解決策5つ:Windows 11が起動しない
Windows 11にアップグレードした後、起動しない、または起動画面にフリーズしましたか?これらの問題についての解決策を探している方は、ぜひこの記事をご参照し、PCを正常な状態に戻しましょう。
Windows 11が起動しない原因
新しいSSDにWindows 11を再インストールしようとしましたが、エラーコード0xc00000eが表示され、キーボードが動作しないため、メニューを操作できません。キーボードとモニター以外のすべてのプラグが外されていますが、まだ動作していません。どうすればよいでしょうか?お教え願います。
--Microsoftコミュニティからの質問
Windows 11をインストールした後、PCが起動しない、または起動画面で固まるというのは、よくある問題です。その一般的な原因は以下のものです。
- 電源/ケーブル障害
- UEFIおよびセキュアブートモードが無効になっている
- 接続されている外部デバイスの不具合
- ディスクのエラー
- オペレーティングシステムファイルの欠落
- ハードディスクの破損
Windows 11が起動しない問題を修復する方法
修復方法を紹介する前に、お使いのパソコンがWindows 11の最小システム要件を満たしていることを確認してください。お使いのデバイスがWindows 11を実行する資格があることを確認した後、Windows 11が起動しない問題を解決するために以下の方法を順番に試してみてください。
方法1. パソコンのハードウェアをチェックする
まず電源ボタンを押し、冷却ファンの音やハードディスクの起動音が聞こえるかどうかを確認します。起動音がしない場合、パソコンに電源が供給されていない可能性があります。そのときは、電源コードを抜き差ししてください。ノートパソコンの場合は、数時間に充電してみてください。または、別の電源コードを使用して、元の電源コードが故障していないことを確認してください。
PCの内部システムが動作しているような音がする場合は、モニターの電源コードを接続し直すことで、モニターを確認します。また、新しい電源コードも試してみてください。
方法2. TPMとセキュアブートモードを確認する
Windows 11でTPMとセキュアブートがオンになっていることを確認する必要があります。そうでない場合、Windows 11が起動しない問題が発生する可能性があります。
ステップ 1. 「Windows」+「R」キーを押して、「ファイル名を指定して実行」を開きます。「tpm.msc」と入力し、「OK」をクリックします。
ステップ 2. 「状態」セクションを見て、「TPMは使用する準備ができています。」というメッセージが表示されていることを確認します。
ステップ 3. TPMが無効になっている場合は、「Windows 11の要件TPM2.0を有効にしてアップグレードする方法」を参照してWindows 11でTPMを有効にします。
ステップ 4. 次に、お使いのPCのセキュアブートモードを確認する必要があります。「Windows」+「S」キーを押して、「システム情報」を検索し、検索結果から「システム情報」をクリックします。
ステップ 5. 「システムの要約」で、「セキュアブートの状態」を見て、「有効」と表示されている場合は、セキュアブートが有効になっています。「無効」と表示されている場合は、「Windows 11に更新するためのUEFIセキュアブートを有効にする」を参照し、有効にする必要があります。
方法3. セーフモードでWindowsの自動修復を実行する
Windows 10と同様に、Windows 11にもパソコンを修復するための自動修復モードがあります。Windows 11が起動しない問題に遭遇したとき、スタートアップ修復を実行することができます。
ステップ 1. 電源ボタンを5~7秒程度長押しし、システムの電源を入れてから、強制シャットダウンを行います。これを4回ほど繰り返し、コンピュータが自動的にWindows回復環境に起動します。
ステップ 2. 回復環境が表示されたら、「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「スタートアップ修復」の順にクリックします。
方法4. CMDでMBRを再構築する
マスターブートレコード(MBR)は、Windows 11が正常に起動するのを妨げる可能性があります。Windows 11がアップデート後に起動しない問題を解決するには、コマンドプロンプトでMBRを再構築してみることができます。
ステップ 1. Windows 11のインストールディスクまたはUSBをPCに挿入します。そのインストールディスクまたはUSBからPCを起動します。「今すぐインストール」画面で「コンピューターを修復する」をクリックします。
ステップ 2. 「トラブルシューティング」→「詳細オプション」→「コマンドプロンプト」を選択します。
ステップ 3. 以下の3つのコマンドを順番に入力し、各コマンドの後に「Enter」キーを押して実行します。
bootrec /fixmbr
bootrec /fixboot
bootrec /rebuildbcd
ステップ 4. システムを再起動し、Windowsが正常に起動するか確認します。
方法5. PCをリセットする
上記の方法でWindows 11が起動しない、またはWindows 11が起動画面にフリーズすることを解決できない場合、コンピュータを元の設定にリセットするか、Windows 11を再インストールしてみることができます。
ステップ 1. Windows 11が起動しない場合、方法3のステップ1に従ってWindows回復環境に入ります。
ステップ 2. 「トラブルシューティング」→「このPCを初期状態に戻す」をクリックします。
ステップ 3. 「個人用ファイルを保持する」を選択し、その後、画面上の指示に従って、コンピュータのリセットを完了します。
おまけ:Windows 11のシステムバックアップとブータブルメディアを作成
Windows 11が起動しない問題に悩まされている場合、この記事で紹介した5つの解決策を参照して、パソコンを正常に戻します。問題を解決した後、AOMEI Backupper StandardでWindows 11を定期的にバックアップし、ブータブルメディアを作成することをお勧めします。
AOMEI Backupper Standardはシステムとデータを保護するためのバックアップフリーソフトです。このソフトを使用して、ブータブルメディアとシステムバックアップが作成できたら、次回同じような起動問題に遭遇したとき、それらを使ってコンピュータを素早く正常な状態に復元することができます。
では、次のステップに従い、AOMEI BackupperでWindows 11のシステムバックアップを作成しましょう:
ステップ 1. USBメモリまたはCD/DVDをパソコンに挿入します。AOMEI Backupperをダウンロードし、インストールし、起動します。「ツール」→「ブータブルメディアの作成」をクリックし、画面の指示に従ってブータブルUSB/CD/DVDを作成します。
ステップ 2. そして、「バックアップ」タブ→「システムバックアップ」をクリックします。
ステップ 3. デフォルトでWindows 11の起動に必要なドライブがすでに選択されます。したがって、矢印下のボックスまたは逆三角形をクリックし、バックアップの保存先を選択すればよいです。USBメモリ、外付けドライブ、共有フォルダ、NAS、クラウドストレージなど様々なストレージデバイスに対応しています。
ステップ 4. 「開始」をクリックすると、システムバックアップが開始されます。
- 下の3つのオプションをクリックし、バックアップをカスタマイズできます:
- オプション:他のバックアップと区別するためのコメントを書き込んだり、システムバックアップの圧縮レベルを選択したり、バックアップ完了後の電子メール通知を設定したりすることができます。
- スケジュール:この機能では、毎日、毎週、毎月、イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)、USB挿入の5つのモードから、自動バックアップを設定することができます。イベントトリガーとUSB挿入はAOMEI Backupper Professionalなどの上位版へアップグレートした後に利用可能です。
- バックアップスキーム:フルバックアップ、変更された部分のみバックアップする増分/差分バックアップ、古いバックアップの自動クリーンアップを設定することができます。差分バックアップとバックアップの自動クリーンアップはProfessional版で利用可能です。
まとめ
この記事では、Windows 11が起動しない問題を解決する5つの方法を紹介しました。この後、同様の問題に遭遇し、解決策を見つけるのに時間と労力がかかることを防ぐため、AOMEI Backupper Standardを使用して、事前にシステムをバックアップし、ブータブルメディアを作成しておくことをお勧めします。
AOMEI Backupperはバックアップ&復元ソフトであるだけでなく、クローン、同期、ディスク消去ソフトでもあります。2台のPCの間でファイルを同期する場合や、PCにあるデータを復元できないように消去する場合に、役立ちます。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!