【Windows10】削除したフォルダを復元する方法
間違えて重要なフォルダを削除してしまった経験、誰でも一度はあるのではないでしょうか?また、パソコンを使っている時に予期せぬ故障や不具合が起きるため、フォルダが削除されたこともあるでしょうか?この記事では、Windows 10で消したフォルダを復元する対処法についてご紹介します。
なぜWindows 10でフォルダを復元する方法が大事?
PCの空き領域を増やすために、多くのユーザーはShift + Deleteを押し、ごみ箱を空にすることで不要になったファイルやフォルダを完全に削除します(こうすると、消したフォルダはごみ箱から復元ができません)。しかし、時々うっかり間違って重要なフォルダを削除してしまったことがあるでしょう。また、パソコンの故障、ハードウェアの不調、ウイルスの感染などの原因で、重要なフォルダが削除されることもあるでしょう。
こういう時、心配する必要がありません。実際に、削除したばかりのフォルダがパソコンから完全に消えるわけではありません。ただ使用可能な領域としてマークされ、新しいデータに上書きされることを待っています。そのため、重要なフォルダが削除されたことに気づくと、上書きを防止するために、すぐにほかのPC作業を一時停止して、フォルダの復元を行うべきです。
では、フォルダを復元するにはどうすればよいでしょうか?興味のある方はぜひ読み続けてください。
Windows 10で削除したフォルダを復元する方法
まずは、消したフォルダはゴミ箱の中に残るかをチェックすべきですが、「Shift」+「Delete」キーでフォルダを消してしまった場合やコマンドからフォルダを消してしまった場合、ゴミ箱から復元できないため、次に説明するフォルダ復元方法を試す必要があります。
▼方法1:以前のバージョンでフォルダを復元
Windows 10/8/7に標準搭載されている「以前のバージョン」機能を使って、誤って削除してしまったフォルダや、上書きしてしまったフォルダを元に戻すことができます。
ファイル履歴をオンにするか、システムの保護を有効にすることにより、ディスク上にファイルの履歴が残っている限り、消したフォルダを以前のバージョンに復元することができます。
手順 1. すでに削除してしまったフォルダの上位のフォルダまたはドライブを右クリックし、メニューから「以前のバージョンの復元」を選択します(C:\のようなドライブのルートからフォルダを復旧させてもよい)。
手順 2. すると、次のような画面が表示されるので(削除したフォルダの保存先を右クリックし、メニューから「プロパティ」→「以前のバージョン」タブを選択してもよい)復元したいバージョンを選び、「復元」をクリックします。
- ★ ヒント:
- ファイル履歴とシステムの保護が無効になっているので「以前のバージョン」タブに利用可能なバージョンがない場合もあります。こういうとき、データ復元ソフトを使用して消したフォルダを復元することができます。
- ファイル履歴またはシステムの保護が有効になっている場合、ファイル履歴からフォルダを復元したり、復元ポイントを使用してパソコンの全体を復元することで削除されたフォルダを復元したりすることもできます。
▼方法2:データ復元ソフトでフォルダを復元
上述したとおり、Windows 10の標準機能を使ってフォルダを復元するには、事前にバックアップを作成しておかないといけません。バックアップデータを保存していない場合には、復元ソフトを使うしか方法はありません。
ここでは、安全かつ強力なデータ復元ソフト「MyRecover」をお勧めします。このソフトによって、PCのHDD、SDカード、ゴミ箱やUSBメモリから削除してしまった写真、音楽、動画、ドキュメント、電子メールなどの全種類のデータを簡単かつ高速に復元することができます。
次は、このソフトを使って削除したフォルダを復元する方法について詳しく紹介させていただきます。
手順 1. MyRecoverをダウンロードし、インストールして、開きます。復元するフォルダが保存されていたパーティションまたはストレージデバイスを選択し、「スキャン」をクリックします。
手順 2. スキャンが始まります。すべての復旧可能なファイル・フォルダがリストに表示されます。スキャン範囲を縮めるために、「フィルター」でフォルダを更新日やサイズからフィルタリングしたり、検索バーでフォルダ名を検索したりすることができます。
手順 3. 復元したいフォルダが見つけたら、「復旧 xつのファイル」ボタンをクリックし、保存先を選択して復元します。
- MyRecoverの無料版では、500MBまでのデータを復元することができます。無制限のデータを復元するには、MyRecoverをProfessionalまたはTechnician版にアップグレードしてください。
- 新しいドライブを保存先として選択してください。ファイル/フォルダを元のドライブに復元すると、復旧可能なファイル/フォルダの領域が上書きされ、データ復元に失敗する可能性があります。
おまけ:万が一に備えてフォルダをバックアップする簡単な方法
バックアップを作成しなくても、削除したフォルダの復元もできますが、少し複雑で時間もかかります。バックアップがあれば、どんなトラブルが発生しても、ディスク、システム、パーティション、フォルダなどを速やかに元の状態に戻すことができます。
もし、バックアップ&復元のフリーソフトを探しているなら、AOMEI Backupper Standardは最善の選択だと思います。このソフトは、Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応し、毎日/毎週/毎月などの頻度でディスク/システム/パーテイション/ファイルの自動バックアップを実行することができます。手動でバックアップを取る手間を省きます。
次は、AOMEI Backupper Standardでフォルダをバックアップする方法について説明しましょう。開始する前に、まずこのソフトをダウンロードし、インストールしてください。
手順 1. AOMEI Backupperを起動します。「バックアップ」タブ→「ファイルバックアップ」をクリックします。
手順 2. 別のタスクと区別するには、タスク名を変更することができます。「フォルダを追加」または「ファイルを追加」をクリックしてバックアップしたいフォルダ/ファイルを選択します。
手順 3. 矢印の下にあるボックスをクリックし、イメージファイルを保存する場所(バックアップ先)を選択します。
手順 4. 「スケジュール」をクリックして自動バックアップを設定します。AB Stdでは、毎日/毎週/毎月の3つの自動バックアップモードに対応していますが、イベントトリガー(サインアウト/サインイン、システム起動/シャットダウン)/USB挿入の2つのより柔軟的なモードを利用したい場合は、AOMEI Backupper Professionalなどの上位版へのアップグレードをご検討ください。
- 他の2つのオプション:
- オプション:バックアップ完了後のメール通知、バックアップイメージの圧縮レベル、「インテリジェントセクターバックアップ」(使用されているセクターのみバックアップ)か「完全なバックアップ」(すべてのセクターをバックアップ)を設定します。
- バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、古いバージョンのバックアップの自動削除を設定します。バックアップの自動削除を有効にすると、プログラムが設定によって古いバージョンのバックアップを自動削除します。ターゲットディスクに十分な空き容量があることを確保できます(差分バックアップとバックアップの自動削除はAB Proで利用可能)。
手順 5. 設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックします。
まとめ
以上は、Windows10で削除したフォルダを復元する方法です。ニーズに応じて、「以前のバージョン」機能またはデータ復元ソフトを選んでください。データを常に安全に保つためにAOMEI Backupperを使用して定期的にバックアップを取ることを忘れないでください。
AOMEI Backupperはプロのバックアップ&復元ソフトであるだけでなく、プロのクローン、同期、ディスク消去ソフトでもあります。フォルダをOneDrive、Googleドライブなどのクラウドストレージに同期したい場合、このソフトはよい選択です。今すぐダウンロードし、体験しましょう!