同期センターとは?使い方+同期できない場合の対処法を解説
この記事では、同期センターの使い方と問題がでた場合の対処法について紹介します。もし、すべての方法を使っても問題が解決されないなら、あるいはより安定した同期ツールを使用したいなら、ファイル同期フリーソフト-AOMEI Backupper Standardを使用することをお勧めします。
同期センターとは?
同期センターとは、ネットワークサーバーのフォルダーに保存されているオフラインファイルと自分のPCの情報を同期させられる機能です。オフラインファイルの設定により、ネットワークに接続できない場合でも、ネットワークファイルのコピーにアクセスすることができます。
では、同期センターを使用するにはどうすればよいでしょうか?次のパートでは、その使い方を詳しく紹介します。必要な方、ぜひ読み進めてください。
同期センターの使い方
同期センターを使用するには、4つのステップがあります。
ステップ1. オフラインファイルを有効にする
1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。ボックスに「control」を入力し、「Enter」キーを押して「コントロールパネル」を開きます。
2. 「表示方法」を「大きいアイコン」に変更し、「同期センター」をクリックします。
3. 「オフラインファイルの管理」を選択します。
4. 「オフラインファイルを有効にする」ボタンをクリックし、「OK」を選択します。
5. コンピューターの再起動が求められるので、「はい」をクリックします。
ステップ2. 共有フォルダーを作成する
1. 「コントロールパネル」を開きます。「表示方法」を「大きいアイコン」に変更し、「ネットワークと共有センター」をクリックします。
2. 「共有の詳細設定の変更」を選択します。
3. 「ネットワーク検索を有効にする」「ファイルとプリンターの共有を有効にする」「パスワード保護共有を無効にする」を選択してから「変更の保存」をクリックします。
4. 共有したいフォルダーに移動し、右クリックし、メニューから「プロパティ」を選択します。
5. 「共有」タブ→「共有」ボタンをクリックします。
6. 共有する相手「Everyone」を追加します。
7. アクセス許可のレベルを「読み取り/書き込み」に変更し、「共有」をクリックして続行します。
8. 「ユーザーのフォルダーは共有されています。」が表示されると、「終了」をクリックし、「共有」タブに戻し、「詳細な共有」ボタンをクリックします。
9. 「このフォルダーを共有する」がチェックされているのを確認し、「OK」をクリックします。
これで、共有フォルダーが作成されました。でもネットワークドライブ間にファイルを同期するには、ネットワークサーバーのIPアドレスを知っておく必要があります。
ステップ3. ネットワークサーバーのIPアドレスを取得する
1. スタートアイコンを右クリックし、メニューから「コマンドプロンプト」を選択します。
2. 「ipconfig」と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
3. 「IPv4 Address(アドレス)」の後ろに表示されている数字はネットワークサーバーのIPアドレスです。
ステップ4. ネットワークドライブをローカルコンピュータに同期させる
1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。下図のように、ボックスに「\\+IPアドレス」と入力し、「Enter」キーを押して開きます。
2. 共有フォルダーをダブルクリックして開きます。
3. ローカルコンピュータでアクセスしたいファイルまたはフォルダーを右クリックし、「常にオフラインで使用する」を選択します。
その後、ネットワークサーバーが接続されていなくても、ローカルコンピュータ上のファイルやフォルダーにアクセスできるようになります。
同期センターは非常に便利ですが、時々、正常に機能しない問題に遭遇する可能性があります。この場合、どうすればよいでしょうか?次に、同期センターが正常に同期できないいくつかの状況と対応する解決策を紹介します。
同期センターが正常に機能できないのか?
ホーム版でオフラインファイルを同期センターで同期している場合、同期できないことに遭遇する可能性があります。これは、オフラインファイル機能はPro、Enterprise、Educationエディションでのみ利用可能です。また、同期センターを使用する際に、以下のような状況が発生する可能性があります:
- 「オフラインファイルを有効にする」ボタンがグレーアウトしている
- フォルダリダイレクト、オフラインファイルが同期されない
- オフラインファイルサービスを有効化できない
- 一部のファイルが同期されない
同期センターが正常に機能できない場合の対処法
このパートでは、同期センターを使用する際に発生する可能性のある4つの問題に対する解決策について説明します。誤操作によるデータ損失やシステム問題を回避するために、問題を解決する前に、ディスクまたはシステムバックアップを作成することをお勧めします。
また、同期センターの問題を解決する代わりに、より安定した同期ソフトを使用してファイルをバックアップすることもできます。
1.修正:「オフラインファイルを有効にする」がグレーアウトしている
この問題を解決するには、Opportunistic Lockingを有効にするか、オフラインファイルキャッシュを再初期化することを選択することができます。
1. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、ボックスに「regedit.exe」と入力して「OK」をクリックします。
2. 次のパスに移動します。
HKEY_Local_Machine\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\LanmanServer\Parameters\
3. 空白部分を右クリックし、メニューから「新規」→「DWORD(32 ビット)値」を選択し、新しいDWORD値を作成し、名前を「EnableOplocks」に付けます。ダブルクリックし、「値のデータ」を「1」に設定し、「OK」をクリックして変更を保存します。
4. 次のパスに移動します。
HKEY_Local_Machine\SYSTEM\CurrentControlSet\Services\MRXsmb\Parameters\
5. 空白部分を右クリックし、メニューから「新規」→「DWORD(32 ビット)値」を選択し、新しいDWORD値を作成し、名前を「OplocksDisabled」に付けます。ダブルクリックし、「値のデータ」を「0」に設定し、「OK」をクリックして変更を保存します。
4. 「レジストリエディター」を終了して、パソコンを再起動します。
1. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、ボックスに「regedit.exe」と入力して「OK」をクリックします。
2. 次のパースに移動します。
HKEY_LOCAL_MACHINE\System\CurrentControlSet\Services\CSC
3. 空白部分を右クリックし、「新規」→「キー」を選択します。新しいキーの名前を「Parameters」に付けます。
4. 「Parameters」を右クリックし、「新規」→「DWORD(32ビット)値」を選択します。「FormatDatabase」という名前を付けます。
5. 「FormatDatabase」を右クリックし、「修正」をクリックします。
6. 「値のデータ」を「1」に変更し、「OK」をクリックします。
7. 「レジストリエディター」を終了して、パソコンを再起動します。
2.修正:フォルダリダイレクト、オフラインファイルは同期していません
「持続的可用性を有効にする」が有効になっている場合、リダイレクトされたフォルダーに限らず、手動でも共有フォルダーをオフラインで使用できるようにすることはできません。
ファイルをオフラインで使用できるようにするには、「継続的可用性を有効にする」を無効にする必要があります。
3.修正:オフラインファイルサービスを有効化できない
1. 「Win」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、ボックスに「control」と入力して「OK」をクリックします。
2. 「表示方法」→「小さいアイコン」を選択し、「管理ツール」を選択し、「サービス」をダブルクリックし、開きます。
3. 「Offline Files」サービスを見つけ、右クリックし、「開始」を選択します。
4.修正:一部のファイルが同期されない
グループポリシーでは、既定で一部のファイルを同期できません。これらのファイルは、常に.mdb、.ldb、.mdw、.mde、.dbなどのファイル拡張子を持っています。しかし、グループポリシーで変更してこれらを同期できます。
1. 「Windows」+「S」キーを押して検索ボックスを開きます。「グループ ポリシー」を入力し、検索結果から「グループポリシーの編集」を選択します。
2. 「コンピューターの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「オフラインファイル」の順に移動します。
3. 「キャッシュしないファイルを指定する」を右クリックし、「編集」を選択して「無効」→「OK」をクリックします。
より安定した同期センターの代替フリーソフト
上記のように、同期センターを使用する際に、様々な問題に遭う可能性があるので、予期せぬトラブルを避けるために、より安定したサードパーティー製の同期ソフトの使用をお勧めします。
AOMEI Backupper Standardは1億人を超えるユーザーに愛用されているファイル同期フリーソフトで、このソフトを使用して、いくつかのクリックだけで、ファイル/フォルダをネットワークドライブとローカルパソコンの間に高速に同期できます。また、次のようなメリットがあります:
- ネットワークドライブとローカルパソコン間のファイル同期に加えて、ネットワークフォルダからGoogleドライブなどのクラウドドライブ、NASからNAS、パソコンからUSBメモリ、外付けハードディスクからパソコンなど、様々なデバイスの間のファイル同期をサポートしています。
- 毎日/毎週/毎月の頻度から自動同期の実行を設定できます。これで、フォルダの同期を忘れる心配がありません。
- Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。
では、AOMEI Backupperを使用して、ファイル/フォルダーをネットワークドライブに同期する方法をご案内します~( ̄▽ ̄)~*
1. AOMEI Backupper Standardをダウンロード、インストールし、起動します。「同期」→「ベーシック同期」をクリックします。
- ✍次の3つのモードはより高度なニーズを満たすことができます。AOMEI Backupper Professionalへアップグレードし、楽しみましょう~30日間無料で利用可能なので、安心して使ってみましょう。
- 双方向同期:一方のディレクトリに変更があれば、もう一方に同期します。つまり、ソースフォルダが変更が検出されると、ターゲットフォルダに同期します。その逆も同じです。
- リアルタイム同期:ソースパソコンのフォルダに変更があれば、すぐにターゲットパソコンに同期します。このモードで、自動同期を設定する必要がありません。
- ミラー同期:ターゲットディレクトリのファイルは常にソースディレクトリと同じに保持しています。ソースディレクトリにないファイルがターゲットディレクトリに追加されると、削除されます。
2. 他の同期タスクと区別するには、タスク名の変更をお勧めします。「フォルダを追加」をクリックして、同期するフォルダを選択します。
3. 逆三角形アイコンをクリックし、「共有またはNASデバイスの追加」を選択します。
4. ネットワークパスまたは名前を入力し、「Enter」キーを押して、同期先を選択し、「はい」をクリックします。
5. 「自動同期」をクリックして自動同期を設定します。「オプション」をクリックして、ニーズに応じて削除操作の同期、ターゲットディレクトリのファイルの整合性の確認などを設定します。「開始」をクリックして同期を始めます。
- ★ 注意:
- 同期を実行した後、ソースフォルダの名前を変更しないでください。そうでなければ、同期は失敗します。
- 他のパソコンでその共有フォルダにアクセスするには、「PC」→「ネットワーク」をクリックし、ソースパソコンの名前を見つけ、それをクリックして共有フォルダを確認します。
まとめ
この記事では、同期センターの使い方について紹介しました。また、同期センターを使用する際に、何か問題がでたら、本記事の方法で解決することもできます。
もし、このようなトラブルを回避したいなら、より安定したサードパーティー製の同期ソフト-AOMEI Backupperを使用することをお勧めします。このソフトを使用して、ファイル/フォルダーを内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカード、NAS、共有フォルダー、クラウドストレージ(OneDrive、Googleドライブ、Dropbox…)など様々な場所に同期することができます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!