Windows10でファイルの自動バックアップをスケジュールする方法
大切な個人データを喪失してしまうようなことが頻繁に起こるでしょうか?重要なデータを安全に保つために、自動バックアップをスケジュールする必要があります。この記事は、Windows 10で自動バックアップ(またはバックアップスケジュール)を設定し、バックアップを定期的に取る2つの方法についてご紹介しましょう。
Windows10で自動バックアップをスケジュールする理由
Windows 10は、マイクロソフトが開発およびリリースしている、Windowsシリーズに属するパーソナルコンピュータおよび8インチ以上のタブレット用のオペレーティングシステム (OS) である。
– 出典:ウィキペディア
Windows10は、比較的新しいWindowsシステムとして、広く使用されています。Windows10上の個人データは大切な資産の一つです。ほとんどのユーザーは、データバックアップの重要性を知っていますが、バックアップの習慣がないようです。データの損失を回避するために、Windows 10で自動バックアップをスケジュールすることをお勧めします。
一般に、Windows10でファイルの自動バックアップをスケジュールすることにはいくつかのメリットがあります。
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継続的データ保護:Windows 10の自動バックアップは、効果的なバックアップイメージの作成に役立ちます。Windows 10を外付けHDDにバックアップすると、ハードドライブの障害、システムクラッシュ、ブルースクリーン、ウイルス感染、および他の災害が発生した場合に、すべての重要なデータを短時間で回復できます。
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ストレージの効率化:バックアップスケジュールを設定することで、古いバックアップファイルを自動で削除する機能を利用でき、ストレージの容量を効率的に管理できます。これにより、不要なデータが蓄積されることを防ぎ、ディスクスペースを有効活用できます。
つまり、さまざまな理由により、重要なデータをスケジュールバックアップしておくのは、なくてはならないこと・不可欠なことです。
Windows10で自動バックアップを設定する方法
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まず、定期的にバックアップするデータの種類を確認することが重要です。システム全体(OS)、個別のパーティション、フォルダやファイル、アプリケーションやプログラム、その他特定のデータなど、何をバックアップするかを決めます。
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次に、バックアップを保存する場所を選定しましょう。NASや共有フォルダ、外付けHDD、内蔵ハードディスク、クラウドなど、どこにバックアップを保存するかを確認します。
バックアップ元とバックアップ先を確認した後、Windows10で自動バックアップをスケジュールできます。ここでは、USBメモリへのファイルバックアップを例とします。
方法1:ファイル履歴によってWindows10の自動バックアップを設定
ファイルバックアップの作成というと、Windows10に標準搭載されている「ファイル履歴」ツールは良い選択です。
手順 1. USBメモリのような外部ドライブをパソコンに接続した後、「コントロールパネル」から「ファイル履歴」を開きます。
手順 2. 左側の「ドライブの選択」をクリックして、バックアップファイルの保存先を指定します。
※外付けドライブのほか、ネットワーク上の場所も選択できます。
手順 3. バックアップ先の選択が終わったら「オンにする」ボタンをクリックしてファイル履歴を有効にします。
手順 4. 「ファイル履歴はオンになっています」と表示され、初回のファイルバックアップが自動実施されます。バックアップが終了すると、「詳細設定」をクリックして、バックアップ頻度や保存期間などを設定することで、ファイルバックアップを自動取得できます。
★例えば、「バージョン」項目の「ファイルのコピーを保存する頻度」でバックアップを取得する頻度を設定できます。
1時間ごとがデフォルト設定ですが、ニーズに応じて10/15/20/30分ごと、3/6/12時間ごとなどに変更できます。同じく「バージョン」項目の「保存されたバージョンを保持する期間」でバックアップを保存しておく期間を設定できます。
手順 5. 設定を終えたら、「変更の保存」をクリックして「詳細設定」を終了します。
この方法はあまり難しくありませんが、いくつかの制限があります:
- ライブラリ、デスクトップ、連絡先、お気に入り、OneDriveといったフォルダ内のファイルだけをコピーできるので、前もってバックアップしたいファイルをこれらのフォルダに追加しなければなりません。Windows10そのものやインストールしたアプリのバックアップは取れません。
- バックアップファイルを圧縮できないので、多くのハードディスク空き容量が必要になります。
- バックアップの頻度は「~時間ごと」のみで、「毎日何時何分」といった指定はできません。
方法2:AOMEI Backupperでファイルの自動バックアップを設定
ファイル履歴と比べて、この方法はそれほど複雑ではありません。
AOMEI Backupper Standardが無料のバックアップソフトウェアとして、世界中の人々から愛され、信頼されます。
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直感的で分かりやすいユーザーインターフェースにより、操作が非常に簡単で、パソコン初心者でも安心して利用できます。
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Windows 11、10、8.1、8、7、Vista、XPなど、幅広いOSに対応しています。
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ファイル、システム、パーティション、ディスクのバックアップをサポートし、フルバックアップや増分バックアップ、自動バックアップの作成も可能です。
手順 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードしてインストールし、実行します。 「バックアップ」 タブをクリックし、「ファイルバックアップ」 を選択します。
手順 2. 次はバックアップタスクを設定します。バックアップ対象とバックアップの保存先を指定します。
👉ヒント:ここではタスク名を変更できます。
手順 3. 「スケジュール」オプションをクリックしてWindows10での自動ファイルバックアップを設定します。
👉ヒント:ここでは、デイリー/ウィークリー/マンスリーバックアップを設定できますが、イベントトリガー/USB挿入/差分バックアップを実行したい場合、有料版にアップグレードしてください。
手順 4. すべての設定を終えたら、「開始」をクリックします。
👉ヒント:初回のファイルバックアップが完了したら、ホーム画面に戻ります。バックアップ作成中に自動バックアップの設定を忘れてしまった場合は、「ホーム」でファイルバックアップを選択して「スケジュール」を設定することもできます。
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どのバックアップタイプを選択しても、最初のバックアップはフルバックアップとなります。
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「オプション」では、タスクにコメントを追加したり、Windows 10のバックアップを暗号化(有料版で利用可能)できます。
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異なるハードウェアに復元する際は、Pro版の「ユニバーサル復元」機能を利用することで簡単に実行できます。
AOMEI BackupperはクラウドストレージとしてAOMEI Cloudを提供しています。「クラウドバックアップ」機能を使用することで、ファイルやフォルダをAOMEI Cloudにバックアップできます(このモードでも自動バックアップに対応しています)。クラウドストレージは実体がないので、災害や火事などによるデータ損失を回避できます。
さらに、インターネット環境があれば、AOMEIアカウントにログインして、どこからでもバックアップを復元できます。復元にはログインが必要なため、不正アクセスを防ぎ、データの安全性を確保します。AOMEI Cloud(1TB)は、15日間無料で試用できますので、ぜひお試しください。
まとめ
Windows 10でファイルの自動バックアップをスケジュールする方法は以上です。バックアップのエクスペリエンスを向上させるために、無料のバックアップソフトウェアAOMEI Backupper Standardをお勧めします。このソフトウェアは、より便利で実用的な機能を提供しています。例えば、起動可能なUSBドライブを作成して、Windowsを起動せずに操作を実行することができます。これは、Windows 11/10/8/7(OS)が起動しない状態からシステムを復元する際にも有効です。ぜひお試しください。
Windows Server 2003/2008/2012/2016/2019/2022(R2を含む)を実行している方は、AOMEI Backupper Serverを試して、より高度な機能をお楽しみください。
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