Windows Serverバックアップ暗号化 - データの二重保護
この記事では、大切なデータを保護するためにWindows Server 2022/2019/2012/2008(R2)のバックアップをパスワードで暗号化する方法を紹介します。
バックアップ暗号化 - データの二重保護
データのバックアップをとっておくことが非常に重要です。何か悪いことが起こったら、バックアップから復元することができます。ただし、単一のバックアップを作成するだけでは不十分です。
例えば、誰かがあなたのバックアップを盗んでその上のデータを入手するかもしれないと心配すること。
不正アクセスからサーバーを保護するために、Windows Serverバックアップをパスワードで暗号化する必要があります。
暗号化を設定すると、データの機密性を保護できるようになります。パスワードを知っている人だけがイメージにアクセスでき、他人はアクセスできません。
バックアップと暗号化により、データを二重に保護できます。
サーバーバックアップでBitLockerを使用
Windows Serverには、ハードディスクを暗号化できる機能BitLockerが搭載されています。この機能を使用すると、データの盗難やリムバーブルデバイスに保存されているデータの漏洩を予防することが可能です。
ここで、BitLockerを使用してServerのバックアップを実行!
まず、サーバーマネージャでこの機能を手動で追加する必要があります。
1. [スタート]ボタンをクリックし、[管理ツール]を選び、[サーバーマネージャ]をクリックします。
2. [サーバーマネージャー]のナビゲーションウィンドウで、[役割と機能の追加]をクリックします。
3. [BitLockerドライブ暗号化]を見つけて、[次へ]をクリックします。
4. [インストール]をクリックします。 ウィザードが終了したら、[閉じる]をクリックし、必要に応じて[はい]をクリックしてサーバーを再起動します。
次に、バックアップするディスクにドライブレターを割り当てる!
1. サーバーマネージャのナビゲーションウィンドウで、[記憶域]→[ディスクの管理]を順にクリックします。
2. バックアップするディスクを右クリックし、[ドライブ文字とパスの変更]をクリックします。
3. [追加]をクリックし、ドロップダウンメニューから[ドライブ文字]を選び、[OK]をクリックし、次へ進みます。
4. [はい(Y)]をクリックし、サーバーマネージャを閉じます。
最後、BitLockerをオンにする!
1. [スタート]→[コントロールパネル]を順にクリックします。[システムとセキュリティ]を選択し、[BitLockerドライブ暗号化]を選びます。
2. 保護したいディスクごとに[BitLockerを有効にする]をクリックし、[はい]をクリックします。
3. 暗号化後にドライブのロックを解除する方法を選択します。パスワードを使用すると、印刷するかファイルに保存することができます。
4. [暗号化の開始]をクリックします。ドライブのサイズとデータ量によっては、ドライブの暗号化に数時間かかる場合があります。
5. 暗号化が完了したら、作成したBitLockerパスワードを使用してバックアップしたディスクのロックを解除します。Serverのバックアップ、ファイル/フォルダーの復元などは期待どおりに機能します。
- ドライブ、フォルダ、およびファイルがバックアップされると、暗号化されていないバージョンがサーバーに保存されます。
- システム全体の復元中に、この暗号化されていないバージョンがコンピュータにコピーされます。システム全体の復元が正常に完了したら、サーバーでBitLockerを再度アクティブにする必要があります。
- BitLockerドライブ暗号化は、Windows 7/8/8.1/10/11、およびWindows Server 2008以降の一部のエディションで利用しかできません。Windows Server 2012/2012 R2バックアップ暗号化の設定は、2008年版と非常によく似ています。
- バックアップファイルにBitLockerドライブ暗号化を使用して暗号化を設定することはできません。でも心配しないで、読み進めて、バックアップファイルにパスワードで暗号化を設定する方法を学びましょう。
バックアップに暗号化を設定する方法!
AOMEI Backupper Server版は、データ保護についての機能も提供します。
AOMEI Backupperを使用すると、バックアップに暗号化を設定でき、時間と労力を大幅に節約します。
ITサービスプロバイダーや企業である場合、台数無制限のPC向けAOMEI Backupper Technician版と台数無制限のPC&サーバー向けAOMEI Backupper Technician Plus版をお勧めします(*クライアントに有償技術サービスを提供できる)。各AOMEI Backupper(AB)バージョンの比較
NOTE:このソフトは Windows Server 2003、2008、2012、2016、2019、2022、2025(R2を含む)、SBS 2003、2008、2011、2019およびWindows PCシステムをサポートします。
では!AOMEI BackupperでWindows Serverバックアップをパスワードで暗号化する方法を見てみましょう~
1. AOMEI Backupper Serverをダウンロードし、インストールして起動します。「バックアップ」→「ファイルバックアップ」をクリックします。ニーズに応じて他のバックアップモードを選択できます。
2. 「ファイルを追加」または「フォルダを追加」をクリックして、バックアップしたいファイルを選択します。そして、矢印下のボックスまたは逆三角形をクリックし、バックアップの保存先を選択します。内蔵/外付けHDD/SSD、USBメモリ、SDカード、共有フォルダ、NAS、クラウドストレージなどほとんどのストレージデバイスに対応しています。
3. バックアップファイルを暗号化するには、「オプション」をクリックし、「バックアップの暗号化を有効にする」のスイッチをオンにして、パスワードと確認用のパスワードを入力し、「はい」をクリックします。
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オプション:バックアップの暗号化に加えて、コメントを書いたり、バックアップの圧縮レベルを変更したりすることができます。
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スケジュール:毎日/毎週/毎月/イベントトリガー(システム起動/シャットダウン、サインイン/サインアウト)/USB挿入の5つのモードから自動バックアップの実行を設定することができます。
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バックアップスキーム:フル/増分/差分バックアップ、バックアップの自動クリーンアップを設定することができます。
4. すべての設定を確認し、「開始」をクリックします。
まとめ
AOMEI Backupperはデータセキュリティのために設計されているソフトです。Windows Serverのバックアップ暗号化を設定することで、データが二重に保護されていることを確認できます。
AOMEI Backupperはバックアップと復元専門ソフトです。お使いのパソコンを異なるハードウェアに復元することもできます。さらに、AOMEI Backupper Server版は、ServerシステムとWindowsシステムのすべてのエディションをサポートします。今すぐダウンロードし、使ってみましょう!