ディスククローンについて

ディスククローンとはハードディスクのすべての内容をイメージファイルとして別のハードディスクに丸ごとコピーすることです。つまり、ディスククローンは、オペレーティングシステム(OS)、すべてのパーティション、ファイル、アプリケーション、設定などの内容を含むディスク全体を別のディスクにコピー、移行することです。大容量HDDのデータ移行に適用されます。

ブートディスク(システムディスク)の容量が足りなくなった場合や、パソコンの処理が遅い(動作が重い)場合、ディスククローンを利用して、ディスクを容量の大きいHDDまたはSSDにアップグレードして、PCのパフォーマンスを向上させることができます。OSの再インストールやアプリの設定などの手間と時間を省きます。

ディスククローンとディスクバックアップ

ディスククローンとディスクバックアップはよく似ていて、どちらもディスクのアップグレードや交換に役立ちますが、いくつかの相違点があります。

ディスクバックアップはディスク全体をイメージファイルにコピーすることです。しかし、アップグレードや交換の前に、バックアップイメージを新しいハードディスクに復元する必要があります。

では、どのような場合にディスククローンとディスクバックアップを使うかについて説明しましょう:

>> 万が一に備えてコンピュータの設定をコピーしたい場合、ディスククローンをお勧めします。

>> ディスクのアップグレードや交換を簡単かつ高速に行いたい場合、ディスククローンをお勧めします。

>> ディスクを定期的にバックアップすることにより、継続的にデータを保護したい場合、ディスクバックアップをお勧めします。

>> OSを異なるハードウェア構成の新しいコンピュータに移行したい場合、ディスクバックアップを作成してから、異なるハードウェア構成の新しいコンピュータに復元することをお勧めします。

安心安全なディスククローンフリーソフトウェアを探している方は、ぜひ読み続けてください。

Windows 10/11に最適なディスククローンソフト

AOMEI Backupper ProfessionalはWindows 11/10/8/7/XP/Vista用の最高のディスククローンソフトウェアとして、ディスクを正常にコピーして、安全な起動を確保することができます。また、特定のパーティションをクローンすることもまだ使用できます。以下では、AOMEIディスククローン機能について詳しく説明します。

  • インテリジェントクローン:不良セクタをスキップしながら、使用済みセクタのみをあるハード ドライブから別のハード ドライブにクローンできます。そのため、ディスクをより小さな SSD に簡単にクローンしたり、不良セクタを含むディスクを問題なくクローンしたりできます。
  • セクター単位のクローン:ディスクの全セクタを別のディスクにクローンすることができるので、ハードディスクをより大きなドライブにクローンしたり、システム予約パーティションを新しいハードディスクに移動したりすることが簡単にできるようになります。
  • SSD 4Kアライメント:この機能を利用して、SSDディスクの性能を向上させることができます。
  • ディスクのサイズ、ディスクのインタフェース及びブランドに関係なく、あらゆる種類のHDDとSSDをクローンすることができます。例えば、大きいHDDを小さいSSDにクローン、HDDをSamsung SSDにクローン、SATA SSDをクローン、NVMe SSDをクローンなどです。
  • 複数のディスクブランドに対応します。Windowsを外付けハード ドライブ、SSD、ネットワーク ドライブ、NASなどにクローンできます。これは以前のシステムにも当てはまります。

AOMEI Backupperでディスククローンを作成する方法

ここでは、AOMEI Backupper Professionalを例として、ステップバイステップでディスククローンを実行する方法を説明します。始める前に、このソフトをコンピューターにダウンロードし、インストールし、開く必要があります。

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ここでは、ハードディスクのクローンを作成する方法について、詳しい手順を説明します。

1. 左側のメニューから「クローン」を選択し、「ディスククローン」を選択します。

ディスククローン

手順 2. ソースディスク(コピーしたいディスク)を選択します。そして「次へ」をクリックします。

ソースディスク

手順 3. ターゲットディスク(クローン先のディスク)を選択します。そして「次へ」をクリックします。

ターゲットディスク

※注意:クローン中、ターゲットディスク上の既存のデータがすべて上書きされます。事前に重要なファイルをバックアップしておいてください。

手順 4. 操作概要が表示され、設定を確認します。そして、下にある3つのオプションで、クローンをカスタイマイズすることができます。

a). ターゲットディスク上のパーティションのサイズまたは位置を調整したい場合、「パーティションを編集」をクリックします。利用可能なオプションは次の通りです。

パーディションスタイルを編集

ⅰパーティションのサイズを変更せずコピー:クローン元のパーティションのサイズや位置を変更せずそのままクローン先のディスクにコピー、移行します。このオプションを使用すると、ディスククローン後、ターゲットディスクに未割り当て領域が作成されるかもしれません。こういう場合、AOMEI Partition AssistantまたはWindowsの「ディスクの管理」で未割り当て領域を処理できます。例えば、ドライブ文字を割り当てたり、新しいパーティションを作成します。

ⅱ各パーティションに未使用領域を追加(AOMEI Backupper Professionalなどの上位版で使用可能):ターゲットディスクのサイズに合わせて、ターゲットディスク上のパーティションサイズが自動的に変更されます。このオプションは、小容量ドライブから大容量ドライブへのクローンに役立ちます。ディスク全体の容量に合わせてすべてのパーティションのサイズは均等に調整されます。ターゲットディスクの全容量を活用できます。

ⅲパーティションのサイズを手動で変更(AOMEI Backupper Professionalなどの上位版で使用可能):スライドバーをドラッグすることによって、手動でパーティションのサイズと位置を調整します。このオプションを使用すると、必要に応じて各パーティションのサイズを簡単に変更することができます。

b). セクター単位のクローン:使用されているかどうかに関わらず、ソースディスクのすべてのセクターをターゲットディスクにコピーします。ターゲットディスクのサイズがソースディスクと同じまたはより大きい必要があります。一般的に、ターゲットディスクの容量を節約するためにこのオプションにチェックを入れません。「セクター単位のクローン」チェックを外すと、ソースディスクの使用済み領域のみクローンするので、大きいディスクから小さいディスクへのクローンができます。

c). SSD 4Kアライメント:ハードディスクをSSD(ソリッドステートドライブ)にクローンする場合、SSDのパフォーマンスを最適化するために、このオプションをチェックすることを強くお勧めします。

手順 5. 最後に、「開始」をクリックします。プロセスが完了するまで待ちます。終わったら「完了」をクリックします。ソースディスクのサイズにより、ディスククローンに数時間がかかる場合もあります。

開始

注意事項

●クローン後、ターゲットディスクにアクセスできるように、ターゲットディスクをパソコンに取り付ける必要があります。ソースディスクとターゲットディスクは異なるタイプ(一つはMBR、もう一つはGPT)である場合、ターゲットディスクから起動するためにBIOS/UEFIでブートモードを変更する必要があります。

●ターゲットディスクがほかの実行中のプログラムまたはアプリケーションにロックされた場合、AOMEI Backupperはコンピューターを再起動して、「再起動モード」でディスククローンを実行することを要求します。

●「セクター単位のクローン」が選択された場合、「パーティションを編集」は使用できません。また、暗号化されたディスクについて、AOMEI Backupperはデフォルトで「セクター単位のクローン」に設定されます。

●ソースディスクにNTFS以外のパーティションやFAT32パーティションがある場合、AOMEI Backupperはデフォルトで「セクター単位のクローン」を使用してこれらのパーティションをクローンします。

●ソースディスクのサイズにより、ディスククローンにかかる時間が異なります。そのほか、USB接続、ターゲットディスクまたはソースディスク上の不良セクター、古いパソコン上の設定などの原因も操作速度に影響するかもしれません。

●ディスククローンはダイナミックディスクのクローンをサポートしません。ダイナミックディスクをクローンしたい場合は、システムクローンまたはパーティションクローンをご利用ください。