Windows 11で「休止状態」を有効にする方法3つ
Windows 11を使用している場合、休止状態を適切に設定することで、省エネ効果を高めつつ、作業の途中での状態を保持できます。この記事では、簡単な手順でWindows 11の休止状態を有効にする方法を3つ紹介します。ぜひご覧ください。
休止状態とは?
休止状態とは、節電しながら、すべての操作をそのままにしておくことができる特別な状態です。休止状態を実行すると、プログラムや開いているファイルをhiberfil.sysファイルに保存します。そして、シャットダウンします。
再度コンピュータを起動すると、Windows 11は前の状態を早めに復元するので、中断した作業を続けられます。Windows 11で電源メニューには休止状態がありませんが、この記事では、Windows 11で簡単に休止状態を有効にする3つの方法をご紹介します。ご趣味をお持ちの方、ぜひご覧ください。
休止状態とスリーブ
休止状態はスリープと似ていて、どちらもその時点の作業状態を保存して、次にまたコンピュータを使うとき、前の状態に復帰することができます。しかし、両者にはいくつかの違いがあります。下記は最も重要な違いと休止状態のメリットをまとめて、ご覧ください。
- 保存された場所:スリーブは、データがメモリというデータを一時的に保管する場所に保存されます。電力が断たれ強制終了された状態になると、保存されたデータはすべて消える可能性があります。休止状態では、プログラムや開いているファイルがハードドライブに保存されます。電力が断たれ強制終了された状態になっても、データが消える可能性が低いです。
- 省エネルギー:スリーブはメモリでデータを保存するので、電力を使います。休止状態は、すべてのデータをhiberfil.sysファイルに保存した後、コンピュータをシャットダウンするため、スリーブより節電します。
Windows 11で休止状態を有効にする方法
ご覧のように、休止状態はデータをよりよく保護し、消費電力もより低いです。これから、Windows 11で休止状態を有効にする3つの便利な方法をご紹介します。
方法1. 「コントロール パネル」で休止状態を有効にする
この方法は、Windows 11で「コントロール パネル」で休止状態を有効にすることです。詳細は以下の通りです:
手順 1. タスクバーの「検索」アイコンをクリックし、検索ボックスに「コントロール パネル」と入力し、検索結果で「コントロール パネル」を選択します。
手順 2. 「コントロールパネル」で「システムとセキュリティ」→「電源オプション」の順にクリックします。
手順 3. 「電源ボタンの動作を選択する」をクリックします。
手順 4. 次に、「現在利用可能ではない設定を変更します」をクリックします。
手順 5. 「シャットダウン設定」セクションで「休止状態」オプションにチェックを入れ、「変更の保存」をクリックします。
方法 2. 「コマンド プロンプト」で休止状態を有効にする
Windows 11で「コマンド プロンプト」を使用して休止状態を有効にすることもできます。以下の手順に従ってください:
手順 1. 検索ボックスを開き、「cmd.exe」または「コマンドプロンプト」と入力します。検索結果で「管理者として実行」をクリックします。
手順 2. 「コマンド プロンプト」で、「powercfg.exe /hibernate on」と入力し、「Enter」キーを押します。
方法3. 「レジストリ エディター」で休止状態を有効にする
以上の2つの方法を使用したくない場合は、レジストリエディターを利用するオプションがあります:
手順 1. 「win」キー+「R」キーを押し、「regedit」と入力して「レジストリ エディター」を開きます。
手順 2. 「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\Power」に移動します。
手順 3. 「HibernateEnableDefault」ファイルをダブルクリックし、「値のデータ」で「1」を入力して「OK」をクリックします。
お勧め:データを守るためにWindows 11をバックアップする
ノートPCでバッテリー残量が少ないときや、コンピュータを一時的にシャットダウンしなければならないとき、休止状態を実行すれば、それまでのデータを保護し、再び電源を入れたときに、早めに元の状態で作業を続けることができます。
休止状態を実行すると、データが消える可能が低いですが、もしデータが消えれば、面倒な回復作業をしなければなりません。万が一の場合に備え、システムを定期的にバックアップすることをお勧めします。
大切なデータを守るためには、安心安全なバックアップソフトを選択することが重要です。AOMEI Backupper Standardは良い選択です。このフリーソフトはシステム、ディスク、ファイル、パーティションバックアップ、4つのバックアップモードに対応しています。ニーズに合わせてバックアップしたいデータを楽にバックアップすることができます。データが失われてしまう場合でも、簡単に復元することができます。
専門的なバックアップソフトとして、AOMEI Backupper Standardは次のようなメリットがあります:
-
自動バックアップを実行することができます。毎日、毎週、毎月、USB挿入、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、ユーザーサインイン/サインアウト)の5つの自動バックアップモードをサポートしています。
-
変更された部分のみバックアップする増分バックアップに対応しています。この機能を使えば、ディスク容量を節約することができます。
-
ニーズに合わせて、バックアップ方式(使用されているセクターのみをバックアップ/すべてのセクターをバックアップ)や圧縮レベル(なし/普通/高レベル)を選択することができます。
-
USB、HDD、SSD、NAS、クラウドストレージ、共有フォルダ、CD/DVDなど、様々なストレージデバイスにバックアップすることが可能です。
-
Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XPに対応しています。※Windows Serverのユーザーの場合、AOMEI Backupper Serverをご利用ください。
それでは、以下の手順に従って、システムをバックアップしましょう:
手順 1. AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールして開きます。そして、「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。
手順 2. Windows 11の起動に必要なドライブが自動的に選択されるので、保存先だけを選択することができます。
手順 3. すべての設定を確認した後、「開始」をクリックします。
-
オプション:電子メールによる通知を有効にしたり、バックアップの圧縮レベルを選択したりすることができます。
-
スケジュール:自動バックアップを設定することができます。
-
バックアップスキーム:古いバックアップを自動的に削除して、ディスク容量を節約することができます(AOMEI Backupper Professional以上のバージョンで利用可能)。
Windows 11の休止状態に関するよくある質問
休止状態を利用すると、コンピューターの電力消費がどの程度削減されますか?
Windows 11で休止状態を設定する際に注意すべきポイントはありますか?
- データやプログラムの状態がRAMに保持されるため、バッテリー切れや電源断の場合にデータが失われる可能性があります。
- 一部のデバイスやドライバーが休止状態に対応していない場合があります。この場合、問題が発生する可能性があるため、注意が必要です。
休止状態がうまく機能しない場合、トラブルシューティングする方法はありますか?
- 最新のドライバーやWindowsアップデートを適用します。
- ハードウェアのエネルギー設定やBIOS設定を確認し、適切に設定されているか確認します。
- エラーメッセージやイベントログを確認し、原因を特定します。
- 休止状態の代わりにスリープモードを試す。スリープモードが正常に動作する場合は、休止状態に関連する問題がある可能性があります。
まとめ
以上はWindows 11で休止状態を有効にする3つの方法です。ニーズに合わせて選択してください。
一般的に、休止状態ではデータが失われませんが、念のために、大切なデータをあらかじめバックアップしたほうがいいです。信頼できるバックアップソフトウェア-AOMEI Backupperを使用して、Windows 11を定期的にバックアップしましょう。OSに何か問題がある場合、システムバックアップがあったら、簡単に復元することができます。
また、このソフトはバックアップだけでなく、同期、クローンなどたくさんの強力な機能を備えています。徹底的にディスクを消去したい場合にも、このソフトを利用することができます。ダウンロードして、もっと便利な機能を体験しましょう。