[Windows10]ファイル履歴を使ってデータをOneDriveにバックアップする2つの方法
万が一に備え、Windows10でファイル履歴を使ってデータをOneDriveにバックアップする2つの方法についてご紹介します。
OneDriveって何ですか?
Microsoft OneDrive(マイクロソフト ワンドライブ)とは、マイクロソフトが提供するオンラインストレージ。Windows Live の一つとして提供され、基本無料である。旧称 Microsoft SkyDrive(マイクロソフト スカイドライブ)。
フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』により
●Windows 10では、OneDriveはファイルやドキュメントの規定の保存場所です。つまり、PCの他の場所に保存するように選択しない限り、新しいドキュメントやファイルは自動的にOneDriveに保存されるということです。
●ファイルや写真をOneDriveに保存すれば、どのデバイスでもどこからでもアクセスできます。
●使用しているコンピューターでOneDriveを無効化またはアンインストールしても、ファイルやデータが失われることはありません。
ファイル履歴はOneDriveへのバックアップができるか?
ファイル履歴はWindows 10(すべてのバージョン)に標準搭載されている機能であり、一定時間ごとに自動的にファイルバックアップを取ることができます。バックアップの対象に含める、または対象から除外するファイルまたはフォルダを指定することができます。※ちなみに、Windowsの標準機能で自動バックアップが取れるのは、Windows 10が初めてです。
- ❗注意点:
- バックアップの保存先は1つしか指定できない
- いったん設定したら、あとは意識することなく定期的にバックアップが取れる
- 「バックアップのオプション」をわざわざ指定せず、バックアップ先だけ指定すると、「ファイル履歴」を使うことができる(指定したバックアップの保存場所にデータを自動バックアップする)
OneDriveアカウントを持っている方(特にOneDrive for Businessユーザー)はファイル履歴を利用してPCのデータをOneDrive(クラウドストレージ)にバックアップして保存したいかもしれません。
しかし、ファイル履歴は外付けHDDやUSB メモリ、メモリーカードなどの外部メディアをバックアップ先として設定できます(またネットワーク上のフォルダ/ドライブにもバックアップできます)が、クラウドへのバックアップをサポートしません。
確かにファイル履歴でデータをOneDriveにバックアップしたいなら、次の2つのトリックを使ってOneDriveをバックアップデータの保存先として指定することができます。
OneDriveをバックアップの保存先として設定する2つの方法
上述のように、ファイル履歴はネットワークドライブ/共有フォルダにバックアップできるので、トリックを使ってOneDriveをネットワークドライブ/共有フォルダとみなすことができます。ここでは2つの方法があります。どちらかを選ぶことができます。
▼OneDriveのローカルフォルダを共有する
ご存知のように、OneDriveはデスクトップアプリがあります。それはパソコン側のフォルダ(OneDriveのローカルフォルダ)と、Web上のOneDriveのフォルダを自動的に同期できます。そのため、ファイル履歴はデータをOneDriveのローカルフォルダにバックアップするだけでいいです。そしてローカルフォルダとクラウドを自動同期します。
1. OneDriveフォルダの場所について、デフォルトではユーザープロファイルの下に「OneDrive」というフォルダが作成され、これが利用されます。例えば「C:\Users\Administrator\OneDrive」となります。好きなら、OneDriveフォルダの直下で「ファイル履歴バックアップ」という名前のフォルダを作成することもできます。そして、それを右クリックして「プロパティ」を選択します。
2. 「共有」タブで「共有」をクリックして共有プロセスを完了させます。
3. 共有フォルダのネットワークパス(絶対パス)を覚えておく必要はあります。それは「\\お使いのIPアドレス\フォルダのパス」のようなものです。例えば、「\\192.168.0.18\Users\Administrator\OneDrive\ファイル履歴バックアップ」です。そして「ファイル履歴」を開き、「ネットワークの場所を選択」→「ネットワークの場所の追加」をクリックします。
4. ここで共有フォルダのアドレスを入力して「フォルダーの選択」をクリックします。
5. そして「OK」をクリックしてファイル履歴の画面に戻ります。「オンにする」をクリックしてWindows 10のファイル履歴を使ってOneDriveにバックアップすることはこれで、完了しました。
ご覧のように、それはまずOneDriveのローカルフォルダにバックアップします。そして、クラウド上のOneDriveに同期します。そのため、この方法を使ってファイル履歴でローカルドライブ(フォルダ)にバックアップすることもできます。
▼OneDriveをネットワークドライブとしてマップする
OneDriveまたはOneDrive for Businessを直接ネットワークドライブとしてマップできます。そして簡単にOneDriveをバックアップの保存先として選択できます。次の手順に従ってOneDriveをネットワークドライブとしてマップしましょう~
1. OneDriveアカウントにサインインします。ルートフォルダに移動することを確認してください。URLで「CID=」の後ろの番号をコピーします。
2. Windowsファイルエクスプローラーを開き、「ネットワークドライブの割り当て」を選択します。
3. 「フォルダー」のところにhttps://d.docs.live.net/、そしてステップ 1でコピーされたCIDの後ろの番号を入力します。以下のスクリーンショットを参考にしてください。
4. 「別の資格情報を使用して接続する」のチェックボックスにチェックを入れて「完了」ボタンをクリックします。
5. プログラムがhttps://d.docs.live.net/C1BDB042B154BFC4に接続しているのでしばらくお待ちください。そしてOneDriveアカウントとパスワードを要求するポップアップウィンドウが表示されるので、それらを記入します。
プロセスの完了を待っています。それでOneDriveをネットワークドライブとしてマップしました。今、ファイル履歴を開き、このマップされたドライブ(OneDrive)をバックアップ先のドライブとして選択することができます。
データをOneDriveにバックアップする代替案
「ファイル履歴」を使ってPCのデータをOneDriveにバックアップする他に、サードパーティ製のバックアップフリーソフト「AOMEI Backupper Standard」を使用してファイルまたはフォルダをOneDriveにバックアップすることもできます。ファイル履歴と比べてこの無料バックアップソフトはより高速で効率的であり、より多くのオプションを備えます。
▼AOMEI Backupper Standardを使ってファイルやフォルダをバックアップする方法・手順は次のとおりです。
1. このソフトウェアを無料でダウンロード、インストールして起動します。
2. 「バックアップ」タブをクリックして「同期」を選択します。
※注:イメージバックアップを作成したい場合、その代わりに「ファイルバックアップ」を選択できます。
3. 次のスクリーンで「フォルダを追加」をクリックしてバックアップ/同期したいフォルダを指定します。
※注:フィルタを設定して、同期の対象から特定のファイルを除外することもできますが、個人PC向けAOMEI Backupper ProfessionalまたはビジネスPC向けAOMEI Backupper Workstation以上のアドバンスト版でのみ使用可能です。アップグレードしてください。☞もっと見る
4. OneDriveフォルダを同期先として指定します。これを行うために、OneDriveのデスクトップアプリをインストールしなければなりません。
5. フォルダを同期させたい頻度を設定します。毎日、毎週、毎月指定時刻に同期を実行するか、またはリアルタイム同期を実行することもできます。
6. 「開始」をクリックして同期タスクを始めます。
まとめ
OneDriveにバックアップするためにファイル履歴だけでなく、無料ツールAOMEI Backupper Standardを使用することもできます。そのほか、AOMEI Backupperは単なる同期ソフトではなく、バックアップ、クローンソフトでもあります。重要なファイル/フォルダをよりよく保護するには、「クラウドバックアップ」でそれらをAOMEI自社のクラウドストレージAOMEI Cloudにバックアップするのをお勧めします。
バックアップをクラウドストレージに保存すれば、インタネットがあれば、どこでも復元できますし、復元するにはログインが必要があるので、安全性も高いです。さらに、クラウドストレージは実体がないので、災害や火事などによるデータ損失を回避できます。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料試用可能で、ぜひ使ってみてください。