コマンドプロンプトでWindows 10のPCを初期化する方法2つ

ユーザー事例：コマンドプロンプトからWindows 10を初期化できるのか？

Windowsを初期化する必要があり、「systemreset.exe」コマンドラインを使用することができます。また、パソコンが正常に起動できれば、Windows内で「このPCを初期状態に戻す」機能を使用することができます。そして、後で詳しく紹介します。

Windows 10の「このPCを初期状態に戻す」はどのように機能するのか？

Windows 10の「このPCをリセット」機能は、PCを工場出荷時の状態にリセットするものです。この機能は、「個人用ファイルを保持する」と「すべてを削除する」という2つのオプションをユーザーに提供し、初期化した後に個人データを残すかどうかを選択することができます。なお、インストールされているアプリはすべて削除され、プリインストールされているものだけが残されます。では、詳細を説明します。

個人用ファイルを保持する：コンピュータはWindows回復環境（WinRE）で起動し、スキャンしてすべての個人ファイルと設定を脇に置き、Windows回復イメージで新しいWindowsコピーをインストールしてから、個人ファイルと設定を元の場所に戻します。

すべてを削除する：前のオプションと似ていますが、このオプションでは、WinREでCドライブを消去してフォーマットし、ゼロからWindowsをインストールします。

コマンドプロンプトで初期化または再スタートを実行する方法

#1. コマンドプロンプトで初期化を実行する

1. コマンドプロンプト（管理者）を開きます。

>> Windows 10が起動できる場合、スタートアイコンを右クリックし、「コマンドプロンプト（管理者）」を選択します。

>> Windows 10が正常に起動できない場合、PCを再起動し、PCが完全にシャットダウンするまで電源ボタンを5-10秒間長押しし、これを2回繰り返すと、3回目の起動時に自動的にWindows回復環境に入ります。その後、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。

2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで、「systemreset –factoryreset」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。

3. 次に、個人ファイルを保存するかどうかによって、「個人用ファイルを保持する」または「すべてを削除する」を選択して、PCを初期化します。ここでは、「すべてを削除する」を例にしています。

4. 「追加の設定」画面が表示され、「次へ」をクリックします。PCに問題がある場合、システムディスクを完全にクリーニングすることをお勧めします：「設定の変更」をクリックして、「データ消去」のスイッチをオンにして、「確認」をクリックします。

5. 「このPCをリセットする準備ができました」ウィンドウで、すべての設定をよく確認し、問題がなければ、「リセット」ボタンをクリックします。

► 注意：

WinREもロードに失敗する場合、回復ドライブまたはインストールディスクからPCを起動し、回復オプションを使用することができます。

Windows 10のリセットが失敗し、変更が行われなかった場合、WinREイメージとリセットイメージが所定の位置にあるかどうかを確認する必要があります。「reagentc info」コマンドを実行して、回復イメージの状態を確認することができます。

#2. コマンドプロンプトで再スタートを実行する

「systemreset -factoryreset」以外に、Windows の再インストールやアップデートに役立つ「systemreset -cleanpc」コマンドを使用することができます。この方法では、検出されたデータは保持されますが、メーカーがプリインストールしたものを含め、すべてのアプリが削除されます。リセットすると、以前にインストールされていたMicrosoft Storeのアプリが再インストールされます。

1. コマンドプロンプト（管理者）を開きます。

2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで、「systemreset -cleanpc」と入力します。その後、「Enter」を押します。

3. 数秒後、「新たに開始」が表示されます。「次へ」をクリックして続行します。

4. 削除されるアプリの一覧が表示され、確認してから「次へ」をクリックします。

5. 「開始」をクリックします。プロセスが完了するまで待ちます。

どの方法を選んでも、Windows 10をリセットまたはリフレッシュすると、インストールしたすべてのアプリが削除され、プリインストールされているアプリの一部も削除されます。そして、使用するプログラムの再インストールに多くの時間を費やす必要があります。

では、システムに問題が発生した場合、本当にPCをリセットする必要があるのでしょうか？もし、PCが正常な時に完全なシステムバックアップを作成すれば、答えは絶対にNOです。これを使えば、このシステムバックアップを復元することで、インストールされたアプリ、個人データを保持しながら、システム問題を解決できます。

工場出荷時のリセットの代わりにコンピュータを保護する最良の方法

先に述べたように、完全なシステムバックアップは、あなたのPCを保護するのに役立ちます。このようなシステムバックアップを作成するために、信頼性の高いバックアップソフトが必要です。ここでは、1億人を超えるユーザーに愛用されているバックアップ＆復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。このソフトは、次のようなメリットがあります：

システム、ファイル、パーティション、ディスクをバックアップすることができます。AB Proへアップグレートすると、Outlookメールバックアップも利用可能になります。

毎日、毎週、毎月、USB挿入、イベントトリガー（システム起動／シャットダウン、サインイン／サインアウト）の5つのモードから自動バックアップを設定することができます。

増分バックアップを設定して、1回のフルバックアップした後、これから数回のバックアップは変更されるデータのみをバックアップします。ターゲットディスクの容量を節約することができます。

バックアップモード（使用しているセクターのみをバックアップ/完全なバックアップを作成）、圧縮レベル（高レベル/普通/なし）、バックアップサービス（Microsoft VSSバックアップサービス/AOMEIバックアップサービス）を設定することができます。

内蔵／外付けHDD／SSD、USBメモリ、NAS、CD／DVD、クラウドストレージ（Googleドライブ、OneDrive、Dropboxなど）、共有フォルダーなどのほとんどのストレージデバイスをバックアップ先として選択することができます。

また、Windows 11/10/8.1/7/Vista/XPなど様々なOSに対応しています。

また、ブータブルUSBを作成することもでき、パソコンが故障したときに起動したり、システムイメージを簡単かつ迅速に復元したりするのに役立ちます。

では、次にAOMEI Backupperを使用して、システムバックアップを作成する方法をご案内します。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールしてください。

1. AOMEI Backupper Standardを開きます。そして、「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。

2. システムが含まれているパーティションは既に選択されます。バックアップ先だけを選択すればよいです。

3. 「スケジュール」をクリックし、「スケジュール」をクリックし、「自動バックアップを有効にする」のスイッチをオンにして、ニーズに応じて自動バックアップの頻度を選択します。「はい」をクリックします。

他の2つのオプション：

オプション：コメントを書いたり、バックアップの圧縮レベルを選択したり、メール通知を設定したりすることができます。

スキーム：フル／増分／差分バックアップ、古いバックアップの自動削除を設定することができます。ディスク容量を節約することができます（差分バックアップと古いバックアップの自動削除はAOMEI Backupper Professionalで利用可能）。

4. 問題がなければ、「開始」をクリックします。

まとめ

コマンドプロンプトでWindows 10を初期化することは、PCに問題が発生したときに役立つ方法です。この方法では、個人データを保持することができますが、インストールされたアプリ、ドライバーなどがすべて上書きされます。

他に、パソコンを再スタートすることが、プリインストールされているプログラムの一部も削除されます。したがって、これは最後の手段ではあり、最良の方法ではありません。

PCを最も効率的に以前の正常な状態に戻すために、PCが正常な時に、AOMEI Backupper Standardを使用して、完全なシステムバックアップを定期的に作成することをお勧めします。バックアップを復元することが、プログラムやデータを失うことなく、どんなシステム問題も解決することができます。今すぐダウンロードし、あなたのPCを守りましょう！