Windows 7が起動しない場合の対処方法4つ｜CMDとスタートアップ修復

ユーザー事例：Windows 7が起動しない

Windows 7が起動しない原因

システムパーティションの破損、システムファイルの欠落などのエラー

「Oparating System Not Found」（オペレーティングシステムが見つかりません）、「Invalid partition table」（パーティションテーブルが無効です）、「Bootmgr is missing」（Bootmgrが見つかりません）などのエラー

起動しないWindows 7を修復する方法

このパートでは、Windows 7が起動できないという問題が発生した場合の対処法を紹介します。この問題に悩んでいる方、ぜひ読み進めてください。

• 方法1. スタートアップ修復で起動しないWindows 7を修復
• 方法2. CHKDSK.exeで起動しないWindows 7を修復
• 方法3. Bootrec.exeで起動しないWindows 7を修復
• 方法4. DiskPart.exeで起動しないWindows 7を修復

方法1. スタートアップ修復で起動しないWindows 7を修復

スタートアップ修復ツールは、オペレーティングシステムが起動しないときに非常に役立ちます。コンピュータをスキャンして、正常に起動できるように、Windows 7が起動できない原因となる紛失または破損したファイルを修正することができます。

手順 1. コンピュータにWindowsインストールメディアを挿入します。

手順 2. Windows 7コンピュータの電源を入れて、パソコンメーカーのロゴが表示されると、パソコン／マザーボードのメーカーによって特定のキーを連打し、「BIOS」に入ります。

手順 3. 矢印キーで「Boot」タブに移動し、インストールメディアによってCD／DVDまたはUSBメモリを最初に起動するドライブとして設定し、「F10」キーを押して設定を保存し、パソコンがインストールメディアから起動します。＊BIOSの種類によって手順が異なる可能性があるのでご注意ください。

手順 4. Windows 7のインストールファイルが読み込まれるまで待ちます。「詳細ブートオプション」が表示されたら、キーボードの「↑」キーまたは「↓」キーを押して「コンピューターの修復」を選択し、「Enter」キーを押します。

手順 5. 「システム回復オプション」が表示されるので、「次へ」をクリックします。

手順 6. 「システム回復オプション」画面が表示されるので、「スタートアップ修復」をクリックします。

「スタート修復」はWindows 7が起動しない問題を自動的に修復することができます。ちょっと時間がかかって、少々を待ちください。

方法2. CHKDSK.exeで起動しないWindows 7を修復

多くの場合、Windows 7はスタートアップ修復によって修正できます。しかし、スタートアップ修復が終わらないという問題に遭遇する可能性があります。または、「スタートアップ修復ではこのコンピュータを自動的に修復できません」というエラーメッセージが表示されることがあります。

こういう時では、「スタートアップ修復」でWindows 7を修復することはできません。CHKDSKコマンドを使用して起動しないWindows 7を修復してみることができます。

手順 1. 「システム回復オプション」ウィンドウで、「コマンドプロンプト」をクリックします。

手順 2. コマンドプロンプトウィンドウで「chkdsk c /f /r」と入力し、Enterキーを押します。

★説明

c：修復したいディスクのドライブ文字

/f：不良セクタではなく、ディスクエラーをチェックします。

/r：ターゲットハードディスク上の不良セクタを見つけて、不良セクタから読み取り可能な情報を回復します。

手順 3. プロセスが終了したら、コマンドプロンプトを終了して、Windows 7を正常に起動できるかどうかを確認できます。

方法3. Bootrec.exeで起動しないWindows 7を修復

手順 1. 「システム回復オプション」ウィンドウで、「コマンドプロンプト」をクリックします。

手順 2. 次のコマンドを入力し、Enterキーを押してWindows 7でMBRを修正します。

bootrec /fixmbr

手順 3. 以下のコマンドを入力してEnterキーを押してWindows 7のブートセクタを修復します。

bootrec /fixboot

手順 4. 以下のコマンドを入力し、Enterを押してWindows 7でbootmgrが見つからないことを修正します。

bootrec /scannos

手順 5. 次のコマンドを入力し、Enterキーを押してBCDを再構築します。

bootrec /rebuildbcd

手順 6. 次のコマンドを入力し、Enterキーを押してWindows用のブートセクタを再構築します。

bootsect.exe /nt60 all /force

★説明

/ nt60：BOOTMGRと互換性のあるマスターブートコードを適用します。

/ all：すべてのパーティションのマスターブートコードを更新します。

/ force：Bootsect.exeツールが排他的なボリュームアクセスを取得しないように、ブートコードの更新中にボリュームを強制的にマウント解除します。

方法4. DiskPart.exeで起動しないWindows 7を修復

「bootrec /fixmbr」と「bootrec /fixboot」が機能しない場合、Diskpart.exeでブートセクターコードを復元してみることができます。「システム回復オプション」の「コマンドプロンプト」に移動し、以下のコマンドを入力し、各コマンドの後にEnterキーを押して実行します。

diskpart

select disk 0

list volume

d:

cd boot

dir

bootsect /nt60 SYS /mbr

★説明

インストールディスクのドライブ文字を確認するために、「list volume」コマンドを実行します。実行した後、「Type」列で「CD-ROM」と表示されるボリュームを探します。ここでは、「D:」を例にしています。自分の状況に応じて置き換えてください。

bootsect /nt60 SYS /mbr：インストールディスクを使ってブートセクターコードを復元します。

オススメ：Windowsが起動しない場合に備え、システムイメージを作成しておく

ご覧のように、システムが起動しない問題を修復するには、非常に面倒くさいです。しかも、すべての方法を試しても修復できない可能性もあります。もし、問題が発生する前に、システムのバックアップが作成できたら、これらの方法を使わず、システムバックアップを復元することで、パソコンを簡単に以前の正常な状態に戻せます。

システムのバックアップを作成するために、信頼性の高いバックアップ＆復元ソフトが必要です。ここでは、フリーソフト-AOMEI Backupper Standardの使用をお勧めします。このソフトの「システムバックアップ」機能によって、深刻なシステム問題に対応できるシステムイメージを作成できます。また、このソフトは次のようなメリットがあります：

システムに加えて、ファイル、パーティション、ディスクをバックアップすることもできます。

内蔵／外付けHDD／SSD、USBメモリ、NAS、CD／DVD、クラウドストレージ（Googleドライブ、OneDrive、Dropboxなど）、共有フォルダーなどのほとんどのストレージデバイスをバックアップ先として選択することができます。

毎日、毎週、毎月、USB挿入、イベントトリガー（システム起動／シャットダウン、サインイン／サインアウト）の5つのモードから自動バックアップを設定することができます。

増分バックアップを設定して、1回のフルバックアップした後、これから数回のバックアップは変更されるデータのみをバックアップします。ターゲットディスクの容量を節約することができます。

バックアップモード（使用しているセクターのみをバックアップ／完全なバックアップを作成）、圧縮レベル（高レベル／普通／なし）、バックアップサービス（Microsoft VSSバックアップサービス／AOMEIバックアップサービス）を設定することができます。

Windows 11／10／8.1／8／7／Vista／XPに対応しています。

システムをバックアップするには、以下の手順を参照してください。開始する前に、まず下のボタンをクリックし、AOMEI Backupper Standardをダウンロードし、インストールします。

手順 1. AOMEI Backupper Standardを開きます。そして、「バックアップ」→「システムバックアップ」をクリックします。

手順 2. Windows 7の起動に必要なドライブが既に選択されます。バックアップ先だけを選択すればよいです。＊システムクラッシュなどによるデータ破損を回避するために、内蔵ドライブ以外の場所にバックアップすることをお勧めします。

手順 3. （オプション）「スケジュール」をクリックし、「スケジュール」をクリックし、「自動バックアップを有効にする」のスイッチをオンにして、ニーズに応じて自動バックアップの頻度を選択します。「はい」をクリックします。

▶ 他の2つのオプション：

オプション：コメントを書いたり、バックアップの圧縮レベルを選択したり、メール通知を設定したりすることができます。

スキーム：フル／増分／差分バックアップ、古いバックアップの自動削除を設定することができます。ディスク容量を節約することができます（差分バックアップと古いバックアップの自動削除はAOMEI Backupper Professionalで利用可能）。

手順 4. 問題がなければ、「開始」をクリックします。

▶ ヒント：

システムバックアップを復元する方法については、「AOMEI Backupperでシステムイメージを復元」をご参照ください。

システムが起動できない場合に備え、ブータブルメディアを作成しておくことをお勧めします。ブータブルメディアがあれば、システムが起動できない場合でも、作成されたシステム／ディスクバックアップを正常に復元できます。

まとめ

以上は、Windows 7が起動しない場合の対処方法4つでした。お役に立てば幸いです。

問題が解決された後、AOMEI Backupper Standardを使用してシステムを定期的にバックアップすることをお勧めします。こうすれば、またこのようなシステム問題が発生した場合、バックアップを使用してシステムを簡単かつ高速に正常な状態に戻せます。今すぐダウンロードし、あなたのPCを守りましょう！