【Windows 11】HDDから小容量SSDに交換する方法
Windows 11でHDDを使用していますが、パソコンの動作が重いですか?HDDから容量の小さいSSDに換装するつもりですか。心配しないでください。ここでは、専門的なクローンソフトウェアAOMEI Backupperを使用して、HDDを小容量SSDにクローンする方法を説明します。
なぜWindows 11のHDDから小容量SSDに交換したいの?
なぜWindows 11のHDDから小容量SSDに交換したいの?現在HDDに変わる記憶媒体としてSSDが注目されているのは、HDDに比べてSSDの方がメリットが大きいからです。
SSDは従来のHDDと比べてどのようなメリット・長所があるのか、ご紹介致します(^^)
1. データ処理速度が高速!
SSDはHDDのように機械的に書き込むのではなく、電子データのやり取りだけなので、データの処理速度が高速です!
2. 音がしないので静か・耐衝撃性が高い!
左がSSDで右がHDDの内部の写真です。見ていただければわかると思うのですが、SSDはメモリチップが並べられているだけで、HDDのようなメカニカルな構造部がありません。
HDDは1分間に7200回転するディスクの上を、アームがいったりきたりしながら、データの読み書きをします。当然ディスクの回る「ブーン」や「キュイーン」といった音がしますし、アームの「カリカリ」「ジー」といった音もします。
しかしSSDはあくまでもメモリチップ内部での電子データのやりとりだけですので、まったく音がしないのです!つまり無音でとっても静かです。
またメカニカルな構造部をもたないので、耐衝撃性が非常に高いという特徴を持っています。HDDはちょっと当たっただけでもディスクが傷つき、壊れることがありますからね(^^;)
3. 小型で軽量!
デスクトップ型のHDDは3.5インチですが、SSDは2.5インチと小型です。ノートパソコン型のHDDは2.5インチですので、SSDと同じサイズです。
4. 低消費電力・低発熱!
SSDはHDDのようなメカニカルな構造部を持たないので、消費電力が少なく発熱も少ないです。
以上がSSDのメリット・長所です。では、Windows 11のHDDを小容量SSDに交換するにはどうすればいいのでしょうか?詳細な手順は以下の通りです。
HDDから小容量SSDに交換する手順
HDDから小容量SSDに交換するには、以下の手順に従ってください。
手順1. HDDの現状を確認する
まずは、実際に現状のHDDの状態を確認していきます。エクスプローラで確認すると、C:ドライブとD:ドライブがあります。これは、1台のHDDをパーティションで分けた状態です。
さらに詳しく「ディスク管理」で確認します。「ディスク0」なので、1台のハードディスクで、全体容量が465GB(500GB)あること、その中で、C:D:に分かれているのが確認できます。
手順2. クローン作成に必要な部品を準備する
クローン作成に必要な部品:
・SSD本体(240GBを購入)
・2.5インチのケース(ケースのみ、ケースとソフト付きもある)
SSDの容量は、自分で必要なサイズを選択します。2.5インチのケースにつては、ケース本体のみと、ケース本体に4つのソフト付きの、2種類があるので、必要な方を選択できます。
手順3. 小容量SSDをWindows 11に接続してNTFSファイルシステムにフォーマットする
SSDのフォーマット方法は、普通のハードディスクのフォーマット方法と一緒です。まずは、小容量SSDをWindows 11に接続して、接続済みの場合は、SSDがディスクとしてパソコン上に表示されます。そのディスクのアイコンを右クリックして、「フォーマット」を選択してください。
フォーマットを選択すると、下記のウィンドウが表示されます。ここでファイルシステムをNTFSと設定し、「開始」をクリックすればよいです。
手順4. HDDから小容量SSDにクローンする
ここで、一番人気のクローンソフトAOMEI Backupper Professionalをおススメします。国内一番有名なクローン定番ソフトとして、クローン機能が特に強くて成功率が高いのです。このソフトを使ってHDDを小容量SSDにクローンすれば、システムディスクであってもクローン後に問題なく起動できます。HDD上のデータはもちろん、OSのクローンも一緒にSSDに移行可能となります!
AOMEI BackupperでHDDから小容量SSDにクローンするステップ:
1. AOMEI Backupper Professionalをダウンロードして、インストールし起動します。そして、「クローン」をクリックして、「ディスククローン」を選択します。
2. Windows 11のHDDをソースディスク(クローン元)として指定して、「次へ」をクリックします。
3. そして、小容量SSDをターゲットディスク(クローン先)として指定して、「次へ」をクリックします。
4. SSDへのクローンなので「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れる必要があります。これは、SSDのパフォーマンスを向上させることができます。操作概要を確認して問題なければ「開始」をクリックします。
- ご注意:
- システムのクローンのみを作成したい場合は、「システムクローン」機能を利用することができます。
- 「セクター単位のクローン」の機能を利用して、使用されたかどうかに関係なく、HDDの全てのセクターをSSDにコピーします。SSDのサイズはソースディスクと同じ、あるいはソースディスクよりも大きい場合しかこれを選択できません。
- 小容量ディスクを大容量ディスクにクローンする場合は、「パーティションを編集」をクリックして、「各パーティションに未使用領域を追加」を選択します。この操作により、小容量ディスクを大容量ディスクにクローンした後、大容量ディスクに未割り当て領域が作成されることを回避できます。
手順5. Windows 11 PCからHDDを取り外し、小容量SSDを交換する
Windows 11のHDD中のデータを小容量SSDへのクローンが完了した場合、HDDを取り外して、SSDを装着する必要があります。デスクトップとノートパソコンのSSD装着方法はとても違いますので、本文では、別々で皆さんにご紹介します。
デスクトップ
PCケースを開き、マザーボードに接続しているHDDをケース内から取り外し、SSDをPC内に入れて固定します。それから、SATA3ケーブル経由で元々HDDのSATA3ポートに挿入することでSSDをPCに接続します。
上記の画像のように、SSDを設置した後、SSDのSATA電源ケーブルをも挿入することを忘れないようにしてください。SSDのSATA電源ケーブルは下記のものとなります。
SSDのケーブルは相応のポートがあり、間違うポートに差し込むことができないので、間違って繋ぐこともめったにないと思います。
ノートパソコン
ノートパソコンでのSSDの装着はsataケーブル、電源ケーブルなどもいらないので、デスクトップでの装着と比べて、めちゃくちゃ楽になります。
1. ノートパソコンの背面カバーを外し、黒い静電気防止の紙が貼っているところはHDDだと思います。その紙は静電気によるHDDへの損壊を防ぐ役割があります。静電気はSSDを損壊することがありませんので、SSDへ変換すると、その紙もいらなくなります。
2. HDDを固定するねじをねじ回りで外します。
3. 力を入れて、HDDのケースを外に引き出します。
4. HDDを外に引くと、完全にノートパソコンから取り出すことができるようになります。
5. HDDの外に金属製のケース/カバーがあるので、その表面にあるねじを外すと、その金属製のケース/カバーを取り外すこともできます。
6. SSDを金属製ケース/カバーに入れて固定します。
7. SSDをパソコンに戻し、SSDの接続ポートに押して装着します。それから、ねじで固定したら、換装完了!
以上の手順に従って、SSDをデスクトップ・ノートパソコンに変換すると、下記の手順に従って、起動ディスクを小容量SSDに変更する必要もあります。
手順6. 起動ディスクを変更して小容量SSDからWindows 11を起動する
ここで、小容量換装が間もなく完了します。でも、最後のひとつの操作が残っており、これなしではPCが起動できない可能性があります。それは、SSDを起動ディスクとして設定することです。
1. コンピューターを再起動します。メーカーのロゴが表示されると、パソコン/マザーボードのメーカーによって特定のキーを押し続けて、BIOSに入ります。
2. 矢印キーで「Boot」タブに移動、小容量SSDを最初に起動するドライブとして設定します。
3. 「F10」キーを押して変更を保存し、BIOSを終了します。その後、コンピューターを再起動すると、クローンした小容量SSDからWindows 11を起動します。
まとめ
Windows 11のHDDから小容量SSDに変換しようとする時、ディスククローンは悪くない選択です。AOMEI Backupperは良い選択で、ターゲットSSDがより小さい時に、ディスク容量の問題を解決します。これを使って、簡単かつ迅速にクローンを作成できるだけでなく、クローン作成後にディスクを安全に起動できます。
また、AOMEI BackupperはWindows 11のシステムバックアップ、ファイルのリアルタイム同期などもサポートします。Windows Serverユーザーの場合は、Server版を利用できます。興味がある方、ぜひダウンロードしてもっと多くの機能を体験しましょう~