選択します。「サービスの状態」が「停止」と表示されている場合、「開始」ボタンをクリックします。そして、「スタートアップの種類」が「自動」に設定されていることを確認し、「適用」→「OK」をクリックして変更を保存します。
このサービスの他にも、ファイル共有に必要なサービスが複数あるので、それらを確認し、実行されていること、「スタートアップの種類」が「自動」になっていることを確認する必要があります。
- Function Discovery Provider Host
- Function Discovery Resource Publication
- SSDP Discovery
- UPnP Device Host
対処法4. Windows資格情報を追加する
リモートサーバーの共有フォルダにアクセスするには、Windows資格情報が必要です。Windows資格情報がない場合は、作成してからもう一度試してください。そのIPアドレス、ユーザー名、パスワードが必要です。
1. 「Windows」+「R」キーを押して、「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「表示方法」を「大きいアイコン」に変更し、「資格情報マネージャー」をクリックします。
2. 「Windows資格情報」を選択し、「Windows資格情報の追加」をクリックします。
3. インタネットまたはネットワークのアドレス、ユーザー名、パスワードを入力し、「OK」をクリックして変更を保存します。
対処法5. Windowsの機能でSMB 1.0を有効にする
Microsoftは最新のWindows Updateで「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」設定を無効にしていますが、ファイル共有には不可欠な機能です。このため、Windowsの機能でSMB1.0を有効にする必要があります。
1. 「Windows」+「R」キーを押して、「control」と入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。「表示方法」を「大きいアイコン」に変更し、「プログラムと機能」→「Windowsの機能の有効化または無効化」を順番に選択します。
2. 「SMB 1.0/CIFSファイル共有のサポート」にチェックを入れ、「OK」をクリックします。
3. 変更を有効にするために、コンピュータを再起動します。それでも問題が解決しない場合は、Windows 10を最新バージョンにアップデートしてみてください。
最良の代替手段でファイルを共有--無料で簡単
エクスプローラーでの共有へのアクセスを除いて、別の方法を試すことができます。
- #1:コマンドプロンプトから共有フォルダーにアクセス:net use [デバイス名]: \\[サーバー名]\[共有名]
- #2:ファイル同期フリーソフト-AOMEI Backupper Standardを使用:ファイル/フォルダーをコンピューター、外付けハードドライブ、またはUSBメモリなど様々なストレージデバイスからネットワークドライブに同期できます。また、毎日/毎週/毎月の自動同期を設定できます。そのため、同期し忘れを避けられます。
最初の方法は、「コマンドプロンプト」で上記のコマンドを入力し、「Enter」キーを押して、実行すればよいです。詳しく説明しません。ここでは、方法2をご案内します。重要なデータを保護するために、長期的に使用することもできます。
1. AOMEI Backupper Standardをダウンロード、インストールし、起動します。「同期」→「ベーシック同期」をクリックします。
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- 双方向同期:一方のディレクトリに変更があれば、もう一方に同期します。つまり、ソースフォルダが変更が検出されると、ターゲットフォルダに同期します。その逆も同じです。
- リアルタイム同期:ソースパソコンのフォルダに変更があれば、すぐにターゲットパソコンに同期します。このモードで、自動同期を設定する必要がありません。
- ミラー同期:ターゲットフォルダをソースフォルダと全く同じに保ちます。ソースフォルダにないファイルがターゲットフォルダに追加されたら、削除されます。
2. 他の同期タスクと区別するには、タスク名の変更をお勧めします。「フォルダを追加」をクリックして、同期するフォルダを選択します。
3. 逆三角形アイコンをクリックし、「共有またはNASデバイスの追加」を選択します。
4. ネットワークパスまたは名前を入力し、「Enter」キーを押して、同期先を選択し、「はい」をクリックします。
5. 「自動同期」をクリックして自動同期を設定します。「オプション」をクリックして、ニーズに応じて削除操作の同期、ターゲットディレクトリのファイルの整合性の確認などを設定します。「開始」をクリックして同期を始めます。
- ★ 注意:
- 同期を実行した後、ソースフォルダの名前を変更しないでください。そうでなければ、同期は失敗します。
- 他のパソコンでその共有フォルダにアクセスするには、「PC」→「ネットワーク」をクリックし、ソースパソコンの名前を見つけ、それをクリックして共有フォルダを確認します。
- 「自動同期」は、AB Stdで毎日、毎週、毎月の3つの自動同期モードをサポートしています。AB Proでは、USB挿入、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)の2つより高度な同期モードをサポートしています。必要なら、アップグレードして体験しましょう。
まとめ
この記事では、Windows 10で共有フォルダにアクセスできない問題を修正する方法を5つ紹介しました。お役に立てば幸いです。
もし、以上の5つの方法を試しても問題を解決できないなら、最後に紹介された2つの方法で使ってみてください。また、AOMEI Backupperは同期ソフトであるだけでなく、バックアップ&復元、クローンソフトでもあります。システムを保護するためにシステムをバックアップしたい場合や、データをHDDからSSDに移行したい場合にも役立ちます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!