Windows 11でHDDを丸ごとコピーする方法2つ

この記事では、バックアップと復元(windows 7)とサードパーティー製クローンソフトAOMEI Backupperで、HDDを丸ごとコピーする2つの方法をご紹介します。そして、PCをコピーしたHDDから起動する方法もご案内します。

Machi

By Machi 最終更新日 2024年11月18日

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HDDのクローンとバックアップの違い

Windows 11でHDDを丸ごとコピーしたい場合、バックアップまたはクローンを作成することができます。両者とも、あるドライブから別のドライブにデータをコピーします。

しかし、両者には違いがあります。

ドライブをバックアップすることは、ドライブがイメージファイルに圧縮され、指定した場所に保存します。このコピーを使用する前に、復元を実行する必要があります。ほとんどの場合、バックアップは災害復旧のために作成されます

HDD

一方、ドライブをクローンすることは、OS、コンピューターの設定、インストールされたアプリ、すべてのデータが含まれているすべてのものを圧縮せずに別のディスクに丸ごとコピーします。クローン先のディスクにあるすべてのデータが新しいデータで上書きされますが、クローンしたデータは復元する必要がなく、直接使用することができます。そのため、クローンした後、クローン先のHDDからパソコンを直接起動することができます。一般的、HDD交換・アップグレート際に使用されます

この記事ではHDDを丸ごとコピーする2つの方法をご紹介します。1つの方法は信頼できるサードパーティ製のクローンソフトを使います。もう1つの方法はWindowsに標準搭載されているバックアップ・復元機能を使います。ニーズに応じて、いずれかの方法を選択することができます。

専門的なクローンソフトでHDDを丸ごとコピーする方法

バックアップと復元でコピーを作成する方法は少々複雑で、ここでは、まずクローンを作成するという方法について説明します。

AOMEI Backupper Professionalはディスクコピーを簡単に作成できる強力なクローンソフトです。これを利用して、直接ソースディスクを別のディスクにクローンすることができます。ディスクだけでなく、システムやデータパーティションをクローンすることもできます。専門的なクローンソフトとして、以下のようなメリットもあります:

  • 起動可能:クローンを作成した後、復元せずにクローンしたHDDからコンピュータを直接起動することができます。

  • インテリジェントクローン:デフォルトでは、使用されているセクタのみをコピーするので、大容量HDDを小容量SSDにクローンすることができます。また、この機能でソースディスクの不良セクターをスキップできるので、不良セクターによるクローン失敗を避けられます。

  • バックグラウンドで実行:クローンがバックグラウンドでも実行できるため、クローンしている間に、コンピュータを通常通り使用することができます。

  • 複数のストレージデバイス:内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカードの間のクローンをサポートしています。

  • 全Windows PCシステムに対応:最新のWindows 11に加えて、Windows 10/8.1/8/7/XP/Vistaにも対応しています。

クローン前の準備作業

そして、クローンを開始する前に、いくつかの準備作業を行う必要があります。

1. ターゲットディスクをコンピュータに取り付けたり、変換アダプタやHDDスタンドで接続したりして、検出できることを確認してください。

変換アダプター

2. クローンした後、ターゲットディスク上のデータはすべて削除されるので、あらかじめ重要なファイルをバックアップしてください。

3. クローンソフトAOMEI Backupper Professionalをダウンロードして、インストールしてください。

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HDDを丸ごとクローンする手順

そして、以下の手順に従って、Windows 11でHDDを丸ごとクローンしましょう。

手順 1. AOMEI Backupperを開きます。「クローン」→「ディスククローン」をクリックします。

ディスククローン

手順 2. コピーしたいHDDをソースディスクとして選択します。

ソースディスク

手順 3. ターゲットディスを選択します。

ターゲットディスク

手順 4. 問題がなければ、「開始」をクリックすると、HDDが丸ごとクローンされます。

開始

✍下の3つのオプションでクローンをカスタマイズできます:
  • パーティションを編集:クローン先のディスクはクローン元のHDDより大きい場合、容量を最大限に活用するには、このオプションで、「パーティションのサイズを手動で変更」または「各パーティションに未使用領域を追加」の2つオプションから、パーティションのサイズを調整できます。クローン完了後、クローン先のディスクに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。

  • SSD 4Kアライメント:ターゲットディスクがSSDの場合、このオプションにチェックを入れると、クローン完了後、SSDの読み書き速度を向上させることができます。

  • セクター単位のクローン:この機能はクローン元のHDDの1:1複製を作成したい方に適しています。使用されているかどうかに関わらず、すべてのセクターをクローンします。空白のセクターや論理的に不良セクターもクローンされます。また、この機能によって、暗号化されたディスクを解除せずにクローンすることができます。*「パーティションを編集」と同時に使えません。クローン先のディスクは容量がクローン元のHDDと同じまたはより大きい必要があります。

パーティションを編集

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Windows標準機能-バックアップと復元でHDDを丸ごとする方法

Windows標準ツールを使いたい方は、Windowsに標準搭載されているツール「バックアップと復元(Windows 7)」を使って、Windows 11でHDDを丸ごとバックアップし、そして「Windows回復環境」でこのバックアップを別のHDDに復元することができます。

安全性を高めるために、外付けHDDにバックアップすることをお勧めします。詳細な手順は、以下を読み進めてください。

パート1. 「バックアップと復元(Windows 7)」でシステムイメージを作成する

手順 1. 「Win」キー+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開きます。「control」と入力して「Enter」キーを押して「コントロール パネル」を開きます。

「control」と入力

手順 2. 「システムとセキュリティ」での「バックアップと復元(Windows 7)」をクリックします。

バックアップと復元をクリック

手順 3. 「システム イメージの作成」をクリックします。

システムイメージの作成をクリック

手順 4. システムイメージの保存先として外付けHDDを選択し、「次へ」をクリックします。

次へをクリック

手順 5. 前の設定が表示され、確認した後、問題がなければ、「バックアップの開始」をクリックします。バックアップの完了を待ちます。

バックアップの開始をクリック

手順 6. 完了した後、「システム修復ディスクを作成しますか?」のメッセージが表示されます。CD/DVDがあって作成したい場合は、「はい」をクリックします。CD/DVDがない場合または作成したくない場合は、「いいえ」をクリックします。

システム修復ディスクを作成しますか

パート2. 「Windows回復環境」でシステムイメージを別のディスクに復元する

復元するために、まずバックアップしたドライブをPCに接続し、回復環境を起動します。そして、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「システムイメージを回復」の順にクリックします。目的のOSを選択し、Windows 11の復元が始まります。

詳しい手順については、「イメージでシステムを回復」でシステムを復元する方法をご参照ください。

システムイメージを回復

Windows 11でクローンしたHDDからコンピュータを起動する方法

クローンの作成が完了し、ハードディスクが交換されたら、コンピュータの電源を入れるだけで以前と同じように使用できます。

2つのハードディスクを併用したい場合、クローンしたハードディスクからコンピュータを起動するために、以下の手順で起動順位を変更する必要があります。

手順 1. クローンしたHDDをコンピュータから取り出さないでください。コンピュータを再起動し、パソコンメーカーのロゴが表示され、パソコン/マザーボードのメーカーに応じて特定のキーを押し続けて、「BIOS」に入ります。

bios起動キー

手順 2. 「Boot(ブート)」タブで、ターゲットディスクを最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して変更を保存し、「BIOS」を終了します。コンピュータが自動的にクローンディスクから起動します。*BIOSの種類によって手順が異なる可能性があるのでご注意ください。

BIOS設定

まとめ

Windows 11でHDDを丸ごとコピーしたい場合、Windowsに標準搭載されているツールを使ってバックアップしてから復元するか、AOMEI Backupperようなプロのクローンソフトを使用してディスクを直接クローンするかを選択できます。

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バックアップと復元を利用することより安全なだけでなく、クローンした後、ターゲットディスからコンピュータを直接起動することもできるので、お勧めします。また、前のHDDのように、インストールされたソフトを直接使用したり、いずれかのデータにアクセスしたりすることができます。

Windows Serverのユーザーであれば、AOMEI Backupper Serverを使ってください。今すぐダウンロードして、もっと便利な機能を体験しましょう。

Machi
Machi · この記事を書いた人
Technology会社の編集者としてAOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、映画、音楽、色々なことに趣味があります。