Windows 11で「内容を暗号化して…」がチェックできない場合の対処法
この記事では、「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」がチェックできない問題の原因と、それを修正する方法を3つ紹介します。この問題に悩んでいる方、ぜひご覧ください。
「内容を暗号化して…」がチェックできないについて
Windowsに標準搭載されている機能-暗号化ファイルシステム(EFS)を使ってコンピュータ上のデータを暗号化し、データを不正なアクセスから保護する必要がある場合があります。ところが最近、Windows 11では、「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」機能がグレーアウトしているとの報告が、多くのユーザーから寄せられています。
これによると、Microsoftは、最新版のWindowsの暗号化アクセラレーションに問題があることを認めるナレッジベース記事を公開しており、この暗号化バグは、データの破損や紛失につながる可能性があるとのことです。
これを修正するため、Microsoftは8月9日にアップデート版をリリースし、被害の拡大を防いでいます。しかし、すでにこのバグによってデータを失ってしまった人への解決策は提案されていません。
もしあなたも「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」がグレーになってチェックできないというバグに悩まされているなら、ぜひ読み進めて、これを修正する方法を学びましょう。
なぜ「内容を暗号化して…」がチェックできないのか?
問題を解決する前に、まずこの問題が発生する原因について説明します。
1. Windows 11アップデートの脆弱性
この問題の原因の1つは、Windows 11のアップデートの脆弱性です。特に、Windows 11の初期バージョンが影響を受ける可能性が高いです。
2. EFSに対応していないエディションを使用している
Windows Homeエディションでは、EFS機能が利用できないので、注意が必要です。ファイルを暗号化するためには、WindowsをEducation、Enterprise、Proのいずれかのエディションにアップグレードする必要があります。
3. NTFSではなく、FAT32ドライブを使用する
システムドライブがNTFSモードであるかどうかを確認します。FAT32を使用している場合は、EFS機能を使用するためにNTFSに変換してください。
上記の考えられる原因を排除した場合、次のパートを読んで、Windows 11で「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」がチェックできない問題を解決しましょう。
Windows 11で「内容を暗号化して…」がチェックできない場合の対処法
このパートでは、Windows 11で「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」がチェックできない問題を解決するための方法を3つ紹介します。このエラーに悩んでいる方、ぜひこれらの方法を使ってみてください。
#1. Windowsの最新修正バージョンに更新する
8月9日、Microsoftはこの問題に対して、KB5016629(OSビルド 22000.856)をリリースしました。Microsoftの公式サイトにアクセスし、ニーズに合わせてこの更新プログラムをダウンロードすることができます。
#2. WindowsレジストリでEFSを有効にする
1. 「Windows」+「R」キーを押して「ファイル名を指定して実行」を開き、「regedit」と入力し、「Enter」キーを押して、「レジストリエディター」を開きます。
2. 「レジストリエディター」で、「HKEY_LOCAL_MACHINE\SYSTEM\CurrentControlSet\Control\FileSystem」に移動します。
3. 右側のリストから、「NtfsDisableEncryption」を探し、それをダブルクリックします。
4. 「値のデータ」を「1」に設定し、「OK」をクリックして変更を保存します。
#3. コマンドラインでEFSを有効にする
1. 「Windows」+「S」キーを押して、検索ボックスを開き、「コマンド プロンプト」と入力して、検索結果から「管理者として実行」を選択します。
2. 「コマンドプロンプト」ウィンドウで、「fsutil behavior set disableencryption 0」と入力し、「Enter」キーを押して、実行します。
3. 変更を有効にするために、パソコンを再起動する必要があります。すると、「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」がチェックできない問題が解決されたかどうかを確認します。
データを安全に保護する方法
以上は、Windows 11で「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」がチェックできない問題についての3つの対処法でした。しかし、これらの方法で問題を修正しても、バグによるデータ損失は永久的なものです。そのため、バックアップソフトで大切なデータをバックアップしておくことをお勧めします。
Windows 11/10/8.1/8/7/Vista/XP対応のバックアップ&復元フリーソフト-AOMEI Backupper Standardを使用して、重要なファイル/フォルダをバックアップすることができます。こうすれば、元のデータが誤って削除された場合、または破損した場合、作成されたバックアップでファイルを迅速に復元できることができます。また、このソフトは次のようなメリットがあります:
- ファイルバックアップに加えて、パーティション/システム/ディスクバックアップもサポートしています。
- 内蔵HDD/SSD、USBメモリ、クラウドストレージ、SDカード、NASデバイス、共有フォルダなどほとんどのストレージデバイスをバックアップ先として設定することができます。
- 自動バックアップをサポートしています。
次に、AOMEI Backupperでファイル/フォルダをバックアップする方法をご紹介します。開始する前に、まずAOMEI Backupper Standardをダウンロードして、インストールしてください。
1. AOMEI Backupperを起動し、「バックアップ」→「ファイルバックアップ」をクリックします。
2. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックして、バックアップしたいファイルを選択します。そして、矢印下のボックスまたは逆三角形をクリックし、バックアップの保存先を選択します。
3. すべての設定を確認し、「開始」をクリックします。
オプション:AOMEI Backupper Professionalなどの上位版へアップグレートすると、バックアップの暗号化機能が利用可能になります。ファイルを暗号化するには、「オプション」をクリックし、「バックアップの暗号化を有効にする」のスイッチをオンにして、パスワードと確認用のパスワードを入力し、「はい」をクリックします。
- オプション:バックアップの暗号化に加えて、コメントを書いたり、バックアップの圧縮レベルを変更したりすることができます。
- スケジュール:自動バックアップを設定することができます。
- バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、バックアップの自動クリーンアップを設定することができます(差分バックアップとバックアップの自動クリーンアップがProfessional版で利用可能)。
まとめ
もしあなたは、Windows 11で「内容を暗号化してデータをセキュリティで保護する」がチェックできない問題に遭って、データを暗号化できないことを悩んているなら、この記事の3つの方法でEFSを有効にすることができます。
しかし、今度同じようなバグによるデータの損失や破損を避けるために、AOMEI Backupperを使ってファイルをバックアップすることをお勧めします。このソフトはバックアップの暗号化もサポートしていて、パスワードでバックアップを保護することができます。
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