【xcopyの使い方】コピーから特定のファイル/フォルダを除外
xcopyを使用して、Windows 7/8/10/11バックアップから特定のファイル/フォルダを除外する方法は何ですか?この記事ではxcopyの使い方、およびコピーから除外するファイル、フォルダを指定するもっと簡単な方法についてご紹介します。
ユーザー事例
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ファイルとフォルダの除外リストを指定し、あるディレクトリ内のファイルまたはフォルダを他のフォルダにコピーしようと思いました。それで「xcopy c:\t1 c:\t2 /EXCLUDE: /My Music /My Pictures」というコマンドを実行しましたが、残念ながら失敗しました。「can’t read files: /My Music /My Photos」というメッセージが表示されました。xcopyでコピーしたくないファイルやフォルダを除外するのは本当に可能でしょうか?どのようにそれを実現しますか?
豆知識:xcopyとは?Xcopyは、ファイルだけでなくフォルダごと(全体)のコピーもできます。Microsoftは、ファイルやフォルダをコピーするときに使えるxcopyコマンドを多く提供しています。つまり、xcopyにはさまざまなオプションがあります。copyコマンドより、基本的にはxcopyコマンドの方を使っています。
xcopyコマンドを使うと、ファイルやフォルダをツリー状態のままコピーできます。バッチファイルとタスクスケジューラを組み合わせると、簡単なバックアップシステムを実行できます。また、xcopyでコピーしたくないファイルやフォルダーがある場合は、コピー除外リストを利用するといいです。
しかし、一部のユーザーは、xcopyではEXCLUDEコマンドのすぐ後ろに書いてあるファイルが除外されないこと、やファイルが読み込めないことに気づきます。では、xcopyを使用して、コピーからフォルダ内のファイルを除外する適切な方法は何ですか?
xcopyではファイルやフォルダを除外する方法
- ※コピーからいくつかのファイルやフォルダを除外する理由:
- xcopyコマンドを使ってバックアップを行う場合、一時ファイルまでもコピーされてしまうことがあります。これらのファイルをバックアップしても意味はないし、ディスク領域の無駄でもあります。可能ならば、このような一時ファイルはコピー(バックアップ)しないようにしておきたいでしょう。
Microsoftによると、xcopyの/excludeオプションは、コピーから除外するファイルの一覧リストを指定する用のパラメーターです。除外リストをテキストエディターで作成し、/excludeオプションで指定した別ファイルに書き込んでおく必要があります。
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※ヒント:このファイルには、xcopyの対象とさせないファイルやフォルダ名(の一部)を、1行に付き、1つずつ記述します。例えば、\txt\または.txtを指定すると、txtディレクトリ以下のファイル、またはファイル拡張子が.txtのファイルをすべてバックアップ(コピー)から除外します。
- ★注意:
- 1. 別ファイルに書き込まれたエントリ(コピーから除外するファイルの一覧リスト)はxcopyでコピーするファイルやフォルダの名前と比較され、その一部がマッチしていると、コピーされずにスキップされます。完全一致ではなく、部分一致であることに注意してください。
- 2. ここでは、一時ファイルや、バックアップするにはサイズが大きすぎるファイル(ページファイルなど)、バックアップしてもあまり意味のないファイル/フォルダ、などを指定できます。
- 3. /excludeオプションの後ろにテキストファイルの名前ではなく、フルパスを書く必要があります。
具体的に言うと、次は例を挙げましょう:
ステップ 1. まずは場所に関わらず、xcopy-excludelistという名前を付けるテキストファイルを作成します。
ステップ 2. そして作成したテキストファイルを開き、xcopyでコピーしたくない(即ち、除外したい)複数のファイルやフォルダの名前(または名前の一部)を、例のように1行に付き、1つずつテキストに書きます。
~$
.iso
.temp
\My Music\
pagefile.sys
ステップ 3. 最後はxcopy c:\t1 c:\t2 /EXCLUDE: C:\mybatch\xcopy-excludelist.txtコマンドと入力してEnterキーを押します。
xcopyコマンドを使用してコピーから特定のファイルやフォルダを除外することはかなり簡単でしょう。しかし、xcopyでは無効なパス、アクセス拒否、ディレクトリ作成できないなどの問題もいろいろありそうです。
そのため、多くのユーザーはインターネットでXcopyの代替ソリューションを探しています。幸いなことに、ここではバックアップ/同期からファイルやフォルダを除外するもっと簡単かつ強力な方法があります。
ファイルやフォルダを除外するもっと簡単な方法
コピーまたはバックアップを行う時、フォルダ内の特定のファイルやディレクトリ内の特定のフォルダを除外するためにPCバックアップソフトAOMEI Backupper Professionalは役立ちます。
このツールを使うと、バックアップ/同期から特定のファイル拡張子やワイルドカードを持つファイルやフォルダを含むか、または除外することができます。同時に隠しファイル/フォルダ、システムファイル/フォルダを除外することもできます。
【補足】AOMEI Backupper Professionalではファイルバックアップおよびファイル同期は使用可能です。ファイルの移動とか、後の復元とかはとても簡単です。SEAGATE(シーゲイト)の外付けハードディスク、USBメモリ、SDカード、CD/DVD、 NAS、共有フォルダ、クラウドストレージなど、いろんな場所にファイルをバックアップ、または同期できます。
また、このソフトはシンプルなGUI(グラフィカルユーザーインターフェース)を採用し、初心者でも簡単に使えます。バックアップと同期のスケジュールを設定できるし、リアルタイムファイル同期もサポートします。さらに、Windows 11/10/8/7/XP/Vistaに対応します。有料版ですが、購入する前に、その30日間無料体験版をダウンロードして試すことができます。Proの無料体験
AOMEI Backupper Professionalを使用して同期からファイルやフォルダを除外する手順は次のとおりです:
1. AOMEI Backupper Professionalをインストールして起動します。必要があれば、事前に準備した同期先となる外付けHDDなどをパソコンに接続します。
2. 「同期」タブをクリック⇒「ベーシック同期」(※デフォルトでは、新しく追加&更新されたファイルのみ同期される)を選択します。※必要に応じて「ミラー同期」(※同期先のフォルダは常に同期元のフォルダと同じファイルを保持する)または「リアルタイム同期」(※如何なる削除/追加/変更操作は同期元のフォルダから同期先のフォルダへ同期される)を選択することも可能です。
3. 必要があれば、タスク名を変更できます。そして「フォルダを追加」をクリックします。
4. 同期したいファイルとフォルダを選択した後、ファイルフィルタを設定することができます。
5. ここでは同期したくないファイルを指定します。設定完了後に「はい」をクリックします(除外したいファイルは選択したフォルダに含まれているはずです)。
6. 最後は、同期先を選択して、「開始」をクリックします。
ヒント:オプション:ここでは、現在のタスクにコメントを追加したり、電子メール通知を有効にすることができます。また、削除操作をソースディレクトリからターゲットディレクトリへ同期するか、同期中にターゲットディレクトリのファイルの整合性を確認するかも選択可能です。
スケジュール:ここでは、デイリー、ウィークリー、マンスリー、イベントトリガー、USB挿入を設定して、同期スケジュールを作成することができます。
補足:また、AOMEI Backupper Professionalの「クラウドバックアップ」を選択してAOMEI Cloudにバックアップできます。AOMEI Cloudには1TBの空き容量があります。いつでもどこでも、AOMEIカウントにログインすれば、すぐにファイルを復元することができます。ディスクの紛失や損傷を心配する必要はありません。
まとめ
一つのディレクトリから他のディレクトリへファイルやフォルダをコピーする時、xcopyコマンドを利用して簡単な手順でコピーしたくないフォルダやフォルダ内のファイルを除外できます。その他、より良い選択があります。直感的にわかりやすい画面があるAOMEI Backupper Professionalはファイルバックアップ&同期を行う際に特定のファイルやフォルダをもっと簡単に除外できます。
ちなみに、AOMEI Backupper ProfessionalはSSDへのシステムクローン/ディスククローン、USBメモリへのシステムバックアップ、外付けHDDのバックアップなどもサポートします。それに、これらの操作がすべてコマンドプロンプトで完了できます。パソコンをうまく保護するために、このツールを今すぐインストールして試みませんか?