Windows 11でドライブ文字を変更する方法4つ

ドライブ文字とは

Windows 11では、ファイルエクスプローラーでストレージデバイスを簡単に見つけられるように、C:、D:、E:などのドライブ文字がすべてのストレージデバイスに割り当てられます。しかし、これらのドライブ文字は変更可能です。例えば、特別な文字を使用したい場合や、システムがすでに使用している文字を選んでしまった場合でも心配ありません。Windows 11では、設定アプリ、ディスク管理、コマンドプロンプト、またはPowerShellを使用してドライブ文字を変更することができます。

ただし、「C:」はメインストレージ用に使用されているため変更できません。また、「A:」と「B:」は以前フロッピーディスクに使用されていたため、現在は使用禁止です。それでは、Windows 11でドライブに新しい文字を割り当てる方法を見てみましょう。

Windows 11でドライブ文字を割り当てる4つの方法

Windows 11でドライブ文字を変更するための4つの方法を以下にご紹介します。

方法1：Windows設定でドライブ文字を変更する

Windows 11でドライブ文字を変更する方法は次のとおりです：

ステップ 1. 「Win」+「I」キーを押して設定アプリを開き、「システム」>「記憶域」>「ストレージの詳細設定」>「ディスクとボリューム」に移動します。

ステップ 2. その後、ドライブレターを変更したいドライブを選択し、ボリュームをクリックして「プロパティ」ボタンを選択します。

ステップ 3. 「ドライブ文字の変更」をクリックします。

ステップ 4. デバイスに新しい文字を選択し、OKボタンをクリックします。

以上で、Windows 11でのドライブの文字が変更されます。

方法2：ディスクの管理からドライブ文字を変更する

ディスク管理を使用してドライブ文字を変更する方法は次のとおりです：

ステップ 1. 「Win」+「X」キーを同時に押し、結果リストから「ディスクの管理」を選択します。

ステップ 2. ボリュームを右クリックし、「ドドライブ文字とパスの変更」を選択します。

ステップ 3. 次に、「追加」をクリックして、新しいドライブ文字またはパスを追加します。別のドライブレターを選択したい場合は、ドロップダウンメニューをクリックして選択し、「OK」をクリックします。

これで、ドライブはファイルエクスプローラーに新しい文字で表示されます。

方法3：コマンドプロンプトからドライブ文字を変更する

コマンドプロンプトを使用して新しいドライブ文字を追加するには、以下の手順に従ってください：

ステップ 1. Windows検索バーに「cmd」と入力し、リストから「コマンドプロンプト」を右クリックし、「管理者として実行」を選択します。

ステップ 2. コマンド「diskpart」と入力し、Enterキーを押します。

ステップ 3. そして、コマンド「list volume」と入力し、Enterキーを押してボリュームの一覧を表示します。

ステップ 4. コマンド「select volume 2」（「2」は変更したいボリューム番号で置き換えます）を入力します。

ステップ 5. コマンド「assign letter=H」（「H」は使用したい文字で置き換えます）を入力します。

ステップ 6. Enterキーを押してコマンドを実行します。

これらの手順を実行すると、コマンドプロンプトは指定した内部または外部ストレージに新しい文字を割り当てます。

方法4：PowerShellからドライブ文字を変更する

PowerShellを使用してWindows 11でドライブ文字を変更するには、以下の手順を実行します：

ステップ 1. 「Win」+「X」を押して、「Windows PowerShell（管理者）」を選択します。

ステップ 2. コマンド「Get-Disk」と入力し、Enterキーを押してハードドライブを特定します。

ステップ 3. コマンド「Get-Partition -DiskNumber 0 | Set-Partition -NewDriveLetter F」（「0」はディスク番号、「F」は希望する文字で置き換えます）を入力します。

ステップ 4. Enterキーを押してコマンドを実行します。

これで、PowerShellは指定したドライブ文字を割り当てまたは変更します。

誤った操作を防ぐためにディスクのバックアップを行ってください

Windows 11でドライブレターを変更することは、通常、比較的安全な操作ですが、システムやアプリケーションに影響を与える可能性があるため、注意が必要です。以下は、考慮すべき可能性のあるリスクと注意点をいくつか紹介します：

▪ アプリケーションの関連付け：一部のアプリケーションやシステムサービスは特定のドライブ文字に依存している場合があります。システムやアプリケーションが期待するドライブ文字を変更すると、それらのアプリケーションが正常に動作しなくなる可能性があります。
▪ システムファイルパス：システムファイルのパスにドライブレターが含まれている場合、システムファイルが正しく参照されなくなるため、この変更によって問題が発生する可能性があります。
▪ ブートの問題：システムパーティションのドライブレターを変更すると、起動に問題が発生することがあります。念のため、起動時の問題の解決方法を確認しておきましょう。

Windows11でドライブレターを変更する前に、問題が発生した場合にシステムを以前の状態に復元するために、システムのバックアップを実行することをお勧めします。また、必要に応じてドライブレターの変更を元に戻す方法を知っておくことも重要です。

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▪ 多様なバックアップデバイス：Windows 11でフルディスクバックアップを作成し、外付けハードドライブ、USBフラッシュドライブ、NAS、ネットワークドライブなどに保存することができます。
▪ バックアップの自動作成：毎日／毎週／毎月／イベントトリガー／USB挿入のモードで自動バックアップタスクを設定することができます。
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まとめ

この記事では、Windows 11でドライブ文字を変更するための効率的で簡単な4つの方法について説明しました。ただし、すべての操作には潜在的なデータ損失のリスクが伴います。そのため、操作を行う前にバックアップを作成することが強く推奨されます。AOMEI Backupperを使用すれば、通常動作しているコンピューターで起動可能なメディアを作成し、問題のあるコンピューターをWinPEで起動してバックアップやトラブルシューティングを行うことができます。

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