Windows 11でファイルコピー/移動が遅い時の対策7つ
Windows 11でファイルコピー/移動が遅すぎるのですか?この記事で紹介する7つの対処法を順番に試してみて、問題を修正しましょう!
ユーザー事例
最近、新しいPCを自作したのですが、ドライブ間でファイルをコピーする際に問題がありました。ファイルのコピー移動を始めると、通常、それなりの速度(40~50MB/s)で始まり、その後、急速に低下し、50KB/s~800KB/sの間で変動し、時には数分間0KB/sまで低下することがあります。どなたか原因、対策をご存知であれば教えてください。
Windows 11のファイルコピー/移動が遅い問題の原因は?
情報技術は現在、急速な発展と安定化の傾向を示しています。毎日、無数のファイルをアップロード、ダウンロード、転送する必要があり、その時、ファイルコピー/移動速度が遅いという問題が徐々に現れています。大きいファイルや大量のファイルを転送するのに数時間から1日かかることも稀ではありません。効率を求める人にとって、この問題はとても憂鬱なものです。
上記の事例のように、Windows 11のユーザーからは、内蔵ドライブ同士、内蔵ドライブと外付けドライブ、あるいはネットワーク上の2台のPC間でファイルコピー/移動/転送を行った際に、転送速度が遅くなったという報告が多数寄せられています。ユーザーは、ファイル転送速度が遅くなる原因が一体何なのか、また、それを解決するための方法について困惑しています。
Windows 11のファイル転送速度低下は、ネットワークの問題、外付けドライブの問題、コンピューターの問題など、さまざまな要因によって引き起こされる可能性があります。次に、この問題を解決するために、7つの方法をご紹介します。
Windows 11でファイルコピー/移動/転送が遅い時の対処法
頻繁にファイルを転送する必要がある場合、以下の方法を試して、ファイルコピー/移動速度を向上しましょう。
対処法1:予約可能な帯域幅の制限を調整する
デフォルトでは、Microsoftはシステムの活動に合わせて、ネットワーク帯域幅を80%に制限しています。大きいファイルを転送する場合、この制限が適用され、PCのネットワーク性能が制限され、Windows 11のファイル転送が遅くなることがあります。次の手順に従って、その制限を調整しましょう。
1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「gpedit.msc」と入力して「Enter」キーを押し、「グループポリシーエディター」を開きます。
2. 「コンピュータの構成」→「管理用テンプレート」→「ネットワーク」→「QoSパケットスケジューラ」を順に選択します。
3. 「QoSパケットスケジューラ」オプションで、右のリストから「予約可能な帯域幅を制限する」をダブルクリックします。
4. ポップアップウィンドウで「有効」をクリックし、デフォルトの帯域幅の制限値をより小さい割合またはゼロに調整します。
対処法2:受信ウィンドウ自動チューニングレベルを無効にする
ネットワーク経由でファイルを転送する場合、受信ウィンドウ自動チューニングレベルという機能は、ネットワーク経由でTCPデータを受信するプログラムのパフォーマンスを向上させ、転送プロセスをより効率的にすることができます。しかし、場合によっては、この機能を無効にすることで、転送速度を向上することがあります。
1. 検索アイコンをクリックし、「コマンドプロンプト」を検索します。検索結果から、「管理者として実行」を選択します。
2. 「netsh int tcp set global autotuninglevel=disabled」を入力し、「Enter」キーを押して実行します。
3. ここで、ファイルを再度コピー/移動し、速度が正常に戻るかどうかを確認します。元に戻らない場合は、「netsh int tcp set global autotuninglevel=normal」を入力して再試行してください。
対処法3:RDCを無効化する
1. 検索アイコンをクリックし、「Windowsの機能の有効化または無効化」を入力し、検索結果から「Windows の機能の有効化または無効化」をクリックします。
2. 「Remote Differential Compression APIサポート」のチェックを外し、「OK」をクリックして設定を保存します。
3. PCを再起動し、問題が改善されたかどうかを確認します。
対処法4:USBドライバを更新する
以下の手順に従って、USBドライバを更新しましょう。
1. 「スタート」アイコンを右クリックし、リストから「デバイスマネージャー」を選択します。
2. 「ユニバーサルシリアルバスコントローラー」の横の「>」アイコンをクリックし、オプションを展開させて、表示されるオプションを1つずつ右クリックし、「ドライバーの更新」を選択します。
3. 「ドライバを自動的に検索」を選択し、プロセスが完了するのを待ちます。
対処法5:ファイルシステムをFAT32からNTFSに変換する
USBメモリは通常、デフォルトでFAT32でフォーマットされていますが、これは確かに動作が遅くなるので、改めてNTFSでフォーマットすることをお勧めします。詳細については読み進めてください。
1. 検索アイコンをクリックし、「コマンドプロンプト」を入力し、検索結果から「管理者として実行」を選択します。
2. 「convert F:/fs:ntfs」(Fを変換するUSBメモリのドライブレターに置き換えます)と入力し、「Enter」キーを押して実行します。
3. 「Conversion complete」と表示されるまで待ちます。
対処法6:USBメモリの取り外しポリシーを変更する
コピー先/元がUSBメモリで、ファイルのコピー速度が遅い場合、以下の手順に従ってUSBメモリのパフォーマンスを最適化することができます。
1. 「スタート」アイコンを右クリックし、リストから「デバイスマネージャー」を選択します。
2. 「ディスクドライブ」を展開し、目的のUSBメモリを右クリックし、「プロパティ」を選択します。
3. 「ポリシー」タブをクリックし、「高パフォーマンス」を選択して、「OK」をクリックします。
対処法7:ドライブのインデックスを無効にする
1. ファイル転送を行うドライブを右クリックし、「プロパティ」をクリックします。
2. 「全般」タブで、「このドライブ上のファイルに対し、プロパティだけでなくコンテンツにもインデックスを付ける」オプションのチェックを外し、「適用」→「OK」をクリックします。
3. PCを再起動して、ファイルのコピー/移動速度が改善されたかどうかを確認します。
オススメ:高速ファイル転送ツールでWindows 11のファイル転送を高速化する
上記の方法をすべてためしましたが、ファイルコピー/移動速度がまだ遅い場合、高速ファイル転送ツール-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。このツールは、一度に大量のファイルを迅速に転送する場合にかなり役立ちます。このソフトは:
- 内蔵/外付けハードドライブ、USBメモリ、NAS、共有フォルダ、クラウドドライブなどほとんどのクラウドストレージに対応しています。また、2つのパソコン間でのファイル同期も可能です。
- 毎日、毎週、毎月などの頻度からファイルの自動転送/同期の実行を設定することができます。
- インターフェースが直感的でわかりやすく、操作が簡単で、初心者でも気軽に使えます。
では、Windows 11でAOMEI Backupper Standardを使用してファイルを高速で転送する方法をご案内します。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールします。
1. AOMEI Backupper Standardを開きます。「同期」→「ベーシック同期」をクリックします。
2. 「フォルダを追加」をクリックして、同期したいファイルとフォルダを選択します。複数のファイル/フォルダを同期したい場合、1つのファイル/フォルダを追加した後、「+」アイコンをクリックして追加し続けます。
3. 矢印下のボックスまたは逆三角形アイコンをクリックして、コピー/転送先を選択します。
- 下の2つのオプションをクリックし、同期をカスタマイズできます:
- オプション:同期完了後のメール通知、ターゲットフォルダのファイルの整合性の確認などを設定します。
- スケジュール:フォルダの自動同期を設定します。毎日/毎週/毎月/イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)/USB挿入の5つのモードをサポートしています。
4. すべての設定を確認し、問題がなければ、「開始」をクリックしてファイルコピー/転送を始めます。
まとめ
Windows 11では、ファイルコピー/移動が遅いことがよくあります。この問題は多くの理由によって引き起こされる可能性があり、解決するには、自分の状況に応じて、上記で紹介された7つの方法から試してください。
もし、すべて試しても問題が解決されない場合は、高速ファイル転送フリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。このソフトによって、大量のファイルを任意の場所に高速で転送できます。
また、重要なファイル/フォルダをよりよく保護するには、「クラウドバックアップ」でそれらをAOMEI自社のクラウドストレージAOMEI Cloudにバックアップするのをお勧めします。クラウドストレージは実体がないので、災害や火事などによるデータ損失を回避できます。データの安全性を確保できます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!