Windows 11で外付けHDDを暗号化する方法2つ

ユーザー事例

データの安全性を高めるには、ウイルス対策ソフトでシステムを保護するだけでなく、個人用ディスクを安全かつセキュアに保つ方法を知っておく必要があります。データの暗号化は、ディスクデータを保護するための最もシンプルで効果的な方法です。次に、Windows 11で外付けHDDを暗号化するための2つの方法について紹介します。

Windows 11で外付けHDDを暗号化する方法

このパートでは、Windows 11でBitLockerまたはサードパーティー製のソフトを使用して、外付けHDDを暗号化する方法をご案内します。実際の状況やニーズに応じて、どの方法も選ぶことができます。是非読み進めてください。

方法1. BitLockerで外付けHDDを暗号化する

BitLockerはWindowsに標準搭載されている暗号化ツールで、ハードディスク全体を暗号化し、マルウェアなどの不正な変更からシステムを保護することができます。しかし、このツールはWindows 11のすべてのバージョンで使用できるわけではなく、またいくつかの条件を満たす必要があります。お使いのパソコンがこれらの条件を満たしている場合、以下の手順に従って、BitLockerで外付けHDDを暗号化しましょう。

お使いのシステムがWindows 11 Professional、Education、またはEnterpriseです。

TPM（Trusted Platform Module）バージョンは1.2です。Windows 11の場合はTPM 2.0です。

デバイスに2つ以上のパーティションがあります。

管理者アカウントでログインしています。

パソコンのマザーボードがUEFIモードです。

ステップ 1. 「Win」＋「R」キーを押して、「control」と入力し、「コントロールパネル」を開き、「システムとセキュリティ」を選択します。

ステップ 2. 「BitLockerドライブ暗号化」をクリックします。

ステップ 3. 暗号化したい外付けHDDの「BitLockerを有効にする」をクリックします。

ステップ 4. パースワードかスマートカードでドライブのロックを解除することを選択し、「次へ」をクリックします。そして、回復キーのバックアップ方法を選択します。

ステップ 5. 次に、ドライブのどの部分を暗号化するかを選択します。すべてのデータが保護されるように、「ドライブ全体を暗号化する」を選択します。

ステップ 6. 「互換モード」を選択し、「次へ」をクリックします。

ステップ 7. 「暗号化の開始」をクリックし、外付けHDDの暗号化が始まります。

方法2. サードパーティー製のソフトで外付けHDDを暗号化する

外付けHDDを暗号化するには、BitLocker暗号化を使用する以外に、信頼性の高いバックップソフト-AOEMI Backupper Professionalを使用することもできます。このソフトによって、外付けHDDを直接バックアップし、暗号化することができます。この方法では、BitLocker暗号化のようにディスクを開くたびにパスワードを入力する必要がなく、暗号化されたディスクを復元するときにパスワードを入力するだけで済みます。

また、Windows 11のすべてのバージョンだけでなく、Windows 10／8.1／8／7／Vista／XPにも対応しています。では、AOEMI Backupperで外付けHDDのバックアップを暗号化する方法をご案内します。開始する前に、2つの準備作業を行う必要があります：

外付けHDDをパソコンに接続し、パソコンに認識されることを確認します。

AOMEI Backupper Professionalをダウンロードし、インストールします。Windows Serverのユーザーである場合、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。※30日間無料試用版なので、費用を心配しないでください～(๑•̀ㅂ•́)و✧

ステップ 1. AOMEI Backupperを開いて、「バックアップ」→「ディスクバックアップ」をクリックします。

ステップ 2. 他のバックアップと区別するには、タスク名を変更することをお勧めします。「ディスクを追加」をクリックして、暗号化したい外付けHDDを選択します。

ステップ 3. 矢印下のボックスまたは逆三角形をクリックし、バックアップの保存先を選択します。内蔵／外付けHDD／SSD、USBメモリ、クラウドストレージ、NAS、共有フォルダをバックアップ先として選択することができます。

ステップ 4. バックアップをパスワードで保護するには、下部にある「オプション」をクリックし、「設定」タブでの「バックアップの暗号化を有効にする」のスイッチをオンにします。そして、パスワードを入力し、パスワードを確認して「はい」をクリックして保存します。

ステップ 5. すべての設定を確認し、「開始」をクリックして、Windows 11で外付けHDDのバックアップを暗号化します。

他の2つのオプション：

スケジュール：毎日／毎週／毎月／イベントトリガー（システム起動／シャットダウン、サインイン／サインアウト）／USB挿入の5つ柔軟的なモードで自動バックアップを実行することができます。バックアップ元が外付けHDDなので、USB挿入に設定することをお勧めします。こうすれば、外付けHDDをパソコンに接続するたびに、ソフトはバックアップを自動的に実行します。

スキーム：フルバックアップ、変更された部分のみバックアップする増分／差分バックアップを選択することができます。また、バックアップの自動クリーンアップを有効にして、バックアップ保存先に十分な空き容量があることを確保します。

まとめ

ディスクの暗号化は、特に個人の外付けHDDを公共のコンピューターに置く場合、データの安全性をより確実に保護することができます。この記事では、Windows 11で外付けHDDを暗号化する方法を2つ紹介しました。

Windowsに標準搭載されているBitLockerを使用する場合は、記事に記載されている対応する要件を満たす必要があります。サードパーティー製のバックアップソフト-AOMEI Backupper Professionalを使用する場合は、より簡単かつ迅速になります。さらに、ディスクを開くたびにパスワードを入力するのではなく、ディスク上のファイルを復元するとき、パスワードを入力するだけでいいです。

また、ファイル／パーティション／システムバックアップの暗号化もサポートしていて、様々なデータを保護することができます。今すぐダウンロードして、より多くの便利な機能を発見しましょう。