Windows 7でシステムイメージを別のHDDに復元する方法

Windows 7のシステムイメージを作成しておけば、いつでもシステムを別のHDDに復元することができます。OSの再インストールは必要ではありません。

ゆき

By ゆき 最終更新日: 2022年01月14日

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はじめに

  • 最近、Windows7が入ってるHDDが正常に動作しなくなります。システムクラッシュやデータ消失などのトラブルが頻繁に起こります。更に、Windows7が起動しなくなることもあります。そのため、このHDDを別のHDDやSSDに交換しようと考えています。

    しかし、Windows7を新しいHDDに再インストールするにはかなりの手間と時間がかかります。より簡単な方法はありますか?

    ――多くのユーザーからの悩み

Windows7でシステムを別のHDDに復元するという方法もあります。この方法なら、OSを再インストールする必要はありませんし、Windows7をそっくりそのままコピーすることができます。

Windows7のシステムイメージ

しかし、Windows7の復元を実行するために、あらかじめシステムをバックアップして、システムイメージを作成しなければなりません。

豆知識システムイメージは、Windowsの動作に必要なドライブ全体を完全にコピーしたファイルです。システムイメージを使用すると、システム設定やプログラム、ドライブ構成、ドキュメントなどのすべてのデータ、インストールしたアプリケーション情報など、パソコンのドライブ全体の情報を一度にまとめて復元することができます。環境も含めて全体が復元されるため、再度環境を整える手間を省くことができます。システムイメージを作成しバックアップする方法

注意事項:
復元実行中にパソコンの電源が切れると、PCが正常に起動できなくなる可能性があります。
システムイメージを作成する場合、正常な環境で作成することをおすすめします。
システムイメージによる復元では、任意の項目のみを個別に選択することはできません。

✿システムイメージを作成した後、次は、Windows7のシステムを別のHDDに復元する2つの方法について解説しましょう~

Windows7の標準機能でシステムイメージを別のHDDに復元

注意:上述のようにこの方法を使うために、まずはWindows7の「バックアップと復元」でシステムイメージを外付けHDDに作成しておく(ついでにシステム修復ディスクも作成した方がいい)必要があります。

>>Windows 7が起動している状態なら、Windows上からシステムの復元が行えますが、このページでは、内蔵のHDDが故障して起動できなくなった場合を想定しています。

✍内蔵HDD交換後、外付けHDDに保存してあるシステムイメージを使用し、Windows7を空のHDDに復元する操作手順は次のとおりです。

1. システム修復ディスクを光学ドライブに挿入し、パソコンの電源を入れます。「Press any key to boot from CD or DVD」と表示されるので、任意のキーを押します。すると「Windows is loading files...」と表示されるので、しばらく待ちます。

   ※CDなどから上手く起動できない場合には、BIOSのブート設定を確認する必要があります。パソコンの取扱説明書などに記載があると思います。

任意のキー

2. そして「システム回復オプション」が表示されます。通常はそのまま、「次へ」をクリックします。

システム回復オプション

3. デフォルトでは「以前に作成したシステムイメージを使用して、コンピューターを復元します。」が選択た状態になっているので、「次へ」をクリックします。

システムイメージを使用

4. 「システムイメージバックアップの選択」が表示されます。通常は、自動的に最新のシステムイメージが選択されるので、内容を確認し、「次へ」をクリックします。

   ※「システムイメージを選択する」を選ぶと、利用可能なシステムイメージ一覧から、復元するイメージを選択することもできます。

イメージバックアップの選択

5. 復元方法の選択画面が表示されたら、そのまま「次へ」をクリックします。

復元方法

注:今回は「ディスクの除外」ボタンが選択できるようになっています。それをクリックすると、回復処理から除外するディスクの選択画面が表示されます。回復処理を行いたくないディスクがある場合、そのディスクを選択し、無い場合、そのまま「OK」または「キャンセル」をクリックして、もとの表示に戻ります。

6. 復元するシステムイメージの確認画面が表示されるので、内容を確認し、問題なければ「完了」をクリックします。

完了

7. データ置き換えの注意が表示されます。システムイメージの復元を始めてもよければ、「はい」をクリックします。復元が始まるので、しばらくそのまま待ちます。

データ置き換え

8. 再起動を促す画面が表示されるので、「今すぐ再起動する」をクリックします。

再起動

パソコンが再起動した後、交換した別のHDD(空)に元のWindows 7環境を復元しました。

第三者のWindows7復元ソフトでシステムを別のHDDに復元

パソコン初心者にとって、1つ目の方法はちょっと複雑なのかもしれません。次はもう一つの方法(サードパーティ製の復元ソフトを使う方法)をご紹介しましょう~(●'◡'●)

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ユニバーサル復元(※異なるハードウェアを搭載した別コンピュータにバックアップイメージを復元するか、またはバックアップ&復元でOSを物理マシンから仮想マシンへ(P2V)移動します。)、NTFSアクセス許可の復元など、もっと高度な機能を使用したい場合、AOMEI Backupper Professionalにアップグレードしてください。また、Windows Server 2012/2016/2019/2022に対応したい場合、AOMEI Backupper Serverを使用してください。企業で台数無制限のPCを守りたい場合、AOMEI Backupper Technicianを選ぶことができます。
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注意:この方法を使うために、まずはAOMEI Backupperの「システムバックアップ」でシステムイメージを外付けHDDに作成しておく(ついでにブータブルメディアも作成した方がいい)必要があります。

簡単・高速にシステムドライブをバックアップ

❉内蔵HDDをパソコンから外して別のHDDをPCに取り付けた後、外付けHDDに保存してあるシステムイメージを使用し、Windows7を別のHDDに復元する操作手順は次のとおりです。

1. AOMEI Backupperによって作成されたブータブルメディアから起動します。

※このブータブルメディアから起動できるようにBIOSで起動デバイスの優先順位を変更する必要があるかもしれません。

2. AOMEI Backupperの画面(※このブータブルメディアから起動するAOMEI Backupperの言語はブータブルメディアを作成する時に使用された言語と一致します。この例の起動画面では日本語表示の状態です。)が表示されるので、「復元」タブ⇒「タスクを選択」または「イメージファイルを選択」をクリックします。そして復元したいシステムイメージを選択して「次へ」をクリックします。

※ヒント:復元したいシステムイメージは、他のコンピュータで作成される場合、「イメージファイルを選択」をクリックして、手動でシステムイメージを追加する必要があります。

復元タスク

3. このステップでは、「このシステムイメージを復元」するか「システムイメージからパーティションを復元」するかを選択します。ここでは、「このシステムイメージを復元」を選択して「システムを他の場所に復元」にチェックを入れて「次へ」をクリックします。

復元ポイントを選択

4. 新しいHDDを復元先として選択して「次へ」をクリックします。そして、操作概要を確認して、問題なければ「開始」をクリックします。

※注:選択したドライブ(パーティション)内のすべてのデータが上書きまたは削除されます。

復元先の選択

5. 復元が完了した後、「完了」をクリックします。シャットダウン後、外付けHDDとブータブルメディアをパソコンから取り外し、起動順位を設定して新しいHDDからWindows7を起動します。

再起動後は、パソコンはシステムイメージをバックアップした時の状態に戻りました。

おわりに

Windows 7でシステムイメージを別のHDDに復元する2つの方法は以上です。Windows 7システムバックアップからの復元、作業自体(特に、AOMEI Backupper Standardを使用するもの)は全く難しくありません。内蔵ハードディスクの故障時はもちろんですが、容量アップなどの目的で換装する時にも便利だと思います。

ゆき
ゆき · この記事を書いた人
ゆきは、AOMEI Technology会社の編集者として長年AOMEI製品についての記事やコンピュータに関する記事を翻訳したり、書いたりしています。パソコンの基礎知識とか、AOMEI製品のバックアップ&復元、クローン、同期などの機能について詳しいです。 IT業界に対して深い興味を持っています。そのほか、旅行、アニメ、音楽、色々なことに趣味があります。