7つの対策:Windows 11アップグレード後、動作が遅くなった
「Windows 11にアップグレードした後、パソコンの動作が重くなった」というのは、フォーラムでよく見かける問題です。この記事では、Windows 11 PCを軽くする方法を7つ紹介します。重いPCを高速化したいなら、ぜひご覧ください。
ユーザー事例:昔のノートパソコンをWindows 11にしたが遅い&重い
よろしくお願いします。だいぶ昔にHPのノートパソコン(Win10)を購入しました。すみません型番は手元にないので分かりません。Win11にできるとのことで実施してみたのですが、最新のアップデートを全てあてても、基本の操作のスタートから設定を開くなどもとても遅く、まったく実用的ではないです。同じパソコンがあと2台あるのですが、Win11へのアップグレードとアップデートをこれほど時間をかけて行ったのに、そして、最新のアップデートを行っているのに、こんなに遅いのかと本当にがっかりしています。そこまで重い作業するつもりはなく、ブラウザとメール程度なのですが、Win11のOSで普通に使えるようにしたいです。方法はないでしょうか?よろしくお願いいたします。
-YAHOO!知恵袋からの質問
Windows 11アップグレード後、動作が重くなった場合の対策
2021年10月5日からWindows 11の一般提供が開始されます。対象となるWindows 10 PCをお持ちの方は、無料でWindows 11にアップグレードできます。
Windows 11は新しいUIデザインといくつかの改善された機能をもたらしますが、多くのユーザーはまだパフォーマンスの問題を経験しています。Windows 11でパソコンの動作が遅くなっても心配ありません。この記事を読んで、Windows 11 PCを軽くする方法を学びましょう。
方法1. パフォーマンスに関するトラブルシューティングを行う
より複雑な方法を試みる前に、Microsoftサポート診断ツールを実行して、Windows 11のパフォーマンスの問題を発見し、解決してください。
ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「%systemroot%\system32\msdt.exe -id MaintenanceDiagnostic」をコピーして貼り付け、「Enter」キーを押して「システムメンテナンス」ウィンドウを開きます。
ステップ 2. 「次へ」をクリックし、画面の指示に従ってトラブルシューティングを実行します。
このツールは、トラブルシューティングを終了すると、Windows 11 PCの速度を低下させている原因を突き止め、問題を自動的に修正するか、解決する方法を提供します。このツールで問題が見つからなかった場合、またはパソコンの動作がまだ重い場合は、次の方法を試してみてください。
方法2. 電源プランを変更する
電源プランとは、コンピュータの消費電力と節電方法を管理するために使用されるハードウェアとシステムの設定(ディスプレイの輝度、スリープなど)のセットです。デフォルトでは、ほとんどのPCで「バランス」というプランを使用しています。Windows 11でパソコンの動作が重くなったという問題を解決するには、以下の手順でPCの電源設定を変更してみましょう。
ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「powercfg.cpl」と入力し、「Enter」キーを押して、「電源オプション」ウィンドウを開きます。
ステップ 2. 「高パフォーマンス」の電源プランが利用可能な場合は、電源プランを「高パフォーマンス」に切り替えます。お使いのPCで「高パフォーマンス」が利用できない場合は、現在の電源プランの横にある「プラン設定の変更」をクリックします。
ステップ 3. 次に、「詳細な電源設定の変更」をクリックします。「プロセッサの電源管理」を展開し、「最小のプロセッサの状態」と「最大のプロセッサの状態」の両方を100%に設定します。「OK」をクリックして、変更を保存します。
方法3. 透明効果とアニメーション効果を無効にする
Windows 11の視覚効果は、新しいオペレーティングシステムをモダンでエレガントに見せてくれます。しかし、古いパソコンに大きな負担をかけ、動作が重くなることもあります。以下の手順で、透明効果やアニメーション効果をオフにすることができます。
ステップ 1. スタートアイコンをクリックし、「設定」をクリックします。「アクセシビリティ」タブ→「視覚効果」を選択します。
ステップ 2. 「透明効果」と「アニメーション効果」の横にあるスイッチをオフにします。
方法4. スタートアッププログラムを無効にする
起動時に多くのプログラムを読み込んでいると、Windows 11の起動が遅くなり、システムの動作が重くなることがあります。スタートアッププログラムの数を減らし、重要なものだけを残すようにしてみることをお勧めします。
ステップ 1. 「Ctrl」+「Shift」+「Esc」キーを同時に押し、「タスクマネージャー」を開きます。
ステップ 2. 「スタートアップ」タブをクリックし、無効にしたいアプリケーションまたはサービスを右クリックし、「無効化」を選択します。
Microsoft Storeのアプリの場合、「バックグラウンドアプリのアクセス許可」を「常にオフ」に設定して、アプリがバックグラウンドで実行されないようにすることもできます。以下はその方法です:
ステップ 1. スタートボタンを右クリックし、「アプリと機能」を選択します。
ステップ 2. アプリケーションの横にある「︙」アイコンを右クリックし、「詳細オプション」を選択します。
ステップ 3. 「バックグラウンドアプリのアクセス許可」のドロップダウンメニューをクリックし、「常にオフ」を選択します。
方法5. 一時ファイルを削除する
一時ファイルとは、情報を一時的に保存するために作成されるファイルのことです。ユーザーが再び同じタスクを実行しようとするときに、パソコンをスムーズに高速に保つことができます。破損した、または古い一時ファイルがあると、パソコンが遅くなることがあります。
ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを同時に押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「%temp%」と入力し、「Enter」キーを押して、「Temp」フォルダを開きます。
ステップ 2. 「Ctrl」+「A」キーを押して、「Temp」フォルダ内のすべてのファイルを選択し、「Del」キーを押してすべて削除します。
ステップ 3. 「Windows」+「I」キーを同時に押して、「設定」を開き、「システム」→「記憶域」→「一時ファイル」と進みます。
ステップ 4. 削除したいファイルの種類を選択し、「ファイルの削除」ボタンをクリックします。
方法6. ハードディスクのデフラグを行う
ハードディスクを使用するとき、記憶域は自由に分割されます。そうなると、ハードディスクに保存されている情報を探すのに時間がかかるため、ハードディスクにインストールされているWindows 11オペレーティングシステムの動作が遅くなります。
デフラグを行うことで、断片化しているファイルを正しい位置に整理し直すことができ、ドライブが情報をより速く読み込むことができるようになるのです。つまり、デフラグを行うことで、コンピュータのパフォーマンスを向上させることができるのです。
ステップ 1. 検索アイコンをクリックし、「デフラグ」と入力します。検索結果から「ドライブのデフラグと最適化」を選択します。
ステップ 2. デフラグするドライブを選択し、「最適化」ボタンをクリックします。
方法7. Windows 11をSSDに移行する
もし、上記の方法を試した後、パソコンの動作がまだ遅いなら、この方法を試してみることができます。それは、Windows 11をSSDに移行することです。システムをSSDに移行すると、システムの起動速度が大幅に向上し、数分から十数秒に短縮されることが可能です。また、実行中のWindowsシステムも高速化します。
システムを移行するには、信頼性の高いクローンソフトが必要です。ここでは、1億以上のユーザーから愛用されているシステムクローンソフト-AOMEI Backupper Professionalをお勧めします。このソフトによって、Windows 11をSSDに簡単に移行し、クローンした後にこのSSDからシステムを正常に起動することも保証できます。
「システムクローン」に加えて、「ディスククローン」「パーティションクローン」もサポートしています。異なるユーザーのニーズを満たすことができます。
次に、AOMEI Backupperを使って、Windows 11をSSDに移行する方法をご案内します。開始する前に、いくつかの準備作業を行う必要があります:
- SSDをWindows11 PCに取り付けるか、変換ケーブルで接続します。SSDが新しい場合、「ディスクの管理」で初期化する必要があります。
- AOMEI Backupper Professionalをダウンロードし、インストールします。
ステップ 1. AOMEI Backupperを起動して、「クローン」タブをクリックし、Windows 11のみ移行したい場合、「システムクローン」を選択します。Windows 11を含むHDD全体を移行したい場合、「ディスククローン」を選択します。ここでは、「システムクローン」を例として説明します。
ステップ 2. Windows 11の起動に必要なドライブがすでに選択されるので、SSDをクローン先のディスクとして選択し、「次へ」をクリックします。
ステップ 3. クローンした後、SSDの読み書き速度と読み込み速度を一層向上させるために、「SSD 4Kアライメント」にチェックを入れて、「開始」をクリックします。
- ✍他の2つのオプション:
- セクター単位のクローン:デフォルトで使用されているセクターのみクローンします。このオプションにチェックを入れると、使用されているかどうかにかかわらず、不良セクターや空白セクターを含むすべてのセクターをSSDにクローンします。※SSDのサイズはシステムパーテイションと同じまたはより大きい場合に利用可能です。
- パーティションを編集:SSDはWindows 11システムより大きい場合、容量を最大限に活用するには、このオプションで、「パーティションのサイズを手動で変更」または「各パーティションに未使用領域を追加」の2つオプションから、SSDのパーティションのサイズを調整できます。クローン完了後、SSDに使えない未割り当て領域がないことを確保できます。※「セクター単位のクローン」と同時に使えません。
ステップ 4. クローン成功した後、パソコンをシャットダウンします。古いHDDをSSDに交換するか、HDDとSSDの両方をパソコンに取り付けて併用します。併用する場合、最初に起動するドライブをSSDに設定する必要があるので、ご注意ください。
Windows 10/11で起動ドライブをSSDに簡単に変更する方法
まとめ
Windows 11にアップグレードした後、動作が遅くなった場合は、この記事で紹介した7つの対策を試して、パソコンを軽くすることができます。
方法7で使用したAOMEI Backupperは信頼性の高いディスククローンソフトで、数回のクリックだけで、Windows 11のみまたはWindows 11を含むディスク全体をSSDに移行することができます。初心者でも気軽に使えます。
また、バックアップ、復元、同期、ディスク消去など様々な機能も備えています。移行完了後、その自動バックアップ機能で、Windows 11を持続的に保護することもできます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!